ブログ「日々整体」

妊娠するために必要な考え方

「出産さえできればそれでいいのか?」

というと大半の女性が違うと答えると思います。
なにが違うかというと、赤ちゃんがお腹の中で健康に育って欲しいし、無事に出産したいと思うでしょうし、出産後は元気に育って欲しいし、大きく育ったら一人前になって幸せな人生を送って欲しいと思うはずです。

それなのに、ほとんどの人が、

「妊娠さえすればいい。」

という考え方で妊活をしています。
まずこれが大きな間違いです。子供が欲しいという気持ちはわかりますけど、なぜ欲しいのかと考えてみてください。たぶん、ほとんどの人は、

「幸せになりたいから?」

ではないでしょうか。
だから、妊活と出産そして子育てがどういうものか?妊娠と出産を経る事で幸せを失う事がないかをまずはよく考えてみて欲しいのです。

生まれてくる子供が健康で元気に育つかは両親の健康状態によって大きく影響を受けます。
だから、子供をもうけて幸せになりたいと思うのであれば、まずは子供の親であるあなたが健康にならなくてはいけません。不健康といえる状態のまま、子供が欲しいという女性があまりにも多いのです。

私が整体師として声を大きくして伝えたいことは、

「母親が健康な状態であれば子供は健康に生まれるし、健康に育つ。」

という事です。
こんな事は当然というかあまりにも当たり前の事なのです。しかし、健康な状態がどのような状態なのかということを間違って認識しているのでおかしな事になっているケースを頻繁に見かけます。

男性が原因の不妊もあります。
この場合は、男性が健康ではないから子供ができないだけで男性が健康になれば子供はできるようになります。男性が原因の場合は、検査ではっきりと特定できる事が多いのじゃないでしょうか。問題は、現行の医療では男性の不妊の原因を解消する技術がほぼないようです。しかし、医療にはありませんが、整体であればちゃんと解消できる可能性がありますので心配はいりません。このケースの具体的な問題点についてはは後半で述べます。

ただ、不妊に関しては女性に相談を頂く事の方が圧倒的に多いので今は女性を中心に述べていく事にします。
まずは、

「子供ができにくいというのはどういう事か?」

と考えてみてください。
この状態がどういうものか、整体で考えてみればはっきりとわかっています。子供ができないというのはお腹の中で子供が健康に育ちにくい状態だからです。

例をあげると、

「こんなんでよく子供が産めたな。」

と、つい言ってしまった同級生の女性がいます。
その女性の旦那も同級生だったので後で聞いたら、出産の時に、

「医者に母子ともにダメな可能性が高いから覚悟をしておいてくれ。」
「万が一の時はどちらを優先するか?」

と言われたといっていました。

このように女性にとって妊娠と出産というのは命がけになってしまうケースがあります。
そして、なかなか妊娠ができないという事は、お腹で赤ん坊が育ちにくいとか、出産に大きな問題が起こる可能性が高い状態だという事です。妊娠できないのではなく、自身の命を守るために妊娠しないのです。

「体は常に自分の事を最優先に、自分を守っていてくれる。」

まずは、このように認識をしてください。

ところが、専門家である医師にはこのような考えが全くありません。
体が自分の命を守るためにやってくれている働きを停止させて子供を妊娠させるための工夫をするのです。そして、それを不妊治療と称しているのです。治療っていったいなんなだと考えたくなりますね。

私に言わせれば、決して許せない行為です。
先に述べた、どうして子供が欲しいと思うのかという前提を考えてみてください。様々な表現があると思いますが、『幸せになるため』であるというのは総ての人の思いではないでしょうか。医療がそれなりに進歩しているので、無理矢理妊娠して出産しても母親が亡くなってしまうという最悪の事態になるケースは減ってはいるのかもしれませんけどね。

体を壊してまで妊娠出産までして、生まれてきた子供は健康とは言えない状態です。これで幸福な生活をおくるというのはほとんどの人には無理だと思います。

わかりやすいところだと、マタニティ鬱だとか産後鬱なんていう言葉は聞いた事があるでしょう。
これは医療が、

「妊娠して出産さえしてしまえば他の事は知りません。」

という事を平気でやっているから起こるのです。
ひどいのだと、出産した赤ん坊の事を愛せないような状態になってしまっているケースの話を聞いた事があります。すべてが医療の問題かというと違うケースもあるだろうとは思いますが、医療の関わり方は非常に大きな影響を与えるのにそれについては知らんぷりをしてしまっているというのが現状でしょう。

