ブログ「日々整体」

ミニオンズはいい映画に違いない!

ちょっと前にも書いたような気がしますが、最近の私は顔をみてその人の体の状態を予想する事がモーストフェイバリットホビーだったりします。ただ、顔を見て予想ができるのは健康状態だけじゃなかったりします。


ある日のことですが、家でくつろいでいるときにテレビにはミニオンズという映画が映っていました。
ちら見程度しか見ていないので話はまったくわからないのですけど、主役という感じの女性の顔がどう見ても悪役だなぁとそんな事を思いました。映画を最初からみていればその女性が悪役であることはすぐにわかったのかもしれませんが、私がみている限りではそういう振る舞いはまったくなくて、おかしいなぁと、案外つまらない映画なのかもしれないなんて考えていました。ちなみに、今、名前を調べてみたら、スカーレット・オーバーキルという名前で、それだけで悪女だとわかるようになっていたようです。


彼女の顔立ちですが、顎が小さく、目が大きくちょっと飛び出しているように見えます。
子供の頃に呼吸の働きが弱く、喘息とか肺炎とかやっていたのでしょう、呼吸器の働きが弱かったであろうと思われます。それで、そのままの状態で大人になってしまったような印象です。なお、生まれつき弱かったのかもしれませんが、こういう場合は育て方にちょっと工夫が必要で、そこさえ間違えなければ呼吸器の弱さは解消して健全な成人になる事は十分に可能であろうと考えています。


ところが、そういう子供はたいてい無理矢理に咳を止めたり、熱をさげてしまっています。
そのせいで、呼吸器が弱いままになってしまう傾向が顕著です。そういう人が30とか40歳になってどうなるかというと、彼女の顔立ちから考えるとめまいとか動悸に悩まされるようになっているんじゃないでしょうかね。最近じゃ動悸なんかはパニックとか不安症とか言われることが多いようですけど。


それと、名前を調べたときにおどろいたのですが、小さな頃は歯の矯正をやっていたそうです。
彼女のように呼吸器が弱いと顎が弱って歯が真っ直ぐに生えてきません。実際に彼女の顎は小さくて形がはっきりとしていません。彼女の姿形は体の状態がきちんと反映されているように私には見えるわけです。

また、目の形についても考察しておきましょう。
あのような目の状態であるということは甲状腺の働きが悪くなっているということがわかります。これは呼吸器の問題が腎臓の働きに影響をしていしまっているということがいえますね。


で、しばらく画面から離れて別の事をしていたのですけど、映画の終わりのあたりであろう部分を再び見てみたら、


「あぁ、やっぱり悪役だったのね。」


ということがわかって、評判通りやはりいい映画なのだろうなぁと、そんな事を思ったわけです。


さて、体がそんな状態で、決して健全とはいえませんが、だからといってヒロインにはなれないというのはおかしいと思う人もいるかもしれません。


「体に難があるから主役になれないというのは病人に対する偏見だ!」


なんて、正義感あふれる人ならばそんな事を言うかもしれませんね。



しかし、私がなぜこんな事を考えるかというと、彼女のような体の状態ですと根気よくとか、粘り強くとか、時間をかけてなにかを成し遂げるということができない状態であるからです。簡単に説明するなら、長く何かをやり続ける事を息長くなんて表現することがありますが、呼吸器の働きが弱いのですから息が長くなるはずがないのです。


私達の日常において例えるなら、


「お金持ちになりたい!」


なんて思ったとしても、働いて稼ぐということができない状態であるといえます。
で、どうなるかというと宝くじを当てようととか、お金持ちと結婚しようとか、そういう一攫千金を得るという発想しかできません。コツコツ、一生懸命に働いてお金を貯めるなんていうことができない事は本能的、感覚的にわかるのです。仮にやってみてはじめてみたとしてもすぐに諦めてしまうはずで、そうであればどうすればできるかなんていう思考をはじめます。


スカーレットは自分の事をちゃんと知っている女性なのでしょう。
地位とか名誉とかお金とか、そういう物が欲しいと思ったときには、盗むとか、騙すとか、そういう手段でしか手に入れることができない事をわかっているわけです。だから、まっとうな方法で挑戦するということを一切やらないのです。彼女の場合は、才能があって非常に頭がいいということが災いしたのでしょうけどね。


普通に体の弱い人であれば、


「自分には無理!」


ということで早々に諦めるのです。
だから、彼女のような体の状態だからといってほとんどの人は悪事を働くことなんてないのですけどね。

余談ですが、たまにテレビのニュースでみかける事件で、どう考えても合理的でない発想をしていると思われる人はたいていこんな状態の人だったりします。そいういう視点をもって、ニュースなんかをみているとちょっと違った楽しみ方ができますね。



