ブログ「日々整体」

いたわりの気持ちなどありません

腰が痛くて歩けない人が10人ほどいたとします。
その人たちを歩けるようにするにはどうすればよいか?と考えてみます。手っ取り早く結果を出す方法を考えてみました

1.プールから15mぐらい離れたところで、背中に薪を背負ってもらう
2.薪に火をつけます

すると、おそらく10人すべてが走ってプールに飛び込むはずです。走れないなら焼け死んでしまいますから当たり前のことです。

ただ、100人いたら走れない、走る気力のないような人も2~3人いるかもしれませんね。でも、そういう人は、腰が痛いから歩けないのではなく、生きる活力、気力、元気といったものをなくしてしまっているだけです。腰の状態がどうこういうような問題ではありません。

乱暴なやり方だと思うかもしれませんが、効果的な上に速攻性もありますね。お昼のテレビ番組の健康特集で取り上げてもらってもいいかもしれません。


先日、こんな話をしていたら、


「あなたは人に対する思いやりってものがありませんね。」


と言われました。
火をつければ走りだすような人を過保護にして、生きる気力、活力、元気を失わせてしまうことを

「思いやり。」

というのでしたら、確かに私にはそんなものはかけらもありませんね。
関連カテゴリー< 腰痛、膝痛

筋力を補助するロボットの話

随分前のことですが、腰が痛くてうまく動けない人のための補助ロボットを開発している人たちをテレビで紹介していました。モータの力で筋力を補助することによって自由にたって動けるようにということでした。

それなりの予算と人員を投入して開発しているようでした。非常に気の毒な評価になりますが、無意味な上に有害な研究開発だというのが私の印象です。

「人間の体は筋力で動かしている。」

という思い込みに気がついていい頃だと思うのですけどね。

ホンダが開発した2足歩行のロボットは、人間と比べるとずいぶんぎこちない歩き方をします。
それでも、2本足で歩くということが非常に難しいということから高い評価をうけていますね。筋肉で体を動かいしているなら、人間と同じように関節を作って、同じように動かせばよいだけなのです。

しかし、いかに筋肉の動きを微細に研究しても風が吹いただけで転んでしまうだけです。
ちょっとした振動でも、足元に石が落ちているだけで転ぶでしょう。二本足で歩くということはそれだけで奇跡のようなことといえます。人間の背筋をモータの力で補助したってすぐ転ぶだけだろうと私は思います。

あと、まれに電動の4輪車で外出しているお年寄りを見かけます。
そういう人に、

「そうやって車にのって外出していたらいつか歩けるようになるんですか?それとも死ぬまで車にのっているつもりですか?」

と聞いてみたくなります。
筋力を補助するロボットの発想は、ここでいう電動4輪車と同じだと私は思います。
関連カテゴリー< 腰痛、膝痛

体の弾力

元気で健康であるというのは体に弾力があるということです。
1mの高さから飛び降りたり、つまずいたぐらいで骨が折れたりするのは体に弾力がないからです。だから、

「お年寄りは転ばないように。」

なんていう注意をきいたりしますが、本当に気をつけないといけないのは体の弾力がなくならないようにすることです。転んだぐらいで骨が折れたら、それは恥ずかしいことだと思うぐらいでちょうどよいでしょう。

夏らしくなってきました。
ちょっと暑いぐらいでへばってしまうのは弾力がないといえます。ただ、暑いのに無茶をして倒れるまで気が付きませんなんていうのは弾力がないといえます。体に弾力がないと、身体感覚が鈍くなるので自分の体がいまどのような状態であるかわからなくなってしまいます。

「気がついたら死んでました。」

なんてことにならないようにエアコンをつけろと、注意喚起をしていますが、日常的にエアコンを使っていると体から弾力がなくなっていきます。その結果、熱中症と呼ばれる状態に陥りやすくなります。


冷えは万病の元といいます。
ちょっと体を冷やしたぐらいで風邪をひくなんて体が弱いという考える人の方が多いでしょう。しかし、この考え方は逆です。体を冷やした時、さっと熱を出して体温をあげることのできる体は弾力があるということです。体が冷えているのに体温をあげる働きがないと自律神経の働きが悪くなるのであらゆる病気の引き金になってしまいます。何年もつらい思いをしている人が、体を冷やしているだけなんてことも珍しくもありません。


