ブログ「日々整体」

汗かいてデトックスは嘘というのは嘘だろうという話

この話、すでに何回か書いたことがあるような気がしています。
ただ、探してみても見当たらないし、今朝またテレビで見かけたので1回ちゃんとまとめておこうと思います。

最近になって、


「汗に有害物質が含まれているか?」


という事について調査した結果が発表されたようです。
私もネット上のニュースでみかけたので、ふーんというぐらいに捉えていたのですが、こういう情報って捉え方が悪いと間違いを起こしがちというか私なんかからすると突っ込みどころが多いのです。


まず、汗を調査したということですがどこの肌からでてきた汗を調査したんですかね?
こういう肝心なところがどこにも書いていません。もし、手の平とか足の裏の汗とかいう話だったらもう問題外な話です。心理的な緊張を和らげるための汗と、体温調整を行うための汗は全然意味が違うからです。あと、汗を表現するのにいい汗という言葉があるのですが、いい汗がなにかということについてもおそらく何も触れられていません。


私の言葉でいい汗を説明すれば、「代謝をともなう汗」となります。
代謝の状態は、頚椎をみるとわかりやすいのですが、頚椎に問題があるといい汗がかけません。ついでに、いい汗があるということは悪い汗もあります。悪い汗をかいた時には、腎臓の働きが鈍くなります。これはどういう事かをわかりやすく表現すると、


「運動して汗をかいた時に元気がでてくる人と、体が重くなる人がいる。」


ということです。

悪い汗についてなら、サウナなんかがわかりやすいですかね。
サウナにはいると息が苦しくなって、体が重くなるという人がいるのですが、そういう人はいい汗をかけない状態であるということがいえます。

もうひとつ付け加えておくと、多汗症なんていう人は、いい汗をまったくかけない状態の人です。逆にまったく汗をかかないなんていう人もいるのですが、実は体に起こっているのは多汗症の人とほぼ同じで代謝が起こらなくなっていますので、たいてい腎臓の動きが悪くなっていますね。

で、問題は調査したときはどっちの人の汗をつかったのかいう点です。
現代人で、いい汗をかける人はかなり少数派なので任意に人を選んだというのであれば、もう調査結果に意味がなくなっているといえます。

さらに付け加えておくと、いい汗と悪い汗の違いは手でふれてみるとわかります。
手の感度のいい人であれば、素人の人でもわかるんじゃないですかね。いい汗というのは、ベタベタしているのに対して、悪い汗はさらっとしています。詳しく調べられたと聞いたので、このベタベタとサラサラの違いがもしかしたらわかるかもしれんと期待したのですが、ニュースではそういうものについてのまったく触れられていませんでした。
ついでにいうと、いい汗をかけなくなっている人は体臭でわかるので触らなくても、目隠しして近づくだけでわかることも多いのですけどね。

まぁ、体の状態によってかく汗の性質はまったくことなるわけです。こういう点をすっ飛ばして、デトックスが嘘だとかなんとかいうのは、ちょっと具合が悪いわけです。


あと、デトックスという言葉の意味に囚われすぎてデトックスということが起こった時に体に何が起こっているかということをまったく考慮されていないようです。


「汗をかくことで、汗といっしょに老廃物や汚染物質がいっしょに体外にでる。」


なんていうことを誰がいい出したのか知りませんが、これがそもそもおかしい可能性があると私は考えています。

いい汗をかいたとき、体に何が起こっているかというと、内臓の動きが元気になっているわけですよ。
肺、心臓、腎臓、肝臓すべて活力がでてくるので、体に力がでくるのです。こういう体の変化にデトックスなんて名前をつけちゃうからおかしな調査が行われて妙な結論で嘘つき呼ばわりされてしまうんじゃないですかね。ついでに、運動したってくたびれるだけ、サウナにはいって汗かいても体が辛いという人もいるわけで、そういう人が汗を書いた時には体に何が起こっているかも合わせて考えてくれればいいんですけどね。


