ブログ「日々整体」

話を聞いても時間の無駄だろうという話

よくする説明ですが転んで膝を擦りむいて血がでてきたとします。
この時、その傷からは痛みを感じるが正常で痛みを感じていないというのはおかしいのです。

耳なりだったり、難聴だったりと、めまいだったりと、やっかいなことが起こっている人はほぼ間違いなくこういうことが起こっています。血がでているのに痛くないというようなことになってるわけです。何が起こっているかというと、体の感覚が鈍くなったり、なくなってしまったりしているわけです。


余談ですけど、電話であれこれ訴えてくる人がいるのですけどそういう具合に身体感覚がまともじゃないで、そんな人の話をいくら丁寧に聞いても時間の無駄なんですよね。


そういうことが起こる理由は簡単です。
痛みがなくなることが治るということだと考えてしまうことですね。
体になんらかの問題があって痛みなり不快感なりを感じていたのに、それを感じないようにして元気になった気でいるわけです。


こういう人は決まっていうわけです。


「耳なりさえ止まればいい。」
「めまいさえなくなれば元気に暮らせる。」
「耳が聞こえない辛い状態から抜け出したい。」


実は、耳なりがなっているのも、めまいがするのも、耳がきこえないのも、ケガをして血がでてれば痛いのと同じで正常な状態なんですよ。ちゃんと理由があってそうなっているのですけどね。ふと思いましたが、この考えに到達できないでいると、そのうち、脳とか神経に針でも刺してどうにかしようとしはじめるかもしれませんね。

ついでにいうと、そういうもの関心が向いてしまうような人には何をいっても、何をしても無駄だろうなぁと思いますね。


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メニエール病についてちょっとだけ考察

めまいというのはたいていの場合、腎の働きに問題があるときに起こります。
もちろんめまいを感じる人全員に同じ事が起こっているわけはなく、ケースバイケースです。ただ、腎のの弱りが直接の原因である事がほとんどなので、それほど苦労することもなく元気になってしまう人が多いです。

ところが、メニエールだと診断された人たちの体をみると必ずしもそんなことはなかったりします。
私から見た場合、心臓の動きが悪くなっていたり、消化器の働きが悪くなっていたり、呼吸器の働きが悪くなっていたりとケースバイケースであまりにもバラバラです。つい先日、相談にこられた人でも、胃袋の動きが止まっているとしか思えませんでした。

メニエールなんですと言ってこられる人たちがあまりにも多様性に富んでいるのです。
だから、めまいがするからといって、それら全部をメニエールとひとくくりにしてしまっているのはちょっと問題があるだろうとは感じていたのす。そんなわけで、私ぐらいの技量では変化をみて考えながら整体するというやり方しかできないわけで、いまひとつわからんなぁと思っていたんですけどね。


ただ、最近になって、腎の弱りからくる平衡感覚の狂いをめまいと定義してみると案外、考え方がすっきりしました。つまり、腎の弱り以外からくく平衡感覚の狂いをメニエール病だと考えると、自称メニエールの人たちの体の悪いところが、心臓だったり、胃袋だったり、肺だったりと、バラバラになる事が説明がついてしまうなぁというわけです。

で、どこが悪いかというと延髄ですね。
アントニオ猪木の得意技に延髄蹴りというのがありましたけど、これをくらうと平衡感覚がなくなってしまうのでたっていられなくなるわけです。まぁ、延髄の働きが止まってしまうと死んでしまいますから、実際はその働きが悪くなっているということですけどね。


現時点ではまだ、たぶんそうだろうなぁというぐらいのものですが、だいたいあっているのじゃないかと思えますね。ただ、こう考えると腎はわりとしっかり働いている人がいるのに、メニエールではないと判断される人がいます。まぁ、原因不明なのに適切な判断ができるというほうがおかしいわけですから、そんなものかもしれません。私にとっては、どっちでも注意することがちょっと変わるだけでそれほど大きな違いがあるわけでもなかったりします。



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メニエール病の話

ちょっと前のことですが、とある芸能人がメニエール病に再燃したという事をニュースでやっていました。


「再燃」


ってなんだ?
と思って調べてみたら、症状がおさまっている状態から再び症状がでたというのを再燃というそうですね。まぁ、医学的にメカニズムがわかっていないから完治もなくて、症状がなくなっていてもいつまた再発するかわからないというわけで、そういう状態を説明するためにいくつか言葉が作り出されているみたいですね。


さて、メニエール、めまいに関する相談は月に何人かこられます。
で、その人たちの話を聞いて体をみているとメニエールの判断はかなりいい加減だと感じますね。医学的に説明ができていないから仕方がないのかもしれませんが、本人が感じている症状を聞いて判断するだけなので、あてずっぽうな印象です。最近あった面白いと思った話だと、メニエールの権威なんですとかいう医師に見てもらった人は、


「メニエールについて詳しい事はよくわかりません。」


とはっきり言われたそうです。
詳しい人は、わからないことはわからないとちゃんと教えてくれるのです。ところが、中途半端にメニエールについて知っている専門家はその中途半端な知識で説明しようとするのです。そういう人に巡り合ってしまった人はたいていひどいことになっていますね。