弾力があれば体の調子をちょっと崩したってすぐに健康な状態に戻ります。
弾力は肌に触れてみればすぐにわかります。10歳の子供と80歳の老人に目隠しをして触ってどちらがどちらかわからないなんていう人はいません。別に体の知識などなくても誰にでもわかることで難しく考えることはありません。

ただ、年をとるということは弾力をなくすということではありますが、長く生きれば弾力がなくなっていくというわけではありません。この事が律神経を整えて健康に生きるコツでしょう。

関連カテゴリー< 冷え自律神経失調症

手足のしびれ

今日、手足がしびれるということで整体にかけこんできた方がいました。
定期的に整体にこられる方で、先週きたところでした。体をみるとそう悪くないと感じました。ただ、前回の整体をしたとき、

「なにか腑に落ちない。」

とメモがしてありました。
本人が体の体の感じ方と私がみた体の状態にずれがあったからです。

今日も、ひと通り整体して、体の様子を確認してもらうと、足のしびれはきえましたが、手にしびれが残りました。足もなんでこの状態でしびれるのか?と違和感を感じていましたのが消えたので、

「どうも今日も変だなぁ。」

と考えていました。

自律神経の状態からわかることは体を冷やしているとうことだったので、

「エアコンつけて寝てませんか?」

と、聞いてみるとどうやらあたりだったようです。

そこで、肩甲骨の調整をしてみました。
わきから背中にかけてのリンパが腫れているのだろうとみたからです。どうやらあたりだったようで、しびれがとれました。

「これ、うちにこないでレントゲンやらMRIやらの検査をしたら首のヘルニアだといわれるのだろうか?」

なんて、ふといじわるなことを思いました。


さて、肩甲骨の調整というのは呼吸器の調整です。
もっと簡単にいうならエアコンで体を冷やして風邪をひいていたわけです。ただ、リンパの動きが悪かったので熱がでてなかったのです。このような不調が手のしびれにでるというのは今回はじめてみたように思います。

こんなことは、このブログでは耳にタコかもしれません。
体を冷やしたら熱を出して体温をあげようとするのは正常な体の働きです。ですから、熱をだしておけばそれですっかり元気になっていたはずです。


「熱がでればしっかり出しきる事。できればしっかり風邪をひいておくこと。しびれは風邪が抜けるまで残るかもしれない。あと、エアコンは禁止ね。」


と説明してかえってもらいました。
関連カテゴリー< 手、指のしびれ足のしびれ

台風がきたら膝が痛む

「台風がくると体の調子が悪くなる。」

という人は珍しくありません。
体の調子と台風に関連性について説明しているような書籍やサイトはまずないかと思いますが、日々、自律神経の様子をみているとその変化はあきらかです。

わかりやすく原因をあげると、


1.湿度があがって発汗しにくくなる
2.気圧が下がるので呼吸がやりにくくなる


という2つがその原因です。
台風がくると膝が痛くなるというのは後者であることが多いですね。単純に、肺の働きが弱いのです。ただ、弱いというと病気なのか?といいだす人がいるのですが、平均的な人間の肺の働きと比べてという程度のことで、ふつうの人よりちょっと背が低いというのと同じようなぐらいのニュアンスです。

こういうのは骨格をみるとある程度わかるのですが、なんでもかんでも数字化しないと気がすまない人にはなかなか納得しにくいようです。おそらく肺活量なんかともまた違って、肺が酸素を取り込む能力とうことではないかと思います。

汗の方も同様ですね。
汗かきの人がいるように汗をかきにくい人もいます。多汗症といわれる人や、そのまったく逆でまったく汗をかかないということであれば、それは体の異常として認識しやすいと思いますが、他人と比べて汗をかきにくいとういうのは比較して考えることはまずないでしょう。汗をかくのが苦手といういうことで、体温そのほかの体の調整が下手な傾向があるということです。ただ、

「じめじめしたら体が重くなって元気がでなくなる。」

というのはどなたにでもある認識でしょう。
人によってじめじめした天候にうける影響の程度に差があって、極端にその影響をうけるという人がいるわけです。もちそんそれは、体調や気分にも影響をうけあす。父親が先週亡くなったというような人であればその影響はかなり大きなものになるといえます。


関連カテゴリー< 多汗症自律神経失調症
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