起立性調節障害について
2016年07月29日
今月は不思議と起立性調節障害の相談が多い月です。
夏に増えるというより、起立性調節障害という言葉が一般的になってきているのでしょうか?そのせいで、朝起きれない、学校にいけないというのが体の問題であるという認識が増えてきているのではないかと思えます。
ただ、この腎臓の働きが低下しているという状態は、お医者さんの検査で判断する場合と、私のような整体師が判断する場合とではまったく意味合いが違うといえます。
お医者さんの検査で異常がみつかるというのは相当悪くなってしまっている状態です。
それに対して私からみて働きが落ちているというのは、もっと手前の段階といえるかもしれません。具体的にいうなら、
「昨晩、晩酌で飲み過ぎている。」
「ここ1週間で外食でたらふく食べてきた。」
「不摂生が数ヶ月単位で続いている。」
という程度のものでもわかります。
なぜかというと、体の元気や健康というのは腎臓の働き具合で判断するのがとてもわかりやすいからです。腎臓の具合をみるだけで全部わかるといっても過言ではないかもしれません。言い換えれば人の体、自律神経の状態を確認するには腎臓の働き具合をチェックしているといっていいでしょう。
さて、起立性調節障害の学生や子供に共通するのは、腎臓の働きが低下しているということです。
やっかいなのはこの低下というのは生命の維持に問題があるほどではないということでしょうか。そのせいで原因が不明になってしまうのでしょう。ちなみに、腎臓の状態と心臓の状態は同調しているといって差し支えないぐらい関係が深いですから、人によっては心臓の働きが弱いといっていい人もいるかもしれません。
難しい言葉を並べてしまっているかもしれませんがシンプルに考えてみてください。
1日、一生懸命に働いたり遊んで疲れれば、腎臓の働きが落ちて、体が重くなってきたり足がむくんできたりします。起立性調節障害というのは、常にそういう状態であると考えてもらうと良いでしょう。また、腎臓とういのは耳、三半規管の働きにも大きく影響しますので、それが原因でめまいを引き起こしている人もいます。
なお、腎臓の働きが低下する原因の大半は薬の使いすぎだと私は考えています。
ただ、なかには、
「こんな事が原因でこうなってしまったのか!?」
という方も一人おられたので、そうなってしまう経路は1つではないと考えてもらうのがよいでしょう。
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