ブログ「日々整体」

幸せをどれぐらい感じているか?

何年か前に整体にこられて、


「私はもうすぐ死んでしまうのでしょうか?」


と深刻な表情で質問してこられた方がいましたが、それに対する私の答えは、


「あと3年ぐらいは大丈夫じゃない?」


というものでした。
それに対して、


「それはよかった。」


と笑顔で帰ってゆきました。
私は皮肉たっぷりに答えたつもりでした。20代の方でしたが、心臓さえ動いていればそれでよいと考えていたようです。

ほかでは、


「こんな体では、朝はなかなか体を起きれず、重い体をひきずるように職場へいって、ただ時間がすぎるのを待ちながらしんどいなぁとかいいながら仕事をして、休みの日にはずっと寝ているだけじゃないですか?」


と話すと、


「まったくその通りです。」


と答えた人もいました。
ただ、だからといって体を整えようと言う気はないようでした。この時もお酒の飲み過ぎて体がくたびれて肩や腰が痛いのでちょっと楽になればという程度の事だったようです。


他人の生き方ですから、面と向かってなにかをいうことはありませんけどね。
このような考え方ではよい人生など送ることができないと私は思います。なぜかというとそんな体では充実感や幸せを感じることができないからです。


様々な人たちの体にふれているとわかることがあります。
ちゃんと自分の体と向き合って生きている人、大きな目標にむかって生きている人、重い病気を抱えながらも懸命に生きている人、そんな人達と先の2人は明らかに体の状態が違います。


「幸せをどれぐらい感じているか?」


なんていうことは測りようがありませんから私の勝手な思い込みかもしれませんけどね。
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人が体を整えようと思う時

耳鳴りの相談にはちょっとかわった傾向があります。
どういう傾向かというと、


「同時期にこられる人たちには、同じ原因であることが多い。」


ということです。
耳鳴りにの原因は、一口でこれですというものは存在していないといえます。
ですから、耳鳴りの相談には様々なケースが存在しています。それにも関わらず、同時期にこられる相談はたいてい同じ原因である事が多いのです。単純に考えて、原因によって辛くなる時期が違うということなのでしょうけどね。

さて、7月ごろから来られている耳鳴りの相談は、たいてい泌尿器の弱りが原因です。
泌尿器の働きが悪い人は、エアコンが苦手な傾向がありますが、夏より冬の方が苦手だという印象です。どうしてかというと、冷えのせいで体がむくみやすくなるからです。

ですから、本当のところは、調子が悪いから相談にこられるというよりは、


「体の調子がよいので体を整えよう。」


という意欲が湧いてくるのではないかと思ったりします。
で、体の調子はよいのだけど、エアコンで冷やして耳鳴りが辛くなってきた人が、


「最近、耳鳴りの音が急におおきくなってきて辛いのですが・・・。」


なんていう相談が増えてくるのじゃないかなんてことをふと思いました。

普通だと、辛いから元気になりたい、体を治したいと考えることでしょう。しかし、本当に体が駄目な人は、そういう事を考えなくなってしまいます。







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人間の体の気温予想

カマキリという昆虫は積雪量にあわせて卵をうむという話があります。
どういうことかというと、その年の積雪量が1mだとすると、雪に埋もれないように1.1mのところに卵をうみつけるのだそうです。カマキリが卵をうむのは秋のことですから、カマキリは秋の時点で積雪量がわかっているようだという研究発表がされたことがあります。

ただ、この考えは現在では否定されてしまっているようです。
カマキリの卵は寒さにつよく、雪に埋もれてしまっても問題なく孵化できるのだとか。カマキリのもつ力に神秘的なものを感じたいという思うのか、否定されてしまっている今でも本当であって欲しいという気持ちがわきます。


ところが、


「人間の体は気温の変動をある程度予測しているのではないか?」


と思えるようになってきました。
なぜなら、暑くなる日の人間の体は弛緩して緊張感がなくなっているからです。


暑い日は、意欲が湧きにくいというのはいまさら説明する必要もないでしょう。
気温が高くなると、骨盤が開いて体が弛緩するのがその理由です。ところが、最近ふと思ったのは、


