○○療法ですか?という質問について
2014年10月29日
今朝、
「○○療法ですか?」
という方が突然訪ねてこられました。
通りがかりで当院の看板をみかけたようです。この手の質問をたまにしてこられる方はまれにいますが、こんな方は何をやってもダメだろうなぁという思いがします。
車の運転で考えてみてください。
F1レーサーが運転すればどんな車であってもその性能をめいいっぱい発揮できることでしょう。しかし、免許取りたて運転経験3ヶ月とう人がF1マシンを運転すれば1分もしないうちに事故を起こすことでしょう。
手技や療法はいろいろあると思いますが、その看板で何かを判断するというのはちょいと違うのではないかと感じます。特に、近年になって、あれこれと新しい技術が開発されているようですが、技ということについては現代の人は、先人に大きく劣っているといわざるをえません。
ピンとこないなら、物づくりということで考えてみてください。
いまだに機械は人間の手の技術をこえていません。人の手でなければできない加工や製造工程はいくらでもあります。そして、そういう技術は今、どんどん失われていっていますね。
体を整えるという技術についても同じ事がいえます。
最新系の検査器械なんぞより、人の手の方がよほど正確に体の状態を把握できると私は思います。ところが、そんなものはあてにならないと排斥しようとする人たちがたくさんいます。ちょいと残念なことです。
先日も、
「咳が止まらないので喘息だといわれた。」
という人がきましたが、そんな事はなく最近の急な冷え込みで体を冷やしただけでした。いわれた本人それは違うと自分で感じたので、私のところへ相談にこられたわけです。
話が大きくそれたので、もどします。
「○○療法ですか?」
「違います。」
というやりとりがあったのですが、この質問をしてきた方は、ろれつが回っていませんでした。おそらく薬の副作用だと思われます。間違いが多すぎて、どこから指摘してゆけばよいのかなぁといつも思います。