「どういう人相の人が、どういう内容の事件を起こしているか?」



なんて具合に予測するのです。
で、おそらく腎臓の弱い人が起こした事件なのだろうなぁとか考えて、顔写真がでてきたら答え合わせをしてあたったとかはずれたとかそういう遊びができるわけですけどね。



さらに余談ですが、周りを見回した時に、こういう人は珍しくない程度には見かけるはずです。
仕事なんかだとわかりやすいでしょうか。ちょっとハードルの高めの仕事を頼んだときに、


「それはできません。」


とか言っちゃう人の顎や歯の状態をこっそり観察してみるといいでしょう。
教えてもらおうとか覚えようとかそういう発想がなかったり、手をつけはじめてもそうそうに諦めたりへこたれたりと、できることしかやろうとしないでイレギュラーなことが起こったときには、怒り出したり、我関せずを決め込むような人に思い当たる人はいませんかね?スカーレットの場合は細身ですが、ぽっちゃりした体型にでることもあるので、そういう人で思い当たるのは男性になっちゃいますがハリーポッターにでてきた養父のダーズリーなんかが同じタイプじゃないでしょうかね。


一応、ホローしておきますが、適材適所を間違えるとうまく実力を発揮できないタイプの人間というだけで、こういう人は仕事ができないというわけではありませんからね。


話を元に戻します。


スカーレット・オーバーキルという女性は非常にキャラが立っている登場人物なわけです。
彼女のキャラは、セリフ、表情、行動で表現されているだけでなく、顔や体の形にまで落としこまれているのですから。おそらくですが、具体的なモデルになった女性がいるのじゃないでしょうかね。具体的にいないのであれば複数の人間の特徴を掛け合わせて作られたキャラクターだと思いますけどね。そうでなければこの外見はありえません。


それで、私は思うわけです。
これだけ作り込まれているキャラがストーリをすすめるわけで、そんな映画がつまらないはずがない、つまりミニオンズという映画はかなり面白いはずです。


念押ししておきますが、私はこの映画をほとんど見ていません。
だから、この記事は通しても15分程度ちら見していた程度で内容をまったく知らない私が、彼女の見た目の印象と立ち振舞だけをみて私が語っているというものだったりします。だから、とんでもなくトンチンカンな内容になっているかもしれませんけどね。遊びみたいなもんではありますが、そう大きくは外していないと思うのですがどんなものでしょうか?









関連カテゴリー< めまい不安症、パニック症

うちなんか紹介したら駄目だよという話

「知り合いにこういう人がいるんですが?」


うちに来て元気になった人がよくいうセリフです。
そういう人には、


「その人が本当に困っていて元気になりたいと思っているなら、こういうところもあるけどと声をかけてみたらいいんじゃないですか。でも、うちなんて安易に紹介したら駄目ですよ。」


なんて答えています。


大層な言い方になっていますけどね。
人として暮らしていれば、辛い事、苦しい事、悲しい事などいろいろあるわけですよ。最近は、そういうのは薬を飲んでやり過ごしましょうなんていうのが流行しているように感じています。そんなことをやっていれば体がおかしくなってしまうのは当然のことです。


体の不調や病気も実は同じことでしてね。
薬でごまかしていると体がおかしくなってしまいます。最近、増えている耳鳴り、めまい、不安症なんかの相談はそのいきつく先だったりします。もちろん、すべてがそうではありませんが、感覚としては8~9割ぐらいは向き合わなきゃいけない体の問題を薬でごまかしているからでしょうか。原因がわからないということは、副作用で起こっている問題にも気づけないということでしてね。私からすると、呆れ果ているようなことが体に起こっています。


繰り返しますが、生きてりゃいろいろ起こるわけですよ。
だから、嫌な、目を背けたくなるよう出来事でも、ちゃんと向き合って気持ちを切り替えていかなければいけません。それには、誰かのアドバイスや手助けが必要だったり、時間が必要だったりするときもありますけどね。それなのに、


「ストレスが原因で辛くなっているので薬を飲んで様子をみましょう。」


なんて、愚かしい事この上ないと思いますけどね。



体の問題も同じです。
病気はちゃんと自分の体の力で治してしまわなければいけません。薬の助けを借りていると、薬の助け無しで生きることができない体になってしまいます。そんな体で、豊かで幸せな人生なんておくれるわけがないんですよ。



