ブログ「日々整体」

整体師、筋トレをはじめる

最近、筋トレをはじめました。
仕事で疲れきってしまうので、読書ができないのと英語の勉強をしていて集中力が続かないのです。そこで、ある程度の持久力をつけようと思ったのですが、厳密にいうなら、衰えたスタミナと持久力をちょっと元にもどそうという事でしょうか。

ただ、以前から説明はしていますが、筋肉の量を増やすための筋トレはを弱めてしまうだけです。
筋肉の量が増えれば見栄えはよくなったように感じるかもしれませんが、マシンを使って増やした筋肉に実用性はありません。筋肉の量を増やす事だけが目的でトレーニングでは、結果として病気や怪我のリスクが増えるだけですから、それなりに考えて取り組まなくてはいけない訳です。

ちなみに、マシンをつかっている人たちの様子を見ていてもそのことを再確認したりします。
筋肉に負荷をかけているのですけど、その時に顔があさっての方向を向いていたり、目をつむっていたり、体をネジっていたりします。

これらの何がダメかという事を、野球を例に説明してみます。
野球でボールを打つには、ボールを見ながら体を動かさないといけませんし、体が安定した状態でバットを振るなければいけません。ところが、そのような姿勢での筋肉の量を増やしてもバットをボールにあてることはできません。もうちょっと簡単にいうなら、あさっての方向に顔を向けて発揮される、つまりボールをみないで使われる筋力を身につけても野球をする上ではまったく役には立たないという事です。

まぁ、筋トレをしている人はたいてい筋肉美を身につけたいと考えている訳で、スポーツなどでのパフォーマンスを上げようとか考えていないからそれで問題はないのですけどね。なかやまきんにくんが何を考えて筋トレしているか、ダルビッシュがどのように考えて体作りをしているかを比べて考えてみるとわかりやすいかもしれません。

私の筋トレの目的は、読書と勉強をするための体作りです。
デスクワークのために運動量を増やそうなんていうのは、ほとんどの人には理解してもらえないかもしれません。さらに、目的が他の人たちとはちょっと違うので、私がやろうとしている事は筋トレとはいえないかもしれませんね。

私が筋トレをしようと考えるのは私が5種体癖の要素を多めにもっているからだと思います。
5種体癖は運動を好む傾向があり体を動かす事で、モチベーションがあがる傾向があります。この5種傾向は大なり小なりたいていの人が持っているので、運動をするがあらゆる面で生活の向上に繋がる傾向があります。休みの日に山登りしたりする人は5種傾向が強めだと考えるとわかりやすい事でしょうか。山に登って疲れる事で生活が向上する訳ですね。

最近、集中力を高める方法なんていう本を2冊読んだのですけど、どちらも運動することをすすめていました。

「整体の知恵にやっと科学が追いついてきたかもしれない。」

なんて具合に、ちょっとほくそ笑んでいたりします、

こういう考えをふまえてトレーニングをしようと考えるとポイントになるのは大きな負荷をかけないという事になります。筋肉美を身につけたいと思っている人とは根本的にやり方がちがってくるはずです。

これは私のイメージで実際にそうなっているかはまた別問題です。

とにかく筋肉の量を増やしたいという方は、筋肉の組織をひたすら破壊する事を目的に筋トレしているはずです。破壊した筋肉が修復される時に以前より筋肉の量が増えるのですから理にかなったやり方だろうと思います。しかし、この鍛え方だとおそらくかなりの筋肉痛がでるでしょうし、かなりの休息が必要になるのではないでしょうか。眠っているときに、筋肉の組織が修復される訳ですから、はげしく筋トレする人ほど睡眠時間が長くなる傾向がでてくるのではないかと思います。ついでにいうと、この修復の時にタンパク質を多めに接種して回復を早めようなんてことをやっているのだろうと思います。

