ブログ「日々整体」

ここ1週間みなさん体を冷やしています。

ここ1週間ほどですが、整体をうけにこられる方の体はすべて同じ状態といっていいかもしれません。どうなっているかというと、

ほぼ全員が体を冷やしています。

そして、

「ここ何日かずっと調子が悪い」

そうおっしゃいます。
わたしからすれば体を冷やしたのだから、調子が狂うのは当たり前だろうと思うのですが、ほとんどの方は寒くなったせいで体調がわるくなったとは思わないようです。だからこそ、かなり悪くなるまで気がつかないし、冷えために体が悪くなったと思っていませんから、手足が冷たいままなのにずっと放置のままです。

「わたしは冷え性です。」

なんていう人がいますが、そんな体質はありません。
冷えに対して敏感か鈍感かの差はありますが、冷えやすい体というのはありません。冷え性というのは、体が冷えているのにずっと放置しているというだけの事といっていいでしょう。

体とういのは一度冷え切ってしまうとなかなか元にもどってきません。ちょっと横着をして冷えを放置するだけで深刻な病気になることもあるのです。冷えに対してはオーバーすぎるということはないといっていいでしょう。
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睡眠のお話

「こういう風な格好で寝ているんですがいいのでしょうか?」

よく頂く質問です。
残念ながら、質問がすでに間違っています。

人間、生き物にとってといいかもしれませんが、睡眠をとるという事は意識する必要がありません。むしろ、意識すればするほど眠れなくなります。

例えば、

「明日は大事な用事があるから早起きしなければいけない。」

なんていうことを考えて寝ようとする逆に眠りにくくなります。早く寝よう、寝ようとするほど眠れなくなるというのはどなたでも経験があるのではないでしょうか?

・上向きで眠りのがいい
・左側を下に眠るのがいい

なんていうのも同様です。
眠りはじめたときには、上向きで寝ていても、寝ている間にどのように寝返りをうっているか?なていうことは確認しようがないのですから、全く意味のないことだとは思わないでしょうか?

さて、これではなんの話か意味がわからなくなってくるので、人間は眠りで体の疲れをとるときどういう動きをするか?ということを説明しましょう。

人は、疲れている部分を上にして眠ります。
ですから、体の右側が疲れている場合は、右側を上にして眠ります。当然、前側が疲れていれば上向きになりますし、後ろ側が疲れていれば下むきに眠ろうとするのが自然な体の働きです。

ですから、「上向きで寝るのがいい。」なんていうのは意味がありません。

当然、日々の仕事や、体の使い方によって、体の疲れ方は傾向があらわれます。右側が疲れやすい人、後ろ側が疲れやすい人などいます。ですから、ある人が下向けに寝ると調子がいいからといって、それをまねしたってまったく意味はありません。

さて、よい眠りがつづいて体の疲れがとれてくると寝返りをします。
どういう寝返りかというと、次に疲れた部分を上にするように寝返りをうちます。ですから、右側が疲れている人が眠っているうちに疲れがとれて、左側の疲れが残っていたりすると今度は左側を上にするように寝返りをうつのです。人はそうやって寝返りをしながら眠ることによって、体の疲れを抜いていくのです。

さて、ここで振り返ってみて欲しいのですが、

「今日は、左側が疲れているので左を上にして眠ろう。」

そんな事を考えて眠ったことはありますでしょうか?

まず、そんな方はいません。
ですが、人間は無意識にそういう風に体を動かせるのです。

つまり、大事な事はそういう無意識の体の働きを邪魔しないことなのです。

・○○な布団、まくらならよく眠れる。
・上向きに眠らないと疲れがとれない。

などなどといった思考は、無意識の体の働きの邪魔をしてしまうのものです。ですから、余計な事など考えずに、ただ眠たくなったら布団に潜り込めばいいのです。

なお、よい眠りができた時は朝おきたときに上向きになっているはずです。そういう状態でおきれたときは、体の調子を感じてみてください。逆にいうと、おかしな格好でおきるようなときは体の調子がどこか崩れている可能性もあります。
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