まずはそれを捨てなさい
2014年05月27日
「この人はもう駄目だ。」
と思った事があります。
何かというと、整体にこられて体と自律神経について説明をしたあと、
「実は、私の体は電磁波を浴びている事が原因でおかしいのです。」
と新聞記事をだしてきたことです。
電磁波で私の頭に浮かんだのは某カルト教団でしょうか。
もしかしたら、信頼にたるまっとうな団体だったのかもしれませんが、テレビの報道のやり方のせいか、そういう印象は私にはまったく残っていませんでした。
この電磁波諸説紛々話をききますね。
高圧電線の鉄塔の下だとやたらとよく魚が釣れる。同じく鉄塔の下に住んでいる人がやたらと健康である、あるいは、みんな癌や白血病で死んでしまった。携帯電話で話をし続けると脳の働きがおかしくなる。といったところでしょうか。
もしかしたら、本当に体に何かしらの影響もあるかもしれません。
ただ、考えてみてください。ばい菌に触れた人が、すべて病気になったて全部死ぬわけではありません。インフルエンザにかかった人に接触した人がすべてインフルエンザにかかるわけでもありません。
人間の体には抵抗力、免疫とういものがありますから、免疫がちゃんと働いていれば菌にふれたり、病気にてももたいてい問題ありません。
私はこういう専門用語を使うのがあまり好きではないので、この力を『生きる力』といつも表現しています。
つまり生きる力が弱い人は病気になるし、病気になっても治らないのです。
電磁波でも同じことがいえると思います。生きる力が弱いから電磁波を浴びたぐらいで体がおかしくなるのです。まぁ、仮に電磁波が健康に影響を与えるとしてですが・・・。
さて、電磁波が体に影響したときにはどうなるか?
これは所々の話から簡単に推測することができます。非常に単純で、右の骨盤が悪くなります。そして、副交感神経の働きが悪くなります。こんな事は、すぐに推測可能です。
で、
「電磁波の影響で・・・。」
なんていっている人が、そんな状態であったことは1回もありませんでした。1回もないということは、年に2~3人ぐらいこられます。驚くほど多いというのが私の印象です。
そして、そんな人に私は言うわけです。
「まずはその新聞記事を捨てて、食べ過ぎを辞めなさい。それでもまだ体がおかしいようなら電磁波の影響について検討してみましょう。」
こういって2回目こられた人は一人もいませんね。
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