扁桃腺の話
2013年11月21日
「熱がでてきますよ。」
整体をしているときにわたしがよくいっているセリフです。
熱を出すというのは、体を整える時の体の働きです。だから、体がかわるときにはたいてい熱がでてきます。
だから、熱がでたときには熱を下げようとしないほういいのです。
熱は出し切れば必ず下がってきます。だから、熱がでたときに熱を上げるようにしてやるのがよいのです。下げたりすると、帰って熱が長引いてしまいます。
さて、体の状態が整うときには熱がでます。
ところが、完全に熱がでる状態になっているのに1ヶ月以上熱がでてこない人がいました。もちろん、その間は体はすごくつらい状態になります。さすがにおかしいということで、気がつきました。
「扁桃腺を切っていませんか?」
と質問してみるとまったくその通りでした。
一昔前は扁桃腺をきってしまうことがよく行われていたそうです。
熱がでなくなる→風邪をひかない
というような考えだったのだろうと思います。
ところが、熱がでないということは体を整える上で非常に不利です。
人は体を整えるときに熱を出すからです。熱がでなければ体を整えることができないのです。
そういう方はどうなるか?
というと人間の体はよくできたもので、違う部分が扁桃腺のかわりをしてくれます。扁桃腺のかわりはリンパがやってくれるようです。ただ、完全なかわりはしてくれないようです。そのため非常に熱がでにくくなります。
桃腺を切ってしまっている人は、体が整いにくいのです。
もしご自身がそうであるなら、こういう自分の体の特徴は理解しておくほうがよいでしょう。
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