次に、妊娠できない体の問題についてです。
実は、生殖能力、つまり妊娠して出産をするための働きは頸椎6番が大きく関わっています。頸椎6番の働きは、新陳代謝に深く関連しているといつも説明をしていますが、新陳代謝というのは性の問題にも深く関わっています。

解りやすいところだと、

「赤ん坊を育てるための母乳は実は汗が変化したものだ。」

なんて話を聞いた事がある人もいるかもしれません。
だから、母乳がでないという人は汗をかくのが苦手で、新陳代謝が悪いという事がいえます。ついでにいっておくと女性でバストが大きい方は肺の活動が大きい方で新陳代謝が高い傾向がありますね。オペラ歌手なんかで胸が豊かな方がいますけど、それは肺が大きくて高い能力をもっているからです。

余談を付け足しておきましょう。
性の感覚に関わる問題はだいたい頸椎6番の問題です。性同一性障害なんていうのは最近はいわなくなって、いろんな言い方がでてきてよくわかっていませんので細かい部分はほっておいてくださいね。

体の性の状態と身体感覚の性がずれてしまうと表現するとわかるでしょうか。
これは頸椎6番の問題です。結婚直前のカップルがやってこられて、その男性の頸椎6番に狂いがありました。その結果起こっていた事は、膝が内側を向いていたという事でした。平たくいうと、スカートがはけるような体の状態でした。だから、女性の方へ、

「もしかしたら、結婚してから実は男に興味があるんだ。」

とか言い出すかも知れないからびっくりしないようにとアドバイスをした事があります。
このとき、男性にそのような性癖はなかったようです。ただ、何かのきっかけで目覚めるという事があるかもと思ったのです。まぁ、この方の頸椎は私が正してしまったので、そんな性癖がかつて眠っていたことには今更気がつけるはずもないと思いますけどね。

話を戻します。

こんな具合に、頸椎6番の影響は男性も同じです。
頸椎6番に狂いがあると、生殖能力に問題が起こる事があります。女性だと、生理不順だったり、生理痛が辛いなど生理にすぐさま影響がでてくるからわかりやすいでしょう。男性は妊活に関わる部分だと、精子の数が少ないとか活動が弱いとかそんな具合になると思うので検査でわかることが多いでしょうね。

妊娠中のつわりも頸椎6番の影響です。
実は、つわりはお腹の赤ん坊が健康に育つために起こっています。赤ん坊が健全に育つようお腹の環境を整えるために頸椎6番を動かすという運動を勝手に体が起こします。その結果、気分が悪い、吐き気、めまいなどがおこるのですが、そういう症状は頸椎6番を揺すって動かすために起こっているものです。だから、症状を起こすことが目的ではありません。気分が悪いという女性には、そう説明して

「ゲロゲロと吐けば吐くほど赤ん坊が元気になる。」

とアドバイスをしています。
まぁ、辛いでしょうけど、元気な赤ちゃんを生もうと思うのであればたぶん我慢できると思います。本当は妊娠する前に頸椎6番をちゃんと整えておけば、つわりなんかで苦しむ事はなくなるはずですけどね。

頸椎6番の影響は狂い方によって様々です。
すべての人が同じように狂う事はないからケースバイケースだとしか説明のしようがありません。先に紹介した男性のように、妙になよっとした部分がある男性、すごくキレイな女性なのに中身が中年のおっさんとしか思えない人がいたり、行動、思考、性癖に影響がでる事もあります。だから、頸椎6番が狂うとすべての人が不妊になるというような単純な問題ではありません。

また、年齢をかさねる事で変化することもあります。
若いイケメンが好きだったけど、急に渋いおっさんが好きになったとかいうのは頸椎6番の状態が加齢等の理由で状態が変化したからだといえます。

長くなってきたのでそろそろまとめようと思います。

女性が出産をして幸せになろうと思うのであれば頸椎6番の状態は整えておいた方がいいでしょう。
例えば、生理痛が辛い、不順のまま妊活、そして出産をしようなんていうの当たるも八卦みたいなギャンブルみたいなものだと感じます。そこまでいっていなくてもなぜか妊娠できないというのであればまずは頸椎6番の働きに問題があるかもしれないと考えてみてください。

私に言わせれば頸椎6番を狂わせたまま高額な不妊治療を行うなんて言うのはナンセンスです。
もちろん、幸福の感じ方というのは、個人差がありますから、私の考えを押しつけてはいけないとは思いますけどね。

