となりにいる全く違うタイプの人
2013年11月28日
当院にこられる方は、たいてい痩せていかれます。
体重はあまり変わらない事がありますが、引き締まってスリムになっていきます。はいくつもありますが、大きなポイントは2つといっていいでしょう。1つは骨盤をしめていくとうこと。もう1つは、食事の量を適切にしてゆくということです。
別にわたしは痩せさせようと思ってはいません。
むしろ、
「体重などはどうでもよい。」
と指導をしています。
事実どうでもよいのです。
身長にたいしてどれぐらいの体重が適切か?などという目安はまったくあてになりません。同じ身長でも、ぽっちゃりする方、細身の方、まったく体が異なるからです。そして太っているから健康であるとか、痩せているから不健康であるというのもまったく無意味な判断です。その人にとって適切な状態はどのようなものか?常にそういうことを考えて整体をしています。
ところが、多くの方が間違えます。
「もう少し太った方が良い。」
「もうちょっと痩せた方がいい。」
何を根拠にそんな事を考えるのか?といつも思います。おそらくはインターネットや雑誌でみた情報をもとにかんがえているのでしょうが、その情報が自分にも当てはまるか?ということはあまり考えた方がよいでしょう。
多くの人の体をみていくと、面白いことに気がつきます。
それは、人の体が千差万別だということです。そして人間という種としてみた場合に面白いことに気がつきます。それは、
「どんな状況になっても全滅しないようにバランスをとっている。」
ということです。
単純に食事の事を考えてみると、
「食料が不足ガチになっても生き残っていけるタイプ。」
「今の日本のように食料が余っているときに長生きするタイプ。」
という人がそれぞれいるということです。
もちろんその人たちは、逆の状況になると弱いタイプといえ、
「食料が不足すると真っ先に生きる力をなくしていく体質。」
「食べ物がたくさんあると食べ過ぎて体を壊していくタイプ。」
ということがいえます。
今の日本のように食事上がよくなると栄養の採りすぎで体を壊しがちなる人が多くなるのですが、逆にそういう状況でも元気に生きていく事が向いているという体質の人がいます。
一昔前のように、飢饉がやってきたらすぐに死んでいってしまう人もいれば、そんなときでもなんとか生き残っていく体質の人もいます。
同じ人間でもまったく別人といってしまっていいでしょう。
となりにいる全く違うタイプの人をみてそれを真似て体が整うのか?そんな事はないのです。
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