外反母趾の話
2016年05月17日
新聞をみていたら、外反母趾の原因は、
「ヒールを履く女性に多い。」
なんて書いてありました。
それ以上の原因は掘り下げておらず、外反母趾になった足がどのような状態になるかについて説明してありました。
おそらく、変形した足の指ばかりみているから原因がわからないのではないかと思います。
骨の状態をみることができるなら、外反母趾の原因は、
「腰椎のくたびれからくる重心の乱れ。」
です。
これはもう明確な原因といえるかと思います。
また、変形していまうと元に戻らないという考え方が一般的なようです。
確かに、変形が大きいと元には戻らない事がありますが、別に変形しているから痛むのではありません。変形している状態で、重心に偏りがあると痛むのです。ちょっとややこしい表現になりますが、変形していていも重心に偏りがなくなれば痛む事はなくなるわけです。
ですから、腰椎の状態を整えて重心のバランスをとると痛みはなくなります。
変形が軽度の場合は、元に戻ることもすくなくありません。少なくとも私がみている範囲で、外反母趾の痛みが解消できないという事は一回ものないのではないかと思います。もちろん、1~2回の整体で解消できるというような性質のものではありませんけどね。
当院の場合、外反母趾の相談でこられる人は少数です。
ただ、自律神経のバランスが乱れていると当然重心も偏っています。その結果、外反母趾が痛むという人は少なくありません。ただ、
「変形しているので元の戻りません。」
と言われてほぼすべての人が諦めています。
そのせいで、体が整うにつれて外反母趾の痛みが解消されていくとびっくりされる方が多いですね。少なくとも何年も抱えるような問題ではなく、適切な対処をしてやれば長くても3ヶ月程度で痛みは解消されるはずです。
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