早くよくなろうとしてはいけない
2014年10月21日
体の調子が悪い時に考えてはいけないことがあります。
それは、それは早くよくなろうとすることです。このような気持ちがあると、その焦りが体に反応してしまい、体はちっともよくなりません。ですから、
「どれぐらいでよくなりますか?」
なんていう質問をして来る人は何をやっても駄目だし、どれだけ時間をかけてもあまりよくなりません。
体を早くよくしようとするときの心の理想的な状態は、
「心をからっぽにする。」
ということです。
私はよく「馬鹿になりなさい。」と指導をすることがあるのはこういう事が理由の一つでもあります。
ただ、正直いって心をからっぽにするのは難しいといえるでしょう。
とあるアンケートで、
「心をからっぽにする方法を知りたい。」
というのがありましたが、まぁ、こんな質問をしている時点で駄目ですね。を空っぽにするには、心をからっぽにしようとしていては絶対に無理だからです。
お寺で修行でもしているならこういう事を考えるのは悪くないのですが、普通の人にはあまりおすすめできません。
「下手な考え休むに似たり。」
というやつです。
では、どうするか?
もっとも簡単なのは、
「今、やることに一生懸命に取り組む。」
ということですね。
仕事やバイトに精をだす、主婦ならば家事に、学生なら学業に、スポーツマンならスポーツにせっせと取り組む事ですね。こんな事を言うと、煙たがられる事もすくなくありませんが、耳が痛いから煙たくなるのです。
「体が悪いから仕事ができません。よくなったらやります。」
なんていっている人も駄目ですね。
何かに打ち込んでいる人には、どんどん元気になっていきますし、それなりに生きている人にはそれなりに元気にしかなれません。人間の体はそういうものです。