ブログ「日々整体」

私が体を整えるときの過ごし方

ここ2週間ほど体の調子が悪いということを感じていました。
原因ははっきりとわかっていて、頚椎2、3番の動きが悪くなっていたからです。その影響で眠りが浅くいくら体を休めても疲れがぬけない状態でした。運動としても顎の動きが悪くなっており、顎を動かすとポキポキと音がなっていました。余談ですが、顎関節症なんですとかいう人はたいてい同じことが起こっていますね。

1週間ほど、試行錯誤していましたが、これは自力ではちょっと難しいと判断したのでリラクゼーションマーサージにいってきました。

目的は、深い睡眠をとるということです。
決して、押したり揉んだりしてもらってゆるめてもらおうなどとは考えません。今回のように自分で体を整えるのがうまくいいかないときにたまに利用しています。また、私が強く体をおされるのを好まないので、それをわかってくれるところを選ぶのもポイントです。強く押されたって痛いだけで体にはなんのメリットも感じません。繰り返しになりますが、30分程度でよいので深く眠りたいだけなのです。

ちなみに、そのための工夫として行く前に銭湯へいって体を温めてゆきます。
普段はサウナなどで汗をかくことをすすめています。しかし、この日は3分ぐらい体力の限界を感じました。やはり、これはいよいよ駄目だなぁと再確認しました。

そして、リラクゼーションを60分うけた後、足の骨にこわばりを感じたので足つぼも30分足してもらいました。

終わったら、すぐに腰が痛くなっていました。


「あぁ、やっとこれで首の疲れが抜ける。」


そう確信しました。
家に帰ったあと、頭痛もしてきました頚椎2番が悪くなっていたのですから、良くなるときには頭が痛くなるのは当たり前です。テレビを見たり、漫画を見たり、ゲームをしたりとゴロゴロとすごしました。頭が痛いのですから外出する気はしませんでしたし、頚椎のこわばりははっきりと感じていましたので体を休めることにしました。


眠ったのは、21時すぎぐらいでしょうか?
朝5時半ごろに目が覚めたのですが、その時には腰にこわばりを感じました。

「もしかしたら2~3日は腰がすっきりしないかも?」

と思いましたが、仕事を初めてみればそんなことはなくいつも以上に快調に仕事をすることができています。

リラクゼーションにいくことなど3ヶ月に1回あるかないかぐらいでしょうか。うまく自分で整えられない時は積極的に利用するようにしています。

ちなみに、頚椎が悪くなる原因もはっきりとわかっています。
原因は、今年はじめて剣術です。まだ刀の扱いが下手なのです。腕力で振り回すから首がおかしくなってしまうわけです。
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1本歯の下駄

身体感覚を高めるために1本歯の下駄を買ってみようかとインターネットで検索してみました。すると、


「1本歯の下駄をはいて体を動かすと腰痛が治る。」


というようなキャッチコピーで販売されているのをいくつかみかけました。
丁寧に使用前、使用後の写真比較があり、下駄を履くと姿勢がよくなって健康になるというようなセールスです。確かにそういう一面があるのは間違いはありませんが、1本歯の下駄では従来の体の動きとは全く異なる動きになるだろうと思いますので、履いて運動すればそれで全部解決するかというとお、違うのではないかと思います。

そもそも下駄をはけば姿勢がよくなるという発想がすでにずれています
興味があればやってみるとよいかとは思いますが、この点をふまえていないでいきなりやってもおそらく3日でやらなくなるのではないでしょうか。


1本歯の下駄を利用するのは体を上手く使えるようになることです。
右手で何かをもつときには、ほとんどの人が右手しか使っていません。ところが、足の先から頭のてっぺんの筋肉や骨を総動員して右手を使えるようになるとどのようなことができるか?こういう発想が必要です。このような体の使い方には、そうおうな鍛錬が必要で一朝一夕で身につくようなものではありません。