自律神経の働きを整えるということはこういう感覚が一番大切です。
それがわからない人に、わたしの事なんて紹介したって変人扱いされますし、相手が駄目な人だったりすると疎まれたり恨みを買ったりすることすらあります。だから、


「うちなんか安易に他人に紹介したら駄目ですよ。」


来られている人には、そういう風に話すようにしていますね。






サイト内の記事がいろいろおかしいという話

なんのきなしにパニック、不安についての記事を見直したら、かなり内容がおかしいです。
正確にいうならおかしいというのではなく、私の考え方、捉え方に変化がでてきているということではあるのですけどね。

おそらくほじくっていけばいろんなところに矛盾があるでしょう。
サイトの記事をみて相談にこられたのだけど実際に私の説明を聞いたら、


「なんかサイトでの説明と中身が違う。」


なんていうことが結構起こっていそうですね。


特に大きな変化で言うと、


「自律神経の働きに異常がある。」


という表現は、今は一切していません。
なんでかというと、今は自律神経の働きに異常があると、人はすぐにでも死んでしまうと考えているからです。

どうして、そう変わったかというと、自律神経というのは常に元気に健康になろうと一生懸命に働いているというのがわかってきたからですね。動悸がでるのも、不安になるのも、めまいがするのも、耳鳴りがするのも、本当は体が元気に、健康になろうとしているときに起こるもので、ほとんどの人がその自律神経の働きを邪魔してしまうから駄目なんだと、今はそういう風に考え方がかわってきています。


それなのに、


「不安、パニックは自律神経の異常だ。」


なんていう記述が次から次からと・・・・。
思いつくままに好き勝手に継ぎ足してきたサイトですから、あちこちに矛盾がでているだろうと考えてはいました。ですからいずれは全体を見直して修正した方がいいのかもしれませんが、この矛盾を解決するのはおそらく無理でしょうね。なぜなら、一時的に修正したって、どうせまた私は違う事を言い出して、違うように表現するようになるのですから。そんなものいちいち書き換えていられませんので、このサイトの内容は今後ますます混沌としてゆくことになることが予測されます。


で、この考えにいたった時点で、とくに大きくかわっているのは耳鳴り、めまいなんかについての考え方であることに気が付きます。このあたりになってくると、もう恐ろしすぎて見直すことすら不可能になっているといえます。まぁ、外からみたら変なのでしょうけど、私からすると考えが足りなかったり、理解が深まっているだけで私自身はなんの矛盾も感じていませんから、もうこれでいいといことにしておきましょうかね。


そういや平松伸二という漫画家がいます。
ブラック・エンジェルズという漫画の作者なんですが、話の途中でほとんどの登場人物が死んでしまいます。その中の一人に頭部をマシンガンで撃ち抜かれてしまった人がいるのですが、しれっと再登場してきて、


「いんだよ、こまけぇことは。」


の一言で有耶無耶にしています。


私はこの生き方を見習うことにしようと思います。






東京の人たち その1

品川、日暮里で整体させてもらっている人たちの様子をちょっと紹介してみます。


ただ、こういうのを紹介すると、


「その事例は私と同じだ!」


と言い出す人が必ずでてきます。
ところが、実際に体の様子をみてみると間違いなく見当違いだったりします。こういう事を言い出す人って、唐突な思いつきだったり、ひらめきにこだわって視野が狭くなっているのです。ちゃんと説明をしてもまったく聞き耳をもちませんから、ほぼどうしようもないからろくな説明をできないまま帰ってもらうことが多いですね。





1.40代 女性 耳鳴り
ひどい耳鳴りでまともに生活ができなくなっているとのことでした。
心の問題だなんて言われて薬をつかってごまかしていたようですが、ごまかしが効かなくなって相談にこられました。ショッキングな出来事があって、それをきっかけにひどい耳鳴りがなりはじめたようですが、私が見たところそれはただの引き金でしかありませんでした。ちょっとした問題があって腕の疲労が抜けない状態になっていましたね。で、


「こんなもんはただの腕の疲労だ。」


と説明しました。
こういう時、大半の人は、メンタルと自律神経の異常が原因だということに固執してしまいますね。初回の整体で、音が小さくなったので聞く耳をもったのかもしれません。


2.30代 女性 
数回通ってこられて体の様子がかわってきました。むくみがひどかったのですが、それがスッキリとし体が引き締まってきているのに本人の感覚では顔がむくんでまぶたが重いのだとか・・・。
私が何かを見落としている可能性がありますが、私には20代の頃の体に戻してくれといっているように聞こえています。確かに、体によくなる余地は残っているのですが、扁桃腺を切ってしまっていることがネックになってそうは簡単にいかないものでどうしたものかと思案中です。
扁桃腺は切ってしまってもいいというものではないということは知っておいてほしいですね。