まぁ、この調査結果をふまえて推測するなら、


「いい汗、つまり代謝を伴う汗をかいたときには、内臓の働きが活発になるので、老廃物や汚染物質を体の外に排出するという動きがでてくるのでしょう。ただ、それは汗からではなく大半は尿や便からであろうと思われます。ただ、このような排泄を促すような働きが強くなった時には、普段より粘り気の強い汗がでるのでしょう。」


その粘り気はなんのか、私にはよくわかりません。
デトックスという言葉を考えた人もきっとそうだったんでしょう。老廃物が含まれた汗がでているから粘るのだろうと考えたのでしょうね。その考えがちょっと誤りだったということが今回の研究でわかっただけですかね。

嘘だ、ホントだと騒ぐような話じゃないと私は思いますね。
ちなみに、これににた概念に宿便なんていうのもありますね。顕微鏡でみたけど見つからないからないとかいう安易な考えをしていると、体を壊してしまうから振り回されないようにすることですね。
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肉体改造なんかくそくらえという話

来月から東京へいくにあたって真っ先に考えたことは、


『体力不足』


ということだったりします。
まぁ、単純に仕事で疲れ切って動けなくなってしまうことがたびたびあるのと、疲れ切った時に回復に何日もかかってしまうのです。これじゃあ、いかんということで今まで倍ぐらいの仕事をこなせるようになろうと考えました。


で、ジョギングなんてのをはじめてみたのです。
私は学生の頃はバスケットボールをやっていたもので衰えたとはいえそれなりに体力をはあるつもりだったのです。が、実際にはしってみて気がついたの、思っていた10分の1ぐらいまで体力が落ちていましたね。こんな状態で偉そうなこといいながら仕事していたかと思うと、穴にはいってそのまま埋まってしまいたいぐらいの気分です。


さて、走りながら今の自分はいったい何をしていると表現したらいいのかと考えていたら、


「肉体改造」


という単語が頭に浮かんで愕然としてました。
今の日本には、体作りをするということにたいして適切な表現がないのかもしれません。


私は単純に今の仕事の倍ぐらいの量をこなせるようになろうと考えました。
そのために私がまず取り組んだのは、朝起きてからグランドを10周ぐらい走るようにしようということでした。はじめたときは3周で限界だったり、はじめてから2週間ほど経過したら足に痛みがでるようになってしまって1ヶ月ほど走れなくなって達成したのは2ヶ月ぐらいたってからでしたけどね。でも、この2ヶ月取り組んだことが肉体改造かというと、違うなぁと考えたわけです。

私が改造という言葉から思い出すのは仮面ライダーだったりします。
仮面ライダーは、なんの努力もなしで超人的な力を手に入れます。まぁ、こんな言い方をしていると仮面ライダーファンにいろいろ面倒なツッコミをいれられそうですけどね。

ただ、改造されていきなり強くなるというのは非常に不自然なことだなぁと。
私の場合で2ヶ月かかったことが数時間とか翌日とかでできるようになってしまうわけです。そう考えれば、肉体改造というワードを強調していたプロ野球選手がいましたが、改造がすすむにつれて成績が落ちて、道を踏み外していたのは案外自然なことなのだろうなぁと。


私は、他人に努力を強いるのを好みません。
でも、努力を強いる人の元で、なにかに打ち込むという環境に身をおかなければ努力をできない人を何人もみています。スパルタなやり方を批判する人は多いですが、スパルタでなければ成果があがらないなんていう人間はいくらでもいるわけです。

人間なんて自分の都合しか考えられないもので、厳しく指導されたことで実力がついたのだけどその時にはそのことに気がつかず後になって、今の自分があるのはあの先生のおかげなんです。なんてしゃーしゃーと発言している人をみかけることは珍しいことではありません。

で、そういう努力を惜しむ人が改造という言葉を好むのじゃないかなぁと。
肉体改造というのは自分は何の変化も努力もしていないのに体だけを変えましょうみたいな考え方があるからでてくる言葉なのじゃないでしょうかね。


私は、いままでの倍の仕事量をこなそうと思った時に何を変えたかというと、習慣を変えたのだと表現したいですね。


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ブリーチというマンガが人気だったのがなんとなくわかる話

たまにやるかなりどうでもいい話です。
少し前に読んでいたマンガにブリーチというものがあります。来月だったかに、実写映画が公開されるので、ちょっとだけストーリに触れてみたいと思います。