「気温が熱くなる日は、早朝、気温が上る前から骨盤が開いているようだ。」


ということです。
午前中、涼しいのにすでに夏バテの兆候がでている人をちらほらとみかけるのです。ですから、多くの人は暑くなる日の朝は寝起きが悪くなっているのかもしれません。


骨盤が開いている人は、意欲や行動力がなくなってしまいます。
気温が高くなる日は積極的な活動をして熱中症にならないように自衛しているのではないかと思うわけです。逆にいうと、寝起きが悪い、意欲がでないという朝の日は暑くなる可能性が高いということですね。カマキリの積雪量予想よりは精度が高いのではないかと思ったりします。
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最近の耳鳴り事情

最近は耳鳴りの処置の方法がいろいろ増えてきているようです。


「私が考える方法が唯一絶対の方法だ!」


などというつもりはありませんが、その内容をきくと、


「それでどうしてうまくいのかが理解できない。」


と感じます。

比較的に多いのが、補聴器で聞こえにくい音を増幅するという方法のようです。どうもテレビで取り上げられたこともあるようでメジャーな方法になりつつあるようです。実際、一月でまったく同じ器具をつけている人が2人もこられています。


ただ、私からするとそんなんでうまくいくとはどうしても思えなかったりします。
なぜなら、耳鳴りで困っている人の体をみると、なんらかの問題がちゃんとみつかりますし、それが原因で耳鳴りなることを説明できるからです。

さて、テレビでは耳鳴りの原因は、


「脳の異常な興奮で脳が作った音なのです。」


と説明しました。
表現としてはもしかしたらあたっているかもしれないと思います。じゃあ、そうなる原因は老化であるとしてしまっていました。そうとらえるとちょっと違うだろうなぁと思います。

先日も、耳鳴りがおおきくなってきたという人の体の問題点を整体をおえたら、耳鳴りの音が小さくなったといっていました。時間がかかる場合もありますが、ポイントさえ間違えなければすぐに変化がでてくることもあります。


印象としては、ちょっと近づいたせいで逆に遠ざかってしまったという感じでしょうか。
まぁ、こうやって少しづつ解明されていくのでしょう。
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目と視力の話

目は顔の前についていますから、背骨とあまり関係がないと感じるかもしれません。
以前から、何度か紹介していますが、目の働きは頚椎2番と深く関わっています。わかりやすいところでは、花粉症で目が痒くなるという人は頚椎2番に異常があります。また、頚椎2番を柔らかく動かせる人は視力がよい傾向があります。ですから、子供の頃から目が悪いという人は、生まれつき頚椎2番を動かすことが苦手であるといえそうです。

ところが、目の疲れという事に関して言うと影響が大きいのは胸椎1~3番です。パソコンで仕事をしていると肩が凝るという話は誰でも聞いたことがあるでしょう。

一応補足しておきますが、純粋な目の疲労だけで肩こりを感じるという人は、ほとんどいません。ですから日常的に肩こりを感じるという人は、普通はほかの問題を必ず抱えています。

話を戻します。

頚椎2番が疲労すると目の焦点が合わせにくくなってぼやけてきます。
頚椎2番は頭の血行への影響も強いため、こんな時、目が疲れると頭痛がする、あたまがぼーっとして集中力がなくなったりします。胸椎1~3番が疲労してくると手の動きに影響がでてきますから、目が疲れると細かい作業がうまくできなったりします。

これは逆のことも当然起こります。
腕が疲労すれば目がはっきりとみえなくなりますし、食べ過ぎたり体を冷やしたりして頚椎2番の動きが悪くなれば目が疲れていると感じ始めたりします。

また、今回はシンプルな疲労との関係に話をとどめましたが、内臓の働き具合や疲労だって目の働きに影響してきます。


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