ちなみに、一昔前の日本人はそこらへんのおばちゃんでもそのような体の使い方ができていたようです。頭の上にたらいをのせてその上に子供が3人のっているというようなびっくりするような写真を見たことがあります。単純な重量でいえば、60~80kgはあるでしょう。でも写真ではそのおばちゃんはにこやかな笑顔で無理している感じがまったくありませんでした。和服で帯をしめて生活していればそういう事がわりと普通にできたらしいですね。洋服で生活している我々にはなかなか想像ができません。


書いていてふと思ったのは、


『着物で生活すれば腰痛が治る!』


なんていう謳い文句で和服を販売すれば結構売れるのかもしれないなぁと。


そもそも腰痛を治す、姿勢を正すという目的に対して特別なことをする必要がないのです。早寝早起き、腹八分目、日々快活に笑って過ごしていればよいだけの事なのですけどね。1本歯の下駄をはけばこれができるかといえばちょっとずれているのはわかっていただけるのではないでしょうか。


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複雑な面をみれば耳鳴りの本当の原因がわかる

最近、体についての理解を少し掘り下げることができたように思います。
これで私の整体技術も少し進歩したかもしれません。ただ、理解が深まれば難しい技術が身につくというほど単純ではありません。野球のバッティング理論を一生懸命に勉強したってホームランを打てるようになるわけではないのはわかることでしょう。

毎度のことながら、この掘り下げたことによって思うのは人間の体は非常にシンプルな面ととても複雑な面があるということでしょうか。そして体を壊している人に共通するのは、シンプルな面しかみていないということでしょうか。

耳鳴りが止まらないという人に共通するのは、

「首の力が抜けなくなっている。」

という事です。
シンプルな面しかみていない人は、


「そうか首をもんでほぐせばいいのか!」


と、いうような間違えたとらえた方をするわけです。そういう方は、


「首の力が抜けるというんはどういうことか?」


と、もう1歩踏み込んで考えたりはしません。

ついさっき、


「先日の休みにテニスにいったら、耳鳴りがひどくなった。」


という電話がありました。
整体で自律神経の働きを整えつつ、生活習慣の改善をやってきた方からです。また、体が悪くなったのかと心配になったようです。私は、


「テニスは上手な方ですか?」


と聞いたら、あまりうまくないと予想通りの答えでした。
テニスが下手なら、それが原因で耳鳴りがしてくることはありますね。しかし、こんな説明をすると、


「テニスは体に悪いので辞めた方がいいのか?」


なんて聞いてくる人が多いことでしょう。
でも、テニスをしたら必ず耳鳴りがするというわけではありません。錦織選手が耳鳴りで困っているなんてことはまずないでしょう。やりたければどんどんやって上達すればよいだけの話で、上達すれば耳鳴りがしてくるような事もありません。


親のすねをかじって家に引きこもっている人間が、


「外にでて元気に働けるようになれば就職する。」


といってたらどう思いますか?テニスだって同じです。そんなことをいっていたら家の中に引きこもっているしかできなくなります。当然、体を動かしたあとに相応なケアやメンテナンスが必要でしょうけどね。


さて、耳鳴りの原因は首の緊張が抜けなくなっている事だといいました。
具体的にいうなら、頚椎2、3、4、6番に問題がありますね。そして、それらの頚椎に問題がでるケースもやはり3パターンぐらいしかないように思います。イレギュラーなものを含めても全部5~6パターンぐらいをしっておくとほぼすべて対応できる感触です。

ただ、頚椎を撮影して、写真で確認できるような問題ではありません。シンプルな面しか見てないと、複雑な部分が見えなくなってしまうというわけです。
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検査と自律神経の話

「検査をしても問題はない、体にはなんの問題がないから自律神経の異常である。間違いない!」

某お笑い芸人のようなセリフを専門家に言われて、私のところへ相談に来られた人がいました。

体の状態をみると、「死に体」だと私は思いました。
死に体というのは、相撲の用語でもう挽回が無理とう状態です。ちょっと意味は違うかもしれませんが、私が直感的に感じた事を伝えるのはこの言葉がぴったりとくるような気がします。