朽木ルキアという死神が人間界に現れたところから話が始まります。
ルキアは、主人公の黒崎一護とその家族を守るために、死神の力を黒崎一護に与えてしまいます。ところが、それは死神たちが住むソウルソサエティという世界では重罪だったため、ルキアは処刑されることになります。死神は世界の秩序と安定を保つための存在で、死神の力を人間に与えることは決して許されなかったのです。それを知った黒崎一護は、朽木ルキアを救うためにソウルソサエティへ乗り込んでいくとうお話です。

死神たちは、本当は仲間であるルキアを救いたいのです。
ところが、秩序と安定の守り手である死神たちは、禁忌を犯したルキアに罰をくださねばならない、そういう矛盾した思いを秘めたまま黒崎一護を迎え撃つことになります。そんな死神たちの動揺と混乱をついて陰謀が動き始める、というようなお話です。まぁ、実写化されるときに話がどう変わるかなんてのはわかりませんけどね。


映像に関わる人たちは、どうもマンガを見下していると思われるときがあります。
だから、


「こんなんが売れているだ、だったらちょっと手を加えてもっと面白くしてやるぜ!」


とか簡単にやってしまいがちです。
で、肝心なところを省略したり、話をわかりやすく改変して物語を薄いものにしてしまうことがよくあるんですよね。だから、ブリーチが実写映画でどうなっているかはちょっと注目だったりはするんですけどね。


さて、ブリーチなのですが、今回映画化されるストーリよりずっとあとの話なのですが、死神が非常に強い力で右腹部に重症を負うシーンがあるんです。ちなみに、負傷するのは超のつくナイスバティなおねーさんの死神です。

怪我をして声もあげられずにいるおねーさんを治療しようとした死神は、


「腸がえぐり取られてしまっている、これでは呼吸ができない。」


という判断をして治療をはじめます。
わかりやすく表現すると横腹に穴があいて、腸の一部がえぐり取られる状態でまず呼吸の心配をする人なんてそうはいないじゃないですかね。

ところが、私はそこをみて、


「へぇ!この作者やはりちょっと違うなぁ。」


と思ったわけです。
なぜかというと、私は肺の働きには腸の動きが非常に大切だと考えています。乱暴な言い方をしてしまえば肺と腸は分けて考える必要がないというか、腸の働きがないと肺がうまく動かないんですよね。

売れている、人気のあるマンガを見ていると、私が何年もかけてやっと気がついたことがさらりと書いてあったりします。たぶん、偶然とか思いつきじゃないんですよね、多くの人の心を動かすようなものは、必ず本質的ななにかを表現しているんだろうなぁとそんなことを思ったわけです。
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今月のちょっと腹のたった話

最近3回ほど腹の立つことがありました。

まずは1つ目です。
先日、ある方の整体を終えたあとちょっと話しこんだときに漏れた言葉は、

「子供に絵本を読んであげたい。」
「子供と一緒に遊びたい。」
「家族でディズニーランドに行きたい。」


という物でした。
もうちょっと掘り下げたところを聞いてみると、小学生のころからずっとめまいを感じていたそうです。

もう何十年もそんな状態が続いているわけです。
ですから、元気になった自分を想像できなくなってしまっているわけですね。ちょっと時間がかかっている傾向は感じていましたが、私が観はじめてからまだ3ヶ月程度でした。めまいがするのが当たり前というのが、数十年もそんな状態が続いていたわけで、子供と楽しく遊べるようになるにはまだまだ時間がかかるに違いないと思いこんでいたようです。

こういう話を聞くのはは日常茶飯ではありますけどね。
世の中の専門家を自称する人、先生なんて言われている人たちは、この方に自分の子供に本を読んであげるという事すらできない生き方をさせてきたわけで、


