ブログ「日々整体」

○○療法ですか?という質問について

今朝、

「○○療法ですか?」

という方が突然訪ねてこられました。
通りがかりで当院の看板をみかけたようです。この手の質問をたまにしてこられる方はまれにいますが、こんな方は何をやってもダメだろうなぁという思いがします。

車の運転で考えてみてください。
F1レーサーが運転すればどんな車であってもその性能をめいいっぱい発揮できることでしょう。しかし、免許取りたて運転経験3ヶ月とう人がF1マシンを運転すれば1分もしないうちに事故を起こすことでしょう。

手技や療法はいろいろあると思いますが、その看板で何かを判断するというのはちょいと違うのではないかと感じます。特に、近年になって、あれこれと新しい技術が開発されているようですが、技ということについては現代の人は、先人に大きく劣っているといわざるをえません。

ピンとこないなら、物づくりということで考えてみてください。
いまだに機械は人間の手の技術をこえていません。人の手でなければできない加工や製造工程はいくらでもあります。そして、そういう技術は今、どんどん失われていっていますね。

体を整えるという技術についても同じ事がいえます。
最新系の検査器械なんぞより、人の手の方がよほど正確に体の状態を把握できると私は思います。ところが、そんなものはあてにならないと排斥しようとする人たちがたくさんいます。ちょいと残念なことです。

先日も、

「咳が止まらないので喘息だといわれた。」

という人がきましたが、そんな事はなく最近の急な冷え込みで体を冷やしただけでした。いわれた本人それは違うと自分で感じたので、私のところへ相談にこられたわけです。

話が大きくそれたので、もどします。

「○○療法ですか?」
「違います。」

というやりとりがあったのですが、この質問をしてきた方は、ろれつが回っていませんでした。おそらく薬の副作用だと思われます。間違いが多すぎて、どこから指摘してゆけばよいのかなぁといつも思います。

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肘を温める

手をつけなければいけないなぁと思いつつ先送りにしていたことがあります。
それは、

「肘湯」

です。

肘を温める事が、足を温めること以上に効果的だろうと感じる人が一部いるのですが、肘を湯で温めるというのは少々やりにくい。桶にお湯をはってそこへ肘をつけるだけなのですが、テーブルの上におけをおいてそこへ肘をつける姿勢はいまひとつしっくりこないのです。と、こんなくだらない理由で話をするだけにとどめるだけでした。

しかし、そうもいかなくなってきました。
なぜなら、私の体は肘湯がとても効果的だと思いはじめたからです。こうなれば、嫌も応もなく試してみるしかなくなります。

ちょうどいい具合に、100円ショップで買った大きめの桶があったので、それにお湯をはって肘を5分ほどつけてみると、あら不思議!つまっていた鼻がすっきりととおって体が軽くなってしまいました。

ちなみに、私の整体にはちょいと下手なところがあって、胸椎2、3番に少々負担があります。その疲れがすっきりととれてしまいました。

もっと早く試してみればよかった。
そう思いますね。もうちょっとあれこれ試してみてどういう具合にやるのがよいか突き詰めてみなくてはなりませんね。
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早くよくなろうとしてはいけない

体の調子が悪い時に考えてはいけないことがあります。
それは、それは早くよくなろうとすることです。このような気持ちがあると、その焦りが体に反応してしまい、体はちっともよくなりません。ですから、


「どれぐらいでよくなりますか?」


なんていう質問をして来る人は何をやっても駄目だし、どれだけ時間をかけてもあまりよくなりません。

体を早くよくしようとするときの心の理想的な状態は、


「心をからっぽにする。」


ということです。
私はよく「馬鹿になりなさい。」と指導をすることがあるのはこういう事が理由の一つでもあります。

ただ、正直いって心をからっぽにするのは難しいといえるでしょう。
とあるアンケートで、

「心をからっぽにする方法を知りたい。」

というのがありましたが、まぁ、こんな質問をしている時点で駄目ですね。を空っぽにするには、心をからっぽにしようとしていては絶対に無理だからです。

お寺で修行でもしているならこういう事を考えるのは悪くないのですが、普通の人にはあまりおすすめできません。

「下手な考え休むに似たり。」

というやつです。

では、どうするか?
もっとも簡単なのは、

「今、やることに一生懸命に取り組む。」

ということですね。
仕事やバイトに精をだす、主婦ならば家事に、学生なら学業に、スポーツマンならスポーツにせっせと取り組む事ですね。こんな事を言うと、煙たがられる事もすくなくありませんが、耳が痛いから煙たくなるのです。


「体が悪いから仕事ができません。よくなったらやります。」


なんていっている人も駄目ですね。
何かに打ち込んでいる人には、どんどん元気になっていきますし、それなりに生きている人にはそれなりに元気にしかなれません。人間の体はそういうものです。
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体の不思議

この仕事をはじめてもう何年もすぎましたが、いまだに、


「あぁ、こういうことか!」


と気付かされることが後から後からあります。

そして、思うことはこれは極めるのはちょっと無理だなぁということです。残りの人生30年としてそれぐらいの時間ではどう考えて時間が足りません。


最近でも、足首の捻挫を放置したことで胸が詰まって息苦しくなり動悸がするという人がいました。
うちに相談に来られる前には、


「体には問題がないから精神科で相談してください。」


と言われていたそうです。
よーく考えてみれば確かにそういうことはありえるかもしれないのですが、実際にそういう人が目の前に現れるまでこのような体の壊し方など想像もしていませんでした。


人の体はそれぐらい複雑なのだと思います。
ところが、似たような仕事をしているに人は、


「人の体を整えるのなんて簡単だ。」


なんていい放つ方もいるようです。人間の体の不思議をかいまみればそんなセリフなど絶対にでてこないのではないかと思います。

人の個性、多様性を振り返ってみても不思議な事が後から後から湧いてきます。
生物として考えてみれば当たり前なのです。生物というのは種として絶滅することがないようにありとあらゆる状況に対応するように多様性をもっています。わかりやすい違いでいうと、細身の人、骨太の人、寒さに強い人、暑さに強い人、たくさん食べられれる人、少食な人、背の高い人、低い人、お酒に強い人、弱い人、足の長い人、短い人、それらを全部同じ人間だからと考えるのはずいぶん乱暴なことだと私は思います。
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寝ていては駄目

「○○が悪いから安静にしているように言われている。」


そんな事をいう人が少なからずいます。
しかし、安静にしていては駄目です。人間の体というのは動いていないと弱っていくようにできています。膝がいたいからといって家でじっとしていたらいずれ歩けなくなってしまいます。


「車椅子で生活していたら足が細くなって歩けなくなた。」


こんな話は誰でも聞いたことがあるのではないでしょう。


内臓が悪くても同じ事をいう人がいます。
専門家に相談すると、


「あなたは肝臓が悪いから疲れてはいけないずっと安静に寝ていなさい。」


と言われたそうです。
無茶苦茶なアドバイスといわざるをえせん。人間は何をしても必ず疲れます。生きるということは、疲れるということだと言っても過言ではありません。


「仕事しんどいからうぜー。」


とかいってる若者をみたらあなたはどう思うでしょうか。
疲れないようにするというのはそういう生き方をするということです。そんな人生に価値などあるのかと私などは思います。しかも、その人の肝臓の病気はもう治らないと診断されていました。


「どうやら、少しでも長く生きていたければ死ぬまで寝ていろ。」


という事のようです。
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