3.30代 女性
頭痛、足のしびれ、逆流性食道炎があるとのことでした。
でも、胃が馬鹿になって食べ過ぎてしまっているだけでしたね。食事についての考え方を説明して、食生活を改善するよう指導しました。ストレスが原因だなんていう、見当違いのアドバイスを真に受けているせいで体をおかしくしてしまっているケースです。


4.50代 女性
ご主人が単身赴任のせいで気持ちが落ち着かず体を壊しているという非常に珍しいケースでした。
常に不安がつきまとっていて心が安定しない状態で3年ほど生活していたようです。なんでもかんでもストレスのせいにしてしまう傾向のある世の中ですが、本当に心の問題で体を駄目にしている人をみるのは今年は5人目ぐらいじゃないですかね。不安、ストレスで体がおかしくなっている人の体は、私には生きるのを辞めようとしているように見えますね。


5.40代 女性 耳鳴り
肩腰の痛み、生理不順、ホットフラッシュなどを訴えておられました。
こういうのは原因は1つで並列で考えてよい体の問題です。2回ほどみたのですが、華奢な体格で力のいる仕事をして疲労がうまく抜けなくなっているのが原因だったようです。不調はすぐに抜けたのですが、仕事での体の使い方、疲労の抜き方を考えていく必要があるケースですね。


6.30代 女性
左手の指の力が抜けないという相談でした。
最初、なんでかよくわからなかったんですが、脈の動きが変だと話を聞くと若い頃に気胸、肺に穴があいたことがあるということでしたのでピンときました。肺に穴があくようなことは年齢を重ねればなくなるのですが、その原因というのは年をとってもなくなるわけではありません。で、気胸の原因を解消するように整体したらすっと力が抜けました。気胸は心臓と肺のバランスが悪いときに起こるのですが心臓の動きを静めてあげるというような調整です。


7.40代 男性 耳鳴り
この人も扁桃腺を切っているということでした。私のところに相談に来る人で扁桃腺を切っている人が多いのは偶然ではないと思っておく方がいいんじゃないですかね。
単なる食べ過ぎだったのですが、何が悪いのかと聞かれたので、


「生き方が間違っているね。」


と答えたらピンときたようなので、たぶんもう大丈夫でしょう
体には人生観があらわれますからそれに反する生き方をしていたら体を壊すのは当たり前です。


8.40代 女性 耳鳴り
鎮痛剤を使いすぎて耳鳴りが止まなくなっていました。
私は鎮痛剤はつかうべきではないと考えていますね。最近は、すぐに効果がでるようですが、その副作用は異常と思えるほど大きなものになってきています。鎮痛剤をやめて、頭痛の解消をすれば解決でしょう。


9.40代 女性 めまい
ぜんそくなど呼吸器の問題を無理やり薬で解消するとめまいを起こしてしまうようになることが多いというのは知っておく方がいいんでしょう。不安、動悸、イライラ、胃痛、あれこれ不調をあげておられましたが、薬で体の問題をごまかしているとこうなるという典型的な例といえます。


10.10代 男性 ぜんそく
夜になると咳き込んで眠れない、薬をずっと続けていたがまったく効果がないとのことでした。
整体を終えて帰ろうとしたら、いきなり全力で走り出したそうです。子供は体の変化に対する反応がストレートで面白いですね。今は、もう薬なしで過ごせているようです。


11.40代 男性 耳鳴り 不安症 不眠
突発性難聴をきっかけにおかしくなったと最初いっていましたが、突発性難聴の時点でおかしくなっているのでそこをスタートにするのは間違いです。難聴の解消には副作用の強い治療が行なわれるので、そのあと不安や、耳鳴りなどが続くケースが多いですね。
この方もストレスが原因だとかんがえているようでしたが、それは違うということを理解するのにちょっと苦労しているようです。
結局、こういうのは体の様子がかわってこないと理解できないのが当たり前ではあるのですけどね。何回かこられてだいぶ楽になってきたようで、ちょっと話が通じるようになってきました。




ほかでは、耳鳴りに自己免疫疾患が絡んでいたり、ひどいめまいなのだけど生まれつきちょっと問題があったのだろうという人、めまいの原因が私の理解の外にあったので最近になってやっと糸口が見えてきた人という具合、現時点ではなかなかうまくいっていない人も何人かおられますね。