最近、お腹が大きくなった女性に会ったのですがとても幸福そうだと感じました。
この女性は、最初、

「近くに結婚するのだけど生理がない。」

といって整体にこられた方でした。
すべての人がうまく行くわけではないのですが、こんな具合に幸せになれる人もいます。だから、もし不妊でお悩みの方おられたら相談してもらえればと思います。男性でも女性でもどちらでも問題はありませんので。費用だって成果がでるかどうか怪しい謎の不妊治療と比べれば雲泥の差だと思いますしね。
関連カテゴリー< 不妊産後鬱

妊娠と出産の整体

「子供を産みたいのだけど妊娠するとつわりの時期に寝込んでしまうのがなんとかならないだろうか?」


という相談を一昨年から受けていました。
2人のお子さんの出産経験があったのですがどちらの時もそんな状態になっていたそうです。これまでは臥せってしまったときには、母親に助けを頼んでいたそうです。ただ、今回はすでに2人のお子さんがいて、その面倒をちゃんとみるほど体力に自信がないのでなんとかならないかと相談にこられたわけです。

体の状態をみて、


「これは確かに元気な赤ちゃんを産める状態ではない。」


そう思えました。
ただ、女性の性の働きというか、正常に出産できるかを正確に判断するのは正直いってかなり難しいです。というのは、性の働きに問題があるのを確認するのは難しくないのですが、問題があったとして、それがどう影響するのか、


・妊娠ができない。
・妊娠はできるけど無事に出産できない。
・妊娠、出産はできるけどつわりがひどい
・出産はできるけど生まれてくる子供に問題がでてしまう。


というのを見分けるのは正直いって難しいのです。
でも、性の働きに問題があればそれはわかりますし、どうすればそれが健全な状態になるかはわかるのですけどね。


具体的な話を紹介すると、(これは確か以前にここでも紹介したかもしれません)


「こんな体の状態でよく2人も子供産めたね。」


なんて話していた友人がいました。
その友人は3人目の子供を出産するときに、



「母子ともに駄目かもしれんから覚悟してくれ。」



なんて医師に言われていたそうです。
その旦那も私の同窓生で、3人目の出産のときはそんなことになっていたと後で聞かされました。生殖能力に異常があると妊娠、出産が子供だけでなく、本人の命に関わることがあるわけです。幸い今ではみな元気にしていますが、一歩間違えればどうなっていたかと思うと・・・。甘く考えてはいけないなぁと痛烈に思い知らされました。



出産というのは妊娠さえすればよいわけではありません。
母親の体になにか問題があれば、生まれてくる子供にも何かしらの問題がおこりがちだというのは知っておいて欲しいと思います。



さて、最初の相談の話にもどります。
頃合いをみて、


「これぐらい元気になってくればもう子供つくって大丈夫ですよー!」


という話をしてから半年以内ぐらいで妊娠されていました。
ちなみに、妊娠されたあともお腹が大きくなり始める頃まで整体にこられていました。

そして、


「元気に生まれました。」


と報告をもらえたのがつい数日前のことです。

今回は寝込んでしまうようなことはなく妊娠中もずっと元気に過ごせたそうです。
結局のところ、妊娠、つわりの時期に寝込んでしまうのは性の働きに問題があるだけといえます。ですから、性の働き、生殖能力がきちんと働いていれば妊娠、出産に問題がおこることはないと考えてよいでしょう。

なお、女性の場合は、この判断は割合簡単ですね。
生理痛が辛いというような方は、なんらかの問題があると考えてもらってよいでしょう。そんな方が無理やり子供を作ろうとしてしまうと命に関わることもあるのです。
関連カテゴリー< ブログ不妊

不妊治療は辞めたほうがいいという話

最近、不妊治療をやっていましたという人を数人続けて整体する機会がありました。
不妊治療なんて、治療とは名ばかりで、体を壊すようなことをやっていると考えていましたが、やはりひどいものですね。

不妊であるということは性の働きに問題があるわけです。
女性であれば生理痛がきついなんていうのはその問題の典型的な自覚症状といえることでしょう。最近だと生理痛がないという人の方がすくないのではないでしょうか?しかし、体に問題のない人であれば、生理の際に体が辛くなるということはありません。むしろ女性の場合は、生理を経過することによって体のリフレッシュが行われますから男性より健康を保ちやすいのです。


「女性は生命力が強い」


なんていれる理由は本来こんなところにあるといえます。
まぁ、私は男なのでそれを実際に体験したわけではありません。ただ、整体して元気になった人がみな生理痛が辛くなくなったといいますので、間違いないのだろうと思います。


体の問題を残したまま子供を産みたいなどと考えれば体を壊すのは当然です。
最近、みた中の一人は、ガンになってしまっておりステージⅣという診断とのことでした。ステージⅣというのがどの程度のものかは、最近までテレビやネットで騒いでいました。ですから改めて説明する必要もないことでしょう。