すでに仕事をする体力も気力もなくなってしまっている状態です。
私には体の機能がまともに働いているとは思えませんでした。それにもかかわらず体に異常なしとは、どういうことかと思います。検査の数字しかみてないから、こんな判断になってしまうのでしょうか。

もっとわかりやすいところでいうと、最近は写真をとらないと骨がおれているかどうかわからないようです。骨が折れていれば、普通は顔色が悪くなってきますし、平静ではいられなくなります。ですから、折れているかどうかなどの判断などは、顔色をみればわかります。さらにいうなら、折れていても血色のいい顔色で、ケロっとしていればツバでもつけておけばそれでよいのです。固定もする必要がありません、固定などしたら逆に治ったあとにまともに動けなくなったりするものです。

多くの人が、


「気がついたら大きな病気になっていて手遅れだった。」


というのを恐れています。
しかし、やはり気がついたらというのもありえません。大きな病気や問題が体におこれば、絶対に痛みや違和感を感じるようになります。しかし、初期の段階ではそれは数字になってはほとんど現れないようです。そのせいで、その痛みや違和感を、

「年のせいである。」
「ストレスのせいである。」

と誤魔化してしまっています。そんな事をしているから、検査で異常がみつかったときには手遅れになるんのです。

ですから、以下の言葉を覚えておいてもらうとよいと思います。


「痛みや違和感は3日で消える、長引いても最大1週間、それ異常続いたら、体になにか問題が起こっている。」


ということです。
自律神経がきちんと働いていれば体の痛みや違和感などそれぐらいできれいになくなります。ちなみに、体の問題は、肩こり、頭痛、腰痛などという形で感じ始める事が多い傾向があります。1週間以上ながびくようなら、何かを間違えていますね。
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安心して苦しがる

このところ、薬を辞めるのに苦労する人何人か続いています。
たいていの場合、体の様子をみて


「薬がこのような悪影響を与えていますよ。」


という説明をさせてもらうとほとんどの人がさっと辞めてしまいます。そして、薬を辞めて体がおかしくなるという事もまずありません。

ただ、たまに離脱作用というのがでる人がいます。
これまでの経験だと、動悸がしたり腕痺れたりするという人が多いようです。アルコール中毒で手が震えているなんていう描写は最近ではな少なくなったようですが、まぁ、これと同じようなものではないかと思います。

もし、あなたの家族に、


「酒の飲み過ぎで体を壊して手が震えています。」


なんていう人がいたらどうしますか?こんな事は考えるまでもないのではないかと思いますけどね。

あと、薬を控えた時によくあるのが、


「辛いです。」
「気持ちが沈んでどうしようもない。」


という事がままあります。

恋愛で思いを寄せる異性にふらてしまったとき、普通はひどく気持ちが落ち込むことでしょう。そんな時に薬を飲んで、落ち込んだ気持ちをごまかそうと思うでしょうか?

恋愛だけでもありません。
仕事がうまくいかなかった時、家族に不幸があったときなど、人生には様々なな事がおこります。そして眠れなくなってしまった。かし、そのような時に薬を飲もうと思うでしょうか?

もし、飲むという人がいたら、その行動に違和感を感じないというのでしたらもう何をしてもダメかもしれませんね。恋愛とか仕事での失敗を、薬でごまかそうということですから。



さて、このところ続いたのは薬を控えるとまったく眠れないという人ばかりでした。


「眠れないので、昼間体が辛く、気持ちが落ち込んでくる。」


というのですが、
一睡もできなければテンションが上がってこなかったり、体が重くなるのは当たり前です。転んで膝を擦りむいたら、傷がでて血がでてくるのが当たり前です。傷があるのに、血がでてこなければその人はもう死んでいるということですね。


人間の脳は、必要な睡眠は必ずとるようにできています。
ですから、ずっと眠れなくて気がついたら死んでいましたということは絶対におこりません。安心して苦しがっていることです。
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