胃袋の話
2014年05月30日
食事の量の話をするとき、
「どのぐらいがちょうどよい量か?」
と、いう話になることは当然といえるでしょう。そんな時には、私はこんな説明をしています。
胃の中には100の食べものをいれたらいっぱいになると考えてください。
でも、胃というのは袋なんで広がるので無理して食べれば200まではいってしまいます。
ちょっといい方を変えてみましょう。
自動車という乗り物はアクセルを踏み込めば時速120~140kmぐらいのスピードがでます。しかし、一般の道で走るときはせいぜい30~50kmぐらいのスピードしかだしません。ちょっと道が空いているときにがんばって80kmっていうところでしょう。それなら、
「60kmまでしかでないようにしておけばよいじゃないか?」
と思った事はないでしょうか?
でも、快適に走ろうと思った時には潜在的な能力として120kmぐらい出せるようにしとかないと、40kmで快適に走ることができないというわけです。
長くなりましたが、胃袋も同じ事がいえるのではないかと考えています。
無理すれば200まで入るけど、通常は100が満タンですよ。というのは、こんな感じのことだとかんげておけばよいと思います。
さて、昔の人は「腹八分目がちょうどいい。」といいました。
お腹にちょっと余裕のあるぐらいが適切な食事量ですよということです。ですから、実際の適切な食事量は、80ぐらいというわけです。
さて、こんな事をしっていると、当院にこられて体の調子が整った人たちが口を揃えていうのが、
「食事量が以前の半分ぐらいしか食べられなくなった。」
ということです。
食えないのじゃなくて、それで満腹になるということです。体が整うと、食事量が適切な量で満足できるようになります。ということは、体を壊していたころは、160~200の量を食べていたということになります。それでは、体を壊すのは当たり前といえますね。
関連カテゴリー<
整体について
>