それに対して私の目的は、読書だったり勉強ですから、それでは困る訳です。
体を動かした後は、覚醒して意欲や向上心の塊になっていなくてはいけません。そう考えると、筋肉の組織を破壊するのは都合が悪い訳です。また、集中力が持続するようになって欲しい訳ですから、心肺機能を高めなくてはいけません。ですから、胸回りの骨の動き、主に肋骨付近の動きがよくなるようにという事を意識して体を動かさなくてはいけません。体を動かした後は、いい汗をかいたという爽快感を感じるぐらいの運動量がよいのではないかと思います。まとめてみると、やはり私がやろうとしているのは筋トレではありませんね。

たまに、

「ものごとを最後までやりきれない。」

という相談を受ける事があるのです。
そういう方には、今回まとめた考え方が参考になるのではないかと思います。意欲がでない、途中で辞めてしまうそういう時には、体を動かしてみるのです。

「適度に汗をかいて、爽快感とともに運動を終わる。」

ぐらい負荷で体を動かす訳です。できれば、日常的に動かしておくといいでしょうけどね。

運動するということの意味もちょっと掘りさげて考えてみるとちょっと違ったアプローチができるかと思います。ウォーキングなんかが世間で薦められているのはこういう事が理由だと思うとわかりやすいのではないかと思います。キモは、ウォーキングが体にいいのではなくて、適度に汗をかくのがいいのですから、トキメキを感じるものを探して取り組んでみてるとよいかと思います。
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花粉が辛いと感じるなら参鶏湯(サムゲタン)はいかが?

サムゲタンは鶏肉の煮込みスープなのですけど、韓国では夏負けしないようにということで好まれる薬膳料理だそうです。
ただ、私の感覚だと今ぐらいの時期がいいような気がしたのでちょいと調べて作ってみました。薬膳というと面倒くさそうに感じるかもしれませんが、基本的には材料をすべてほりこんで煮込むだけですから、材料を揃えるのがちょっと面倒というぐらいじゃないでしょうか。それも、たいていはアマゾンで注文できますしね。今回は、私の好みで材料選んでいますのでいくらでも好きなようにアレンジしてもらえばよいと思います。

材料(6人前)
骨付き鶏もも肉 3本
ナツメ 8ケ (必須)
栗 8ケ(むいちゃいました系でOK) (必須)
もち米 大4 (必須)
にんにく 2-3ケ (必須)
ネギ 青い部分
塩 小0.5
粒コショウ 20-30粒(必須)
クコの実 10粒
赤唐辛子 1ケ

酒 100CC
ごま油 大1
水1リットル

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材料はそれほど多くはありません。

絶対に必要だと思うのは、必須と書いておきました。他で気に入らないのがあればなくしてしまってよいかと思います。
加えるなら気虚に分類される食材がよいかと思います。手元にある薬膳の食材帳をぱらぱらとみると、

きくらげ、高麗人参、大豆

あたりでしょうか。

作り方
0.鶏もも肉は関節部分で切る
  塩コショウで下味をつけて半日
 ※サムゲタンは濁りのないスープというのが定番らしいので黒胡椒を使うとスープがにごりやすいかも?
   また、下味は多分なしでもOKじゃないかと

1.もち米を水につける、30-60分
   水をきってごま油を加える

2.ナツメの枝をとる
 切り込みを3本ほどいれる

3.にんにく 潰しておく

4.鍋に材料をすべてほりこんで弱火から中火で沸騰させる。
  沸騰したら弱火10分煮込んだあとに保温鍋にいれて90-120分
  保温鍋がなければ40-60分ぐらい火を通すのでいけると思います。

  ※アク取りは丁寧にやってスープが濁らないように注意しましょう。

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鍋にすべてほりこんだ直後です

という訳で手間がかかるのはアク取りぐらいで基本は割りと簡単にできる薬膳料理といえるかと思います。
黒胡椒はくだかないで粒のままいれるのがキモかなと思います、噛み砕きながらスープと絡めて飲むととても体が温まりますよ。

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なかなか上手にできました。
なにげに、もち米がスープを吸収していておいしかったです。
サムゲタンは、丸鶏の中にもち米や野菜をいれるのが一般的ですけど、これなら簡単に作れます。体の芯があたたまると花粉症の症状なんかはかなり楽になるはずですので、一度お試しください。
なお、塩を用意して味を調整しながら食べるのが一般的だそう、鶏肉はあっさりした味になります。お好みで薬味を加えるとさらにいいかもしれません。
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食事と健康と

