2012年11月30日
衛生的な食事をしていれば体は丈夫になる。
そう考えるのが一般的でしょう。
かし、本当はまったく逆です。単純にどういう体の状態であれば丈夫か?ということについて考えればこのことはすぐにわかります。
1.泥水を飲んでも平気でいられる
2.ミネラルウォーターしか飲めない
どちらが丈夫な体といえるでしょうか?
えるまでもなく、1の方が丈夫な体です。ミネラルウォーターしか飲めない。そういう体が丈夫なわけがありません。
アジア方面に旅行へいくとこんな話をきかされます。
・インドネシアではシャワーを浴びる時に水を口に含むと腹をこわす。
・中国では料理についている氷を食べると腹をこわす。
・生野菜は水道水であらってあるので食べると腹をこわす。
実際、私もインドネシアに1ヶ月ほど滞在したことがありますが、同行した5人全員が腹をこわしてひどい下痢に苦しみました。
どうして下痢をしたか?
というと、体が弱かったからです。インドネシアの人は同じものを食べていますが、腹をこわしたりしません。体が丈夫だからです。
水を飲んで腹をこわす人、壊さない人、どちらが丈夫か?こんな事は考えるまでもありません。衛生状態のよい日本という国で暮らしていると体が弱くなるのです。
2012年11月27日
「子供の頃から、疲れやすく、眠気がとれない」
そんな相談を頂いた事例です。
検査をしても異常はないそうで、自律神経失調症と診断されたこともあるとのことでした。
さて、体の状態をみると冷え、不眠、食べ過ぎと3重苦な状態でした。
こういうとき、どこから手をつけるのか?を迷うときがあるのですが、まずは眠れるようにすることに重点をおいて整体を行いました。もちろん全て同時に改善し
てゆくことは大事です。しかし、一番の問題点はどこか?を、つきとめて整体をおこなえば、すべてが一気にかわってくるからです。
その上で、生活において
・冷えをとるために足湯を毎日すること
・食べ過ぎているので食事を減らすこ
の2点を事を指示します。
そうやって整体をつづけると、一ヶ月ほどで眠りが改善しました。
すると予想どおり、冷えや食べ過ぎも解消されました。自律神経のバランスが乱れていたので、食欲がとまらなくなっていたようです。整体をはじめてから
1.5ヶ月ほどで、体調に対する不安はなくなったとのことです。若い方だったのでよくなりはじめれば一気に体はよくなりました。約20年調子がおかし
かったのが1.5ヶ月でかわることもあります。
さて、体調がよくなってから本人がこんな事をいっていました。
「食べ過ぎると確かに体がおかしくなりますね。」
「夜更かししていると駄目ですね。」
とても当たり前のことです。
こんな些細なことで・・・、と思うかもしれません。しかし、体がおかしい方はまず自分の生活に問題がないか考えることです。少なくとも20年も付き合うようなものではなかったのはおわかり頂けるのではないでしょうか。
2012年11月20日
先日、ちょっと変な事になっている方がおられたので紹介しておきます。
突然、強烈に腰が痛くなったということだったので、その原因はいったいなんだったのか?ということを考えてみる事にしました。
まず、腰の状態を確認すると運動系からくる痛みではありまえせんでした。
どういうことかというと、無理な運動をした、重い物をもったというように、無理をしてでた腰痛ではありませんでした。わかりやすくいうと、運動系からくる腰痛は、脊柱起立筋に強い緊張がああるので間違いようがありません。自律神経で考えるならこういった筋肉の緊張がみられる場合は、交感神経が過剰に緊張がみつかりますがそれもありませんでした。
では、どういう痛みかというと右の骨盤が大きく下がっているために起こる腰痛でした。
右の骨盤が下がる最大の原因は、食べ過ぎと冷えです。これらの原因を腰痛につなげて考える事ができない人がいますが、腰痛の大半はこちらが原因です。交感神経の異常ではなく、副交感神経の異常からくる痛みです。
話を戻します。この方の場合、右の骨盤が下がることによって強い腰痛が起こったのですが、その原因に思い当たる事がないとうことなのです。しかし、体が痛みを発するということには、必ず原因があります。何もないのに、突然痛みだすということはありえません。
そこで、よくよく聞いてみると、
「腰が痛くなる前日に胃カメラを飲んだ。」
ということでした。
胃カメラ飲むと胃に負担がかかって、右の骨盤がさがったのかと思ったのですが、さらに聞くと、副交感神経の働きをさげる薬を体にいれたそうです。胃カメラを飲むときにはそういうやり方をするお医者さんもおられるそうです。
これで腰痛の原因がわかりました。
胃カメラを飲むときに使った薬のために腰が痛くなったのです。
体の調子がくずれるときにはかならずその原因があるのです。
2012年11月16日
左側の骨盤が開く体質の方がいます。
見た目はがっちり、ぽっちゃりな体型の人はたいていそうだと思って間違いないでしょう。こういう方は、体の調子が乱れると、左の骨盤が開いてきます。左側の骨盤が開くと交感神経の働きが悪くなります。すると、相対的に副交感神経の働きがつよくなり、
「食欲が止まらない」
そんな状態になることがあります。
いくら食べても空腹感がなくならないのです。これはお腹が減っているわけではなく、自律神経のバランスが乱れて異常な食欲がでているだけです。こんな時、空腹感にまかせてがつがつ食べていれば食べ過ぎで体は壊れます。
右の骨盤が下がる逆のタイプの人もいます。
そういう方は、体の調子が崩れると、食欲が落ちてきます。副交感神経の働きが低下するので、胃の働きが悪くなるのです。食欲が落ちれば食事は控えればいいのです。しかし、多くの方が、
「食べなければ元気がでない。」
そういって、無理に食事を食べようとします。
これもやはり体を壊します。胃の働きが落ちているのに、せっせと食べ物をいれると胃が壊れてしまうのです。
このように体の調子と食欲の関係を無視して、食べた方がいい、食べない方がいい、そういう事を考えたって全く意味がありません。
2012年11月13日
冷えのせいで体の調子を崩している人がいました。
そこで、
「24時間、靴下をずっとはくように。」
そう指導をしたのですが、1週間後にこられると、実践できていませんでした。
どうしてかときくと、
「靴下をはくと、足が火照って眠れない。」
とのこと。
冷えが極まるとこういうことがあります。
どういうことかというと、体の感覚がおかしくなるのです。体が冷えすぎていると、靴下をはいて少し温まっただけで、火照ったように感じてしまうのです。
ただ、これは1週間ほど続けていると感覚が正常にもどってきます。
体の調子がおかしい時には、体の感覚もおかしくなっています。そういう時は、最初、多少不快であっても、今回の靴下のように継続しないと元にもどってこないことがあります。