「お前らはいったい何をやっているんだ。」


と腹がたってくるわけですよ。


で、次は2つ目です。
ある日、うちに返ってみるとある本が届いていました。
整体に関わっている人たちを紹介していました。紹介されている人たちは、間違いなく私より技術も知識も上の人達でしょう。書いてあったことはとても大切なことなんですけどね。でも、ここに書いてあることが、


「めまいが辛くて子供と遊べない。」


そういう具合に辛いというか、そういう当たり前のこともできなくなっている人に役に立つかというと全く役に立たない話しか書いてないわけです。

みんなが整体というものに興味をもって切磋琢磨するわけではありません。
ほとんどの人は、仕事して、家族でご飯たべて、子供とディズニーランドで遊んで、それだけでいいと思うんですけどね。雲の上から、ふんぞり返って様子を眺めながら、


「自然の流れに身を任せなさい。」


みたいなことをいっているように感じたのです。
まぁ、はっきりいってただの言いがかりですが、地面に足がついてない人が御高説を賜ってくださっているような印象がして、無性に腹がたったわけです。


そして、最後の3つ目ですが、さっき、


「自律神経が悪いと言われたのできたんですが。」


という人がやってきました。
で、それは誰に言われたんですかと聞いてみたら、


「お医者さんに。」


といいます。
そのほか、2~3言葉を交わすと、あかん人だとすぐにわかりましたので、邪険に応対していたら、暴言を吐いて帰ってゆきました。自分の人を見る目も多少はマシになってきたなぁと思いましたが、ちょっとだけ腹が立ちましたね。



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頭がぐわんぐわんするときの対処法

1年ぐらい前、70歳ぐらいの方から、



「あたまがぐわんぐわんする。」



という相談を受けていました。

ただ、最初こられたときはそういうような問題ではなくて、1週間後にがとまっていても不思議ではないなぁと思えました。だから、正直いって、



「もしかしたら駄目かもしれないなぁ。」



なんて内心考えていましたね

ただ、そんな状態でも検査では異常なしみたいなことになってるんですよ。それで、年齢のせいだとか、気持ちの問題だとか、そういうことを言われちゃっているようでした。歳のせいで頭がぐわんぐわんいうのであれば、加齢によって何が起こっているから頭がぐわんぐわんいっているのか考えるのが専門家の役割のはずなんですけどね



検査結果に問題がなければ永遠に生きられるわけではないんです。

肝心なのは、検査結果をどうみるかという、経験とか知識を踏まえた判断なはずなのですけどね。本人が苦しい思いをしているのに、数字に問題がないから問題がありませんっていうのはちょっとおかしいです。



「ほっとけば心臓とまるかもしれないなぁと



これぐらいは検査などせんでもわかるようになっていないと具合が悪いはずなんですけどね。



さて、最初こられてから1年ぐらいすぎました。

で、結果を書いてしまうと、今の時点では結構元気にしておられます。わたしからすると、生きるか死ぬかの瀬戸際にずっといたのに、延々と、



「あたまがぐわんぐわんするんです。」



といってくるので、私はずっと、



「つばでもつけとけ。」



と指導していました。

これならひとまず大丈夫じゃないかなぁと思えたのが半年後で、その頃にもまだぐわんぐわんするといっていましたね。今、振り返ってみると、もうちょっとやりようがあったかなぁと思わんでもないですが、最近になってほぼぐわんぐわんいわなくなったそうです。これを書いている3日前にやってきてそういっていました。



ところが、今度は膝がいたいとかいっていましたので、



「つばをつけとけ。」



とアドバイスしておきました。




さて、このぐわんぐわんがいったい何かなんですが、ほぼ間違いなくめまいだったのだろうと思われます。めまいをどう感じるかは、本人の感覚のものですし、その表現もまた本人の感覚からくるものですから、発言と体の状態を照らし合わせて体に何が起こっているのかをよく考えないといけないというよい例ですかね。



あと、このぐわんぐわんが抜けるときには3週間ぐらい高熱が続いたそうです。

体の不調が抜ける時、とくにめまいはその傾向がありますが、高熱がでることがよくあります。この高熱を無理矢理抑え込んでしまうとめまいはうまく解消されないとう事は知っておく方がいいでしょうね。




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