子供のぐずりと不安症の話

子供が泣き喚いて非常にやかましいということがありました。

先日の品川へ向かう新幹線での出来事です。最初、父親がみていたのですが涙をハンカチでふいているだけでした。で、10分ほどして母親が帰ってきて、



「ごめんさないねー。」



と抱きかかえて一旦落ち着いたのですが、5分もするとまたすぐにぐずりだしました。

すると、頭ごなしに泣きやめとしかりはじめてしまいました。で、最後に言いだしたのは、




「泣いてるとミッキーに会えないよ」




なんていう謎の説得です。

子供はたぶん3~4歳ぐらいですかね。それなりの大きさでちゃんと立っていましたから、見た目からするとぐずるような年齢じゃなかったんですけどね。



それじゃ駄目だろうと思って様子を見ていました。

最後に両親は、あやすのも相手をするのも諦めて放置してしまっていました。


電車の中でくずる子供に対して、




「親がちゃんとしつけしていない。」




と、そんな批判をする人間が多くいるようです。

こういう状況についての意見や考えをまとめている記事をみて、世の中終わっているなぁと思ったもんですけどね。このときの両親のように泣きわめく子供を放置してしまうというのはちょっと親としてどうなのだとは私も思います。ただ、その記事では、こういう具合にぐずる子供に対して緊急回避として、チョコやクッキーをあげてなだめるという親もいるそうなのですけど、そういう親に対して、



「電車の中で、周囲に人がいる状況で物を食わせるな、ちゃんとしつけしろ。」



なんていうもうどうしようもない事をいう人間がいるのです。



「しつけをちゃんとすれば子供は親の思い通りの行動をとるようになる。」



これはあまりに幼稚な考えだと私は思いますが、こういう意見が正論として取り上げられてしまうのですから日本の未来はあまり明るくないかもしれません。



私が見ていて感じたのは子供が不安になっているという事です。

だから、安心できるようにしてあげればいいだけだろうと、おそらく抱き上げてしばらく背中をぽんぽんと叩いてあげれば落ち着くだろうと。私の斜め隣に座っていましたから、声を掛けやすそうな両親だったら私は手と口を出していたかもしれません。ただ、



「泣いてるとミッキーに会えないよ」



なんて発言を聞いたせいで、この人たちは駄目だという評価を下してしまっていたのでできませんでした。



人間は、心臓の収縮が弱くなったとき不安になります。

子供がぐずっている時の体の状態がどういうものかというと、脈の力がちょっと弱っているといってしまっていいでしょう。まぁ、細かくみていけば他にもあると思いますが、理由がわからない時はたいていそういう状態であろうと思われます。だから、チョコでもあげて喜ばせてあげれば一時的には収まったりするわけですね。まぁ、チョコだとほんとに一時的であとでもっと困ったことになるということもあると思いますが・・・。



ただ、やっかいなことに不安というものは一旦感じてしまうと簡単に抜けないことがあります。

具体的にいうと、みぞおちの力が抜けないようになってしまっている状態です。私の場合だと、自動車で事故をおこしそうになってしまって、その恐怖感が消えなくて何日か眠れなくなってしまうなんていうことがありましたかね。



子供でもそんなことがおこります。

私の息子の場合だと、明るい時間に昼寝していて起きたときに夜になっているとどうしても泣き止まないなんていうことが3回ほどありました。何時間も泣き続け、つまりどうやってもみぞおちの力が抜けないわけで、子育てに詳しい方に相談したら



「お風呂いてれみたら。」



と言われて試したら、あっさり落ち着きました。



で、多分なんですが、新幹線の子供は寝ていたら母親が居なくなっていて驚いてしまったのでしょう。

母親が帰ってきて落ち着き始めたのですが、子供の心臓の動きが落ち着く前に手を離してしまったようです。すると、



「また、居なくなるかもしれない。」




そういう不安を感じているのだろうなぁと。

子供は、ずっと、



「ママー、ママー。」



と大きな声で泣いてしました。

で、そんな事を考えているうちに品川について新幹線を降りることになったのです。



さて、成人している人は不安を感じたからといって泣きわめくわけにはいかないことでしょう。

ただ、自分が不安症だと感じてる人は、ぐずっている子供をみたときに、その子供には自分と同じことが起こっていると考えてみるといいでしょう。子供がぐずるというのと、成人がわけもなく不安になるという事で体に起こっていることはほぼ同じなんじゃないでしょうかね。



あなたが不安になるのは、きちんとしつけられていないからでもなく、人間として至らないところがあるわけでもなく、なんかの拍子に脈の動きが弱ったり、みぞおちの力が抜けなくなっているからだったりします。大人だったら酒みたいな緊急回避もできなくはないですが、酒に頼りすぎるとやはり体を壊してしまいます。






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