まぁ、医学的にガンのメカニズムは解明されていませんので、私がこんなところで声を大きくして叫んでみてどこにもとどかないのでしょうけどね。薬をいれて体をいじることの行き着く先はたいていこんなところといえるのではないかと思います。





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不妊の話いろいろ 

先日、男性の不妊について書きましたが、実は、男性の不妊は、


「このような体質の人で、こうなっているせいでおこるのだろう。」


という予想していたのですが、まったくそのままの体の状態でした。
男性の不妊の原因は、簡単にいってしまうと、右の骨盤に問題があって副交感神経の働きに問題があるといっていいでしょう。ただ、こんな言い方をすると、


「あぁ、そうか、それじゃリラックスして副交感神経を高めればいいのだ。」


なんてほとんどの人が安易に考えてしまうのですから、とてもやっかいな世の中といえます。
生兵法は怪我の元なんていう言葉がありますが、このような知恵ともいえない、ちょっとした豆知識で崩れた体のバランスをどうにかしようと考えてしまうから多くの人が体を壊してゆくのです。


まぁ、人間の体というのは全員違いますから、すべての人に同じことが起こっているとはいえません。
しかし、1つうまくいったケースがあると、どのような事が原因であっても、たいていは応用がきいてしまいます。どうしてかというと、


「どのような状態になれば子供ができるようになるか?」


というのがわかってしまうからです。
それに照らしあわせて考えれば、何が原因でどうすればよいかなんていうのを見つけ出すのはそれほど難しくはありませんからね。


ただ、女性の場合はちょっと事情が違います。
女性の場合は、体がどうこうというより、体を冷やしていたり、食べ過ぎていたりと生活習慣に問題があることがほとんどです。だから、原因もすぐにわかるし、何に注意すればよいかもすぐわかります。

ところが、


「子供が欲しいというのは口だけで、本心から子供を産みたい。」


と思っている人はかなり少数のようだというのが私の印象です。
だから、ほとんどの人は生活習慣を改めようとはしませんし、一時的に改めてもすぐに元に生活にもどしてして子供を生みにくい体にもどしてしまいます。話していても、


「親族が孫はまだかと、口うるさいので表向きには子供ができるように努力しています。」


という本心がチラチラと見え隠れしたりします。


やっかいなのは、そんな駄目な体の状態でも妊娠してしまうことがあることでしょうか。
私の友人で、


「よくこんな体で子供が産めたね。」


と、ついいってしまった人がいました。
その友人のご主人は、次の子供の出産の時には、産科の医師に


「母子ともに駄目な可能性があるので覚悟しておいてください。」


と言われていました。
幸いなことにその友人は、今では母子ともに元気にすごしていますけどね。子供というのは妊娠さえすればいい、出産さえすればいいというようなものではないというのを忘れないようにして欲しいものです。
関連カテゴリー< 不妊

男性の不妊

実は男性の不妊について相談をされたことはありません。
ですから、表向きにはまったく別の問題で相談にこられていたのです。ところが、体の状態をみていくにつれて、


「おそらく性に関わる問題があるのじゃないか?」


と思えたので、質問してみたところ、


「実は子供ができない。」


ということでした。
まぁ、あまり詳しくは紹介するつもりはありませんが、それを体をみてわかるということですから、どうすればよくなるかもわかるのは当然のことです。

実は、ちょっと前に男性の不妊について考えた事がありました。
なぜかというと学生の頃の友人がまったくおなじような事が理由で子供ができないために、体外受精なども試していたからです。ですから、どういうことが体に起こっていれば、そのようになるかを考えてみたことがあり、そのせいもあって今回の問題に気がついたのだと思います。

体外受精は、男性の方の体に問題があるのに、問題のない女性に大きな負担を強いる方法だそうです。とても元気だった奥さんが薬づけになって、それでもうまく妊娠することができず苦しそうにしているのをみるのはとても辛かったそうです。

そんな話をしたあと、


「じゃあ、子供ができるようにしましょう。」


なんて答えていました。
そして、半年ほどたったある日、


「あれ、ちょっと体の様子がわかってきましたね。」


と声をかけたところ、


「実は、検査にいってきたのですが、これなら普通に子供ができると言われました。」


ということでした。
今から思うと、できるようになるという確信があったにしろ、実績もないのに、ずいぶんと安請け合いをしたといえるかもしれません。

ただ、最初にこられたときの課題はまだ残っている状態で、体はまだまだよくなる余地が残っていたりします。生殖能力というのは体が万全である必要はないのだなぁ、落ち着いて考えてみれば当たり前の事を確認したような気がしています。
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