食事については私の関心はかなり低かったのです。
おそらく子供のころから上質な食事を食べていたからだと思います。それが当たり前になっているので、他の方も同じようなものを食べているのだろうと考えてしまうようです。

日本でもっとも規模の大きな外食店はマクドナルドです。
私はこのような記事を書くときにカフェなどに行くことが多いのでが、コーヒー代をケチるためにマクドナルドに通っている時期がありました。しかし、しばらく通うと行かなくなりました。元々、店に入るのも年に1回あるかないかぐらいでしたが、バーガーやポテトなどの味もそうですが、店の中に漂う食べ物の香りが合わないのだろうと思います。

阪急高槻駅の近くに高槻バーガーというお店があるのですが、そこでハンバーガーを食べた時に思ったのは、

「マクドナルドのハンバーガーってまずかったんだ。」

という事でした。
でも、先に述べたとおり日本最大の外食のお店はマクドナルドです。だから、世間の人たちの食事の質は私の予想を超えてかなり低いのかもしれないと思ったのです。化学調味料を使って食欲を刺激される事が当然になってしまうぐらい味覚が鈍化しているののかもしれません。もちろん、私の味覚が上等でない可能性はありますが、おいしい物を食べにいこうと言われて、マクドナルドに行きたくなる人はいないと思うのでたぶんあっていることであろうと思われます。

そんな事を考えている時に気がついたのは、

「私自身は日常的に上質な食事をしているので、食事について注意深くなる事はないのだろう。」

という事です。

食事に関しては様々なノウハウがありますが、最近、集中力を高める食事というキーワードが目に止まりました。
マインドというそうですけど、簡単にいうとオリーブオイル、緑黄色野菜、鶏、魚などを主な食材とし、赤身の肉、バター、菓子、チーズ、ファストフードなどをなるべく避ける事で脳の働きを活発にしようというものです。認知症を予防するなんて言われ方をする事も多いようですね。

地中海の地域に住んでいる人の食事だと思うとわかりやすいでしょうか。
全粒粉のパスタ、オリーブオイル、野菜、魚を一緒に食べるというとどんな料理になるか想像しやすい事でしょう。以前は、世界でもっとも長寿の地域は地中海に浮かぶ島だと聞いた事があるのであながち間違ってもいないのでしょう。

さて、私は頭の回転をあげるための積極的に食べているものがあります。
それが辛いもので、私の休みの日の我が家は、担々麺とチーズダッカルビが定番になっています。私はラー油を自家製で作っていて、それをたっぷり入れるのでとんでもなく辛い料理になります。冬の寒い日でも、汗だくになるぐらいだというと、その辛さを想像してもらえるかもしれません。主な食材はキャベツと鶏肉ですから、マインドにひっかかるのはチーズぐらいでしょう。

最近、さらに気になっているのは薬膳料理です。
最近になって薬膳の独特の香りが妙に懐かしく感じられ食べたいという欲求が沸き上がる回数が増えてきました。おそらく、ラー油を作るときの材料に香辛料を使うのでその香りに刺激されて、昔食べた薬膳料理の味を思い出すのでしょう。

マインドの地中海料理、超絶辛い韓国料理、それに薬膳料理を組み合わせれば脳力アップ間違いなしのレシピができるのじゃないかなんて思ってしまった訳です。自律神経を整える料理として売り込めば、大ヒットするかもしれないなんていう妄想もわいてくるぐらいです。

私は、このように突然、料理に対する関心が高まってきました。
しかし、既存の手法に捕らわれるのは誤っているだろうと考えます。それは、食事にたいするその効果や成果というのはすぐに自分で実感できるからです。

言い方をかえるのであれば、ビジネスで成功したAさんが食べる食事、高齢になっても元気に活動できるBさんの食事の秘訣なんていうのは無意味だという事です。理由は簡単で、私はAさんでもないし、Bさんでもないからです。たまたま、Aさんに適した食事だったり、Bさんに向いた食事だったという事がわかってもそれが私にも同じように適切かなんてのは、体癖を知っている私であればある程度はわかりますけど、ほとんど人には難しい判断でしょう。

