ブログ「日々整体」

○○が痛い!は問題ありません

「先週、腰が痛かったんですが。」

というような相談をしにこられる方がおられますがまったくの無意味です。どうしてかというと、痛みがでているならそれで問題ないからです。
ところが、

「痛みがあるのになんで?」

と考えてしまう人の方が多いようです。

では、腕をとがったもので切ったとします。
すると、傷から血がでてきて、痛みを感じるはずです。もし、傷があるのに血がでなかったら?それの方がたいへんです。生きている上で何か大きな欠陥があるかもしれない。そういう風にいってしまっても言い過ぎではないでしょう。

この事をふまえて、腰の痛みについて考えていっましょう。
腰の痛みの原因は、

 ・使い痛み。簡単にいってしまえば疲労
 ・食べ過ぎ
 ・冷え

などです。
多いのは、使い痛みと食べ過ぎでしょう。

ちょっと仕事がハードで次の日、腰がいたくなってきた。

これは全然問題ありません。
疲れがでて痛みがでてきたのですから、1~2日体を休めて疲労を抜けばすぐに痛みはなくなってしまいます。

食べ過ぎだって同じです。
食べ過ぎて胃がもたれているのなら、1~2日食事の量を控えて胃を休めればすぐに痛みはなくなります。

そんな状態で、体の経過をしたのを、

「実はこないだの日曜日に腰がいたかったのです。」

なんて、相談されたって、

「あぁ、そうですか。」

としか答えようがないことはわかっていただけますでしょうか?
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耳鳴り(耳なり)だけの問題ではない。

耳鳴り(耳なり)で相談に来られた方でも、体全体の状態を確認します。
耳鳴り(耳なり)は、耳だけの問題ではないからです。ですから、耳鳴りの相談であっても、骨盤、背骨、足腰などの状態をまず確認します。耳の問題なのに、私が足腰などの状態を確認して、ダメだしをされて嫌な顔をされる方も少なくありません。

でも、よく考えてみてください。
耳に問題があって、耳鳴りが起こるのなら耳の検査でその異常が発見されなければおかしいのです。ところが、多くの方は、


『耳の検査をしても異常がなかった』


そういう結果をふまえて相談にこられるのです。


先日、耳鳴り(耳なり)で相談にこられた方を整体しました。
体の状態を確認するとダメダメでした。体の感覚が過敏になりすぎて、どこにふれても痛いのです。押したら痛いとかそういうレベルだけではありません。触れるだけで激痛に近い痛みが発生するのです。

私は、

「こんな体の状態で、耳鳴り(耳なり)を止めるのは無理です。耳鳴りだけの問題ではない。」

そういう事を説明させていただきました。
しかし、納得できなかったようです。腰は痛くても仕事はできるし、長時間歩くと足首がいたくなるけど生活できる。そして、手足は冷えるけど我慢ができる。しかし、耳鳴り(耳なり)は不快なのでなんとかしたい。そういっておられました。

実は、耳鳴り(耳なり)は割合最後の方にでてくる問題です。
耳鳴り(耳なり)がするということであれば、すでに体のどこか?あるいは、あちこちに問題をかかえているということです。

だから、耳鳴り(耳なり)がするのです。
こんな状態で、

「耳鳴りだけをとめてくれ」

そんな事をいわれても、これはまず不可能です。




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耳鳴り(耳なり)の整体の経過について

耳鳴り(耳なり)の整体をしているときによくあることを1つ紹介します。
何回か整体を受けると、

「体はすごく楽になってきた。でも、耳鳴りはちっとも変わらない。」

そう、おっしゃられる方が多くおられます。
そんな方には、

「ここがスタートラインです。」

私はそう説明しています。
そして、いつも最初に説明はするのは

「耳鳴りだけを止めることは不可能」

だということです。

もしかしたら、整体をこの先、10年、30年と続けていけばそんな神業のような事ができるようになる日もくるかもしれません。しかし、それでよいかというとそれではダメです。耳鳴りだけとまっても、体に他の問題が残っていれば、また耳鳴りがするか、体の他のところがが悪くなってしまうからです。

整体というのは、整体なしで体を健康に保てるようになるよう指導することです。大切なのは、今の自分の体がどういう状態であるか?をきちんと感じとって何をすればよいか?という知識を伝えることだからです。

さて、耳鳴り(耳なり)の経過ですが、整体をはじめてしばらくすると、

1.音が小さくなりました。
2.体は調子よくなったけど、耳鳴りは変わらない。

そういう2種類の経過をたどる事がおおいということです。
2のパターンの方は、体がかなり鈍ってしまっているので少し時間がかかるか、生活習慣の中で耳鳴りの原因となる悪い習慣があることがほとんどのようです。

まず体がきちんと整って初めて耳鳴り(耳なり)の様子が変わってくるという事は知っておくとよいでしょう。




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耳鳴り(耳なり)の整体事例

耳鳴り(耳なり)の整体事例を1つ紹介いたします。
耳鳴り(耳なり)は耳の原因なので、耳をなんとかしないといけないと思い込んでいる人にとってはよい事例になるでしょう。

70歳の方ですが、最近耳鳴りがひどくなってきたということで相談にこられました。
もともと、体は頑丈で悩みなどなかったそうなのですが、母親の介護をするようになってから調子がどうもおかしい。そう感じるようになってきそうです。介護がいかに重労働か、よくわかりますね。


体の状態を聞いていくといくつかの問題がみつかります。

・腰が痛い
・肩が凝る
・疲れやすい
・冷える
・胃の調子が悪い
・耳が聞こえにくい

この中で、耳鳴りに関係あるのは難聴だと思うかもしれません。
しかし、実際に体の状態を確認すると、胃の調子を崩しているのが原因という事がすぐにわかりました。

「胃の調子が悪いことが引き金になって耳鳴りがはじまることがある。」

そういうことです。

体は部分部分の部品の集まりではありません。
人間の体はすべて手、足、内臓、脳そのほかがすべて集まってはじめて人間なのです。耳が悪いから耳だけ交換して、耳がよくなりました。そんな風に、機械を修理するような感覚で考えるとうまくいかないのです。

原因がわかれば、それに応じて整体を行います。
胃の調子を整えることを主眼にして、あわせて耳なりの整体をおこなっていきます。

約2ヶ月程度で、耳鳴りはほぼ気にならない程度になってきました。ただ、気になることがあるようなので整体はつづけていきたいとのことです。

私がメインに行ったのは胃腸の調子を整えるように整体指導することです。
胃が悪くなってすぐに耳なりがするわけではありません。しかし、放置しておくとそれが原因となって様々な所に悪影響がでてくるのです。
そのことがよくわかる事例といえるでしょう。




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整体の師が本を出版しました

私の整体の師の二宮進が本を出版しました。
人生をとおして、整体にとりんできた二宮全身全霊をつかって書き込んだと力強くかたっておりました。
また、

「この本の内容が実践できればあらゆる体の悩みを解決できる!」

そう言い切っておりました。

興味のわいた方はぜひ手にとってみて欲しいと思います。




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