複雑な面をみれば耳鳴りの本当の原因がわかる
2015年06月23日
最近、体についての理解を少し掘り下げることができたように思います。
これで私の整体技術も少し進歩したかもしれません。ただ、理解が深まれば難しい技術が身につくというほど単純ではありません。野球のバッティング理論を一生懸命に勉強したってホームランを打てるようになるわけではないのはわかることでしょう。
毎度のことながら、この掘り下げたことによって思うのは人間の体は非常にシンプルな面ととても複雑な面があるということでしょうか。そして体を壊している人に共通するのは、シンプルな面しかみていないということでしょうか。
耳鳴りが止まらないという人に共通するのは、
「首の力が抜けなくなっている。」
という事です。
シンプルな面しかみていない人は、
「そうか首をもんでほぐせばいいのか!」
と、いうような間違えたとらえた方をするわけです。そういう方は、
「首の力が抜けるというんはどういうことか?」
と、もう1歩踏み込んで考えたりはしません。
ついさっき、
「先日の休みにテニスにいったら、耳鳴りがひどくなった。」
という電話がありました。
整体で自律神経の働きを整えつつ、生活習慣の改善をやってきた方からです。また、体が悪くなったのかと心配になったようです。私は、
「テニスは上手な方ですか?」
と聞いたら、あまりうまくないと予想通りの答えでした。
テニスが下手なら、それが原因で耳鳴りがしてくることはありますね。しかし、こんな説明をすると、
「テニスは体に悪いので辞めた方がいいのか?」
なんて聞いてくる人が多いことでしょう。
でも、テニスをしたら必ず耳鳴りがするというわけではありません。錦織選手が耳鳴りで困っているなんてことはまずないでしょう。やりたければどんどんやって上達すればよいだけの話で、上達すれば耳鳴りがしてくるような事もありません。
親のすねをかじって家に引きこもっている人間が、
「外にでて元気に働けるようになれば就職する。」
といってたらどう思いますか?テニスだって同じです。そんなことをいっていたら家の中に引きこもっているしかできなくなります。当然、体を動かしたあとに相応なケアやメンテナンスが必要でしょうけどね。
さて、耳鳴りの原因は首の緊張が抜けなくなっている事だといいました。
具体的にいうなら、頚椎2、3、4、6番に問題がありますね。そして、それらの頚椎に問題がでるケースもやはり3パターンぐらいしかないように思います。イレギュラーなものを含めても全部5~6パターンぐらいをしっておくとほぼすべて対応できる感触です。
ただ、頚椎を撮影して、写真で確認できるような問題ではありません。シンプルな面しか見てないと、複雑な部分が見えなくなってしまうというわけです。
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