私は私の体が求める食事を追求しています。それがマインド、辛い韓国料理、薬膳料理というところに落ちつくかもしれないという事です。

食事について質問される事も多いのですが、

「スーパーの食品売り場にいって欲しいなぁと感じるものを食べてください。そして、食べてみて体にどんな事が起こっているのかちょっと注意を払ってみてください。」

と、返事はいつも同じです。

一人ひとりに食べ物の好みがあるという事は、適した食事にも個性があるということです。
最近、とりあえずコオロギとゴキブリを主食にしようなんていう馬鹿な事を言い出している人がいるので食事について見直すよいきっかけになると思います。
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健康になるための目的が大切

またまた英語にちなんだ話です。
最近は、英語の勉強に身が入りすぎて他に興味がもてなくなっています。悪いことではないで、まぁいいかとも思いつつも、仕事がそっちのけになるのはちょっと問題かもなぁとも思ったりもします。

最近、高校3年の時に通っていた予備校の英語の講師の事を思い出しました。
その先生は、英語の先生なのに日本語の本を薦めてくれるのです。薦められた本のタイトルはもう忘れてしまいましたが、哲学のものが多かったように思います。
それで、

「この人は英語の先生なのに、なぜ日本語の本を薦めるのだろうか?」

と疑問を感じていました。
確か、

「ちゃんと英語を話そうと思ったら本をたくさん読まなくてはいけない。」

とか言っていたように思います。
影響されて1~2冊、薦められた本を買ってみたのですけど、当時の私には内容が難しすぎて読み切ることができませんでした。一応、そのころから読書は割合と好きでいろいろ読んではいたのですけどね。

当然ですけど、この先生、あまり人気はありませんでした。
大学受験のための英語の講義を受けているのに日本語の本をすすめられる訳です。そんな本を読んでも入試の点数があがる訳がありません。

でも、最近になってはじめてこの先生の意図を理解したように思います。もうその時から30年経っていますからずいぶん気がつくのが遅くなってしまいましたね。

それがどういう事かというと、

「英語を話せる事が大切なのではなく、英語で何を話すかが大切だ。」

という事です。

この事に気がついた時は、NHK英会話のテキストのヒアリングをやっていまいた。

『最近、彼が私に冷たいのだけどどうも彼は私が大切ではないらしい。』
『そんな事はない、たままたそんなタイミングなだけだよ。二人で旅行へいかないか誘ってみるといい、日本はとてもいい国らしいよ。』

という、若い女性と、その彼女よりちょっと年上の男性の会話です。
それで、

「私が英語を身につけてもこんな会話をする事は絶対にないだろう。」

と、思った訳ですけど、まさにその時に気がついて、学生の頃の講師の事を思い出した訳です。ちょっと神経質そうで知的な話し方するという印象は記憶にありますけど、名前は思い出せませんけどね。

「だから、日本語の本をたくさん読め。」

と言っていたのかと。
もっとわかりやすく表現すると、

「馬鹿が英語を話せても、英語で馬鹿な事を言うだけ。」

「外国の方と英語でコミュニケーションをとる機会があっても、そこで恥をかかないように教養を身につけておくのだよ。」

そういう事だったのでしょう。
今思うと良い先生だったのだろうなぁと思いますけど、こんな事、高校生の時に言われてももわかるはずがありません。せめて、もうちょっとわかるように説明してくれてればなぁと思ってしまいますね。

ただ、こういう事ってあらゆる事に通ずる考え方です。
健康についても同様で、健康になる事が目的ではダメで、健康になって何をするかが大切なのです。体を起こせず学校へもいけないみたいな生活をしていた学生が、元気になって回転寿司のお皿にいたずらできるようになりましたでは残念すぎますからね。

何かに取り組むときは常に何のためなのかをよく考えなければいけません。
そして、その目的は常に見直して必要があればどんどん方向修正していく必要があります。当時は、学生、大学生か院生の講師でしたから、私より3~4歳ぐらい上のはずです。そうであればまだまだ元気にしている可能性が高いので、どこかで会う機会があればお礼をちゃんといいたいと思うのでした。

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