ブログ「日々整体」

新年は5日からです。

今日の昼から正月休みに入ります。
新年は、5日からの受付です。来年もよい年になるといいですね。
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来年は頑張らない年にしましょう

毎朝、息子と剣術の練習をしています。
年齢を重ねていないということは、大きなメリットがあって、ちょっとしたコツを教えてあげるだけでびっくりするようなことができることがあります。

最近、体の力の抜き方のコツを伝えたところ、私ができない技をできるようになってしまいました。
長く生きているということは、それだけ癖がしみついているということなので、私の方はまずその癖を抜かなければいけないのです。

ちなみに、自身ができていないのにコツを知っているというのはおかしなことです。
ただ、とあるプロスポーツ選手の癖を真似てみたらどうも具合がよいことに気が付きました。


「たぶん、これは力を抜くためにやっているのだな。」


と思えたので、それを息子にやらせたらできてしまったということです。
こんな出来事を目の前にすると、私の方は理論はまぁなんとか様になってきているのだけど実践の方がまだまだなのだと気が付かされますね。
息子と私で、


「全然力を使っていないのに体が動く。」
「体というのは力を抜いたほうが力がでてくる。不思議だろ?」


という会話の後で、


「そうか、じゃあ竹刀も力を抜いて振ればいいんだね。」


といっていました。
この事に気がついたからには、おそらく明日からの練習の中身がごろっとかわることでしょう。外からみればわからないかもしれませんが、意識はがらりとかわってくるはずです。平たくいうと、

「頑張らなくなる。」

はずです。
がんばらずに鋭く正確に竹刀を振るということが練習のテーマになってくるわけです。


話が変わります。
定期的に整体に来られる方でいつも体を痛めてくる人がいます。毎回ダメ出しをしているのですが、


「こんなに一生懸命に頑張っているのに・・・。」


不満を漏らします。


「そんなことをいっているから体を痛めるのだ。」


と、ほぼ毎回同じ話をしているように思います。
私は、努力してないから駄目だといっているのではなく、体の状態を、自律神経の様子を客観的にみて駄目だといっているのです。ポイントがずれてしまっているわけですね。

こういう人には、


「努力に逃げては駄目だ。」


といつも説明しています。

マラソンで考えてみましょう。
42kmを走りきるには、相応の体の状態を作らなければなりません。ですから、マラソンの選手は常日頃トレーニングをしています。逆にいうと、42km走り切るのが当たり前の状態といえます。ところが、30kmしか走れない人が42kmを走ろうとしたときどうするでしょうか?マラソン中継であとすこしのところでスピードが止まった選手を見たことがあるのではないでしょうか。その選手はなんとか頑張ってゴールまで走ろうとしていませんでしたか?

努力に逃げてはいけません。
長い人生には、そういう具合に無理をしなければいけない、または無理をしたいという時が確かにあります。でも、それが日常茶飯事だというなら話はかわってきます。そんなことをずっと続けていれば体が壊れてきてしまうのは当たり前です。

30kmの時点で足がとまって、残り12kmは、


「なんとか頑張ってゴールしました。」


では、結果がついてくることなどないでしょう。

このことを仕事におきかえて考えれば、


「頑張っている時点で成果が上がらない。」


ということがいえます。
仕事がハードなのなら、そのハードな仕事をこなせる体を作らなくてはいけません。頑張っている、努力しているという時点でもう駄目だと考えるぐらいでちょうどいいのではないかと私などは思います。

最初に剣術で紹介したように人間の体(たぶん動物もですが)は、力を抜いた方が体の力がでてきます。ですから、


「頑張ります!」


なんてセリフを口にしている時点で実力が発揮されていないということです。


私は「頑張る。」という言葉を禁句にしています。
10年ほど前に、この言葉はどうも都合のよい便利な言葉だと思えたので禁句にしてみたら非常にいい具合にいろいろ動き始めました。そこで、「頑張る」という言葉を使っていいのは死ぬまでに3回だけだと決めました。それから使ったのは今のところ1回だけです。東京へいって仲間と起業するという知人がいたので、その旅立ちの時に、

「頑張れよ。」

と声をかけました。
起業の苦労が並大抵のことではないのが私自身の経験もあってよくわかりました。だからでしょうか、自然とそういう言葉がでてきました。
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綺麗な姿勢とは?

「座ることが体に大きな負担になっている。」

先日、そういう記事をみかけました。
座っている状態はたっている状態より体の負担が3割増だという見出しだだったと思います。インターネット上の記事なので、ここで紹介できればよかったのですが、くだらない記事だと切ってすててしまいどこでみたかわからなくなりました。

おそらくこのような発表をだれかがしたのではないかと思います。一生懸命にデータをとって検証したのかもしれませんが、その結論がこんなものでは気の毒さすら私は感じます。


座るという動作はなかなかに奥が深いものです。
現在の日本で、キレイな姿勢で座れる人など100人に1人もいないのではないでしょうか。背筋をピンと伸ばしてきれいに座っているようにみえる人でもたいていは駄目だと思ってもらうとよいでしょう。背筋や肩の筋肉でがんばって凛とした姿勢を保っていたら疲れるのは当たり前のことです。その疲労度など3割増し程度ではすまないのではないかと思います。

よい姿勢というのは、体の表層の筋肉が緊張していない状態です。
ちょっといい方をかえてみると、腰付近の腸腰筋という筋肉が活性化している、あるいはインナーマッスルがよく働いている状態です。しかし、インナーマッスルというのは働かせようという意識が働いた瞬間にうまく働かなくなります。武道やスポーツがつい精神論に傾くのはこのあたりが原因といえるかもしれません。なにしろ、頑張ろうとした瞬間にインナーマッスルはうまく動かなくなるわけですから。