具体的にいうと、メニエールからくるめまいなんですという人と、メニエールじゃないめまいなんですといってくる人が両方がいたりします。


「メカニズムがわかってないのに、メニエールかそうでないかがどうして判断できるのか?」


おかしいとは感じませんかね?
日本でメニエールの権威ですとかいうとはわからんといっているのに、たいして詳しいわけでもない人が、本人がどういう不調を感じているかを聞いて判断しているのですよ。当然ですが、体に何が起こっているかをきっちり調べて判断するわかじゃありませんし、せいぜいが


「低音が聞こえにくくなっています。」


みたいな、まったく役にたたない余計な情報を添えられて途方にくれるしかないわけです。



さて、メニエールかそうでないかを区別する事はほぼ必要がありません。
どうも私がみている限りだと症状の重い人はなにか違う問題が起こっているに違いないと考えて区別しているだけのようです。

検索してみたら、30-40代に多いのでストレスが深く関係しているとかいう記述をみかけましたが、これまたほとんど無関係といっていいでしょう。体に起こっている事がよくわからないときに、それを全部ストレスのせいにしてしまう風潮はいったいいつまで続くのかと思いますね。


もしかしたら、日本一の権威の方にいわせると別である根拠はあるのかもしれませんが、めまいをなくして元気に暮らせるようになるという事が目的であれば、私の経験上、区別する必要はまったくありませんね。


多少、時間のかかる人もいることはいますが、たいていはめまいを感じる事はなくなるので困っている人がいるのであれば、一度相談に来てもらえばいいんじゃないですかね。
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人生最後の日に何をしたいですか?

キラークエスチョンとしてこんな質問をしている対談をみました。
私のこの質問に対してのこの答えはシンプルで、


「いつもどおり普通に過ごすだけ。」


というものですかね。
人生最後の日だからといってなにか特別な事をしなくてはいけないという思いは今の私にはありませんね。

まぁ、私という人間は不器用で、才能もない上にたいした努力もしない、世渡りも下手なもので思い通りに生きれていません。いまでも毎日のように過去の事を振り返ってこんちくしょーと叫んでいたりしますし、フラストレーションを感じることの多い毎日ですけどね。

でも、


「死ぬ間際になって慌ててやるようなことならもっと早くはじめろよ。」


と思いますね。


明日5月17日は休んでいますのでご注意ください。
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整体関白宣言

今日、ある宣言をしようと思ったのですけどそれにちなんで、さだまさしの関白宣言という歌の事が頭に浮かびました。
何回も聴いた事がある歌ではありましたが、こういう機会にじっくり聴いてみようというわけです。

さらに、少し前に、女性が聞いてすごく不快に感じるみたいな意見があったのも思い出しました。亭主関白というのが時代に合わなくなっているからだろうなぁというぐらいに思っていましたけどね。

1番の歌詞をみると、


俺より先に寝てはいけない
俺より後に起きてもいけない
めしは上手く作れ いつもきれいでいろ


なんていう歌詞があって、なるほどなぁと。
日本語力というか、語学力というか、思考力が欠けた人がこれを見たら不快に思うのだろうなぁと。


私が今回この歌詞をみて感じたのは妻に対する深い愛情です。


3番まで聴いていくと、わからない人のためにちゃんと


愛する女性は 生涯お前一人


と歌っているのですけどね。
愛する女性に俺より先に起きて、俺より先に寝るなというのけしからんと短絡的に考える人がいるのでしょう。


心から愛せる女性をみつけたけど、学が足りなくてその気持ちをうまく表現できなくて。それにちょっと照れくさいもんだから、


「必ず幸せにするから俺についてきて欲しい。」


とストレートな物言いもできない、そんな愛嬌のある男性のことを歌った歌ですね。たぶん、さだまさし本人の事を歌った歌なのだろうけど、私は相手の女性にメロメロになっている20代の鳶職のイメージが頭に浮かびました。


で、こういうのがわかりにくくなっているのかと思いきや、2番から少しづつ口がほぐれてきます。厳しいように聞こえる人もいるのかもしれませんが、2番の歌詞も全部女性を守りたいという気持ちからのものです。そして、3番で相手の女性に一つだけお願いをしています。


例えばわずか1日でも
俺より先に逝ってはいけない


「俺は、お前がいないことに耐えられない。」


と、それぐらい深く愛しているということをあえて説明せねばいかんというのは野暮というものでしょう。

あと、相手の女性の事はまったく歌詞にはでてこないんですが、ちゃんと表現されています。そういう男性の気持ちをちゃんと理解して、でも余計なことは一切口にしないで、笑顔ではいと返事できる女性でしょう。


お互いを愛し信頼している夫婦の事を歌った歌ともいえます。
こういう夫婦の関係に駄目出しするような人間は、モンゴルの草原で馬の群れにでも踏まれてしまえというものでしょう。



さて、私の方の宣言ですが、


「電話での質問に答えるのを辞めます。電話は予約の受付しかしません。」


質問してくる人は、「ちょっと聴いてみたかった。」とか、私の人柄を電話で判断しようとするような受け答えする価値を見いだせない人ばかりです。ですから、そんな人のために時間を割くのは辞めることにしました。
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