体を動かすときには、


「力を抜け!」


といわれのはインナーマッスルをうまく使うためです。
力をいれて頑張ろうとすると、インナーマッスルが働かきませんから、そういう矛盾をうまくつなぎ合わせるために精神論があるといえますね。


さて、最初に紹介した「座るのは体の負担である。」というのはきれいに座れる人に対してもいえるか?
少なくとも、きれいな姿勢で座れる人にとってはこの言葉は当てはまらないと私は思いますね。ただ、かくいう私も世間一般の人よりは多少マシな姿勢で座っているという程度のことで、本当の意味で綺麗な姿勢で座れるようになるにはあと10年ぐらいは修行が必要ではないかと思います。
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外反母趾の話

体の悪い人に外反母趾の人は少なくありません。
外反母趾気味という人も含めると、「体が悪い=外反母趾」といっていいかもしれません。外反母趾というのは足の親指が変形してくるものだと考えると、現状は痛いということはないけど、ほっておくとそのうち痛み出すだろうという人はとても多いからです。

外反母趾の整体はそれほど難しいものではありません。
もちろん大きく変形してしまった場合は、親指の骨が元に戻るということはおそらくないといえます。しかし、外反母趾は変形しているから痛みがあるのではありません。ですから、変形した骨を手術で形成しなおしても、たいした成果はあがらないのではないかと思います。一時的には楽になってもまたすぐに痛みだすだけではないでしょうか。

余談ですが、このような話は足だけでなく、


「この骨の変形が原因で肩こりや頭痛がする。」


という人もいますが、私の見る限り見誤りだと思えることの方がおおいですね。


とりあえずは、ポイントは変形しているかどうかではなく、痛いかどうかだと考えてください。
骨が変形していれば必ず痛みがでてくるわけではありません。自律神経の働きが悪い、体が悪いという人の中には足の親指が変形している人は少なくありません。


「たまに痛くなる。」


という人もいますが、整体してゆくく痛みを感じることがなくなってゆきます。もちろん親指の骨は変形したままの状態でです。体が整っても痛みがなくならなかったという人は過去数年を振り返ってもちょっと思いあたりませんね。程度によりますが、変形した親指が元にもどることも珍しくありません。


外反母趾の直接的な原因というと、

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小指の骨に重心が集まる


写真のように小指のこの部分の骨が悪くなっています。
体の重心がおかしくなっているとこの骨の動きが悪くなるのです。この部分の骨は外に尖った箇所があるのですが、そこに触れると痛みを感じることもあるでしょう。そして、この外側の骨が悪いと内側の親指の骨が変形してくると考えてもらとわかりやすいでしょう。

外反母趾が辛い人は骨の変形を手術で治してしまう人もいるようです。
しかし、よくても痛みがちょっとましになるぐらいではないでしょうか。結局のところ、根本的な解決にはなっていないのでまた痛くなるか、下手をすると今度は親指ではなく内臓機能に問題がでたりすることも考えられますね。小指の骨の働きというのは排泄に大きく関わっているからです。

また、「運動不足が原因だ!」という説明をしている人がいますがこれも問題ですね。
小指のこの骨が悪くなっている人が、何も考えずに体を動かすとかえって体を悪くしてしまうからです。やればやるほど外反母趾が進行することもあるでしょう。狂った重心で一生懸命に体を動かしたら、体のバランスはますます悪くなってくるのは道理といえます。

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薬を使って体は調整できるか?

最近、鹿の増加で山や森が死んでしっているそうです。
鹿の増加は深刻で、奈良県でも鹿を駆除しようという話がでるぐらいのようですね。鹿を捕まえて食べるような肉食の生き物がいませんから、いったん増えるとどうしようもないようです。地域によってのは農作物の被害が深刻になっているところもあるとか。


「こんな時どうするか?」


すくなくとも、鹿を捕まえて食べる狼を山に放すわけにはいかないでしょう。
また、


「鹿が増えたのは猟師が減ったせいだ。」


という人がいるのですが、それじゃあということで猟師を増やせるか?というと、鹿を捕まえて生計をたてられる世の中でもありませんのでなりてがいません。それじゃあ、猟師が生活できるように補助金をいれればよいかというとそうでもありません。

実際に猟をしている人の話を聞いたのですが、猟師のマナーが非常に悪いそうです。
平気で山にゴミを捨ててくる。他人がしかけた鹿用の罠を壊したり盗んだりということも珍しくないのだとか。猟師が減っているのはそのマナーの悪さが原因だといっていました。

そして、その人の知人は猟師に散弾銃で撃たれてしまったそうです。川で釣りをしていたのですが、撃った当人は、


「イノシシだと思った。」


といっているそうです。
幸いその人は、命は助かりましたが体中に散弾の弾が残っているそうです。すべての猟師が人かイノシシかを確認せずに銃を撃つとはおもえませんが、猟師が増えれば割合としてそういう人が増えるのは間違いありません。

ちょっと前には動物よけのための電気を流す装置が漏電して死者がでる大騒ぎになっていました。規制がどうのとニュースでいってましたが規制すれば事故がゼロになるようなものでもありません。

このあたりの流れが体を整えるという感覚ととても似ているのです。
病気の時に薬を使うというのは、電気を流したり、猟師を増やしたりというのと同じといえます。目先の問題の本質を考えずに対応しているだけでは、新たな問題を産んでしまい、延々ともぐらたたきを続けることになってしまうというわけです。
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