ブログ「日々整体」

暑くなってきました

暑くなってきました。
私は電車にはあまり乗りませんが、もうエアコンがついているそうです。いつも来られる人は、

「寒くてかなわんと。」

とぼやいていました。

実は、人間がこれだけ反映したのは汗をかくことができたからです。
汗をかくことで体温の調整ができるので、地球上でももっとも優秀なハンターとなりえたのだそうです。野生の動物は毛皮をもっているので、保温能力は高いのですが、体温が上昇したときには、その調整ができないためにいきなり動けなくなってしまいます。

地上でももっとも早く走れる動物はチーターですが、その距離はせいぜい400m程度です。それに対して人間は42kmを2時間で走ることができます。地上でもっとも持久力のあるハンターだったというわけです。

生物の繁栄というのはこれだけで決まるわけではありませんが、汗をかいて体の調節をするというのは人類のもっとも優れた能力というわけです。ジョギングで汗をかいて体調を整えるというのは非常に理にかなった方法ともいえますね。

さて、


「そんな人類が、エアコンで温度を下げて汗をかくのをやめてしまったらどうなるか?」


を考えてみてください。
答えは探してみてください。エアコンが寒いといってひざ掛けを使ったり、レッグウォーマーなどをつけてをしてデスクワークをしているような人はいないでしょうか?あるいは、エコンとビールで体を冷やしているような人の顔色をみてみるとよいでしょう。
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最近の駄目な人たち

体の問題点を箇条書きにして、

1.肩が痛い
2.腰が思い
3.寝起きが悪い
4.やる気と意欲がでない
     ・
     ・
     ・

とこれらの問題を1つづつ解決したいという人がいます。
しかし、こんな事をいっていると、


「そんな事いってるから体を壊すのです。」


とほぼ間違いなく私にいわれるはずです。
体の問題というのは解決するときには全部いっぺんに解決します。バラバラに考えては絶対にうまく体が整いません。箇条書きであげたような問題など、私に言われせれば、


「食い過ぎ。」


の一言で解決したりします。
こんなもの全部、自律神経の働きが悪くなっているのが原因なのですから、体に感じる不快感をひとつひとつ消していっても、もぐらたたきをしているようなものです。無意味なだけでなくかえって体を悪くしてゆきます。

あと、このような考え方をしている人は、たいてい、


「痛みや不快感がなくなったら治った。」


といいます。
傷ができて血が流れているなら痛いのが当たり前です。血が流れているのに痛くなければそれは非常に深刻な問題なのです。まして体の中の事です。目でみえるわけではありませんから、痛みがなくなってもまだ問題が残っているということは珍しくもありません。


「痛みが嫌だから整体にきているのだ。」


などという人がまれにいますが、そういう人はお断りすることもあります。


体は痛がる必要があるときがあります。
別に、死ぬまでもんどりうって苦しがれといっているわけではありません。


「3日ぐらい痛がっておいてください。」


というだけでも我慢できない人がいます。
1週間痛がるだけで10年来苦しんだ体の問題が解決することもあります。痛がる必要があるときに、それを避けるというのは体の感覚を麻痺させるということです。これをやりつづけた時にいきつくのは認知症です。

ほとんどの人は認知症は絶対に嫌だというのに、認知症にまっしぐらだったりします。認知症というのは、身体感覚を感じないようにぼけさせた状態です。頭の病気だとでも思っている人がいたら、早々に考え方を改める事をおすすめします。
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癌を見つけてしまったときの話

最近、たてつづけに、


「いつからこの場所でやっているんですか?」


と聞かれます。
もう10年近くになるのですけど、はじめたころはただのもみ屋でした。肩、背中や腰を揉んだり押したりして、


「あぁ、気持よかった。体が楽になった。」


といってもらえればいいやと気楽に考えていました。
しかし、そんなお気楽さとはどうしても別れを告げなければいけない事が起こりました。

通りがかりで来られた方のようでした。


「肩こりが辛いので、楽にならないでしょうか?」


といわれました。しかし、体の様子をみると、肩こりがどうこうという問題ではありませんでした。


どう考えても、癌の影響で肩と首に違和感を感じている状態でした。
当時、すでに自律神経についての勉強はしていましたから、癌になる人なった人がどのような体の状態なのかは知っていましたから一目瞭然でした。

実は、癌というのは見つけるのはそれほど難しくありません。
免疫力が下がって癌が増えてきている状態というのは、非常に判別しやすいのです。ちょっとした知識と経験があれば誰にでもすぐにわかることでしょう。だから、当時の私でもすぐにわかりました。

仕方なく私は質問しました。


「最近、病院にいって健康診断などされていますか?」


というと、ここ数年いってないということでした。


「その場しのぎで、肩や腰を押して、とりあえず少し楽になってもらってさよらならといって帰ってもらうか、それとも癌の可能性が高いということを知らせるか。」


という選択を私は突きつけられたわけです。
迷いましたが、体のことについて自覚してもらってちゃんと対処してもらった方がいいとおもったので、


「癌ができている可能性が高いです。肩こりがつらいのはそのせいですね。まずは医者へいって検査してみてください。」


と説明しました。
この方は、その後いらっしゃていません。30分ほど肩をもんでもらってちょっとでも楽になればと思っていたところでこんな事を言われれば当然でしょう。


おそらく、私はこの時にもみ屋を辞めるという気持ちが固まったのでしょう。このことがなければ、とうの昔に整体など辞めていたかもしれません。
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ナムコレプシーについて

ナムコレプシーという言葉をしっている人はあまり多くはないかもしれません。
居眠り病などといわれることもあります。平たくいってしまうと、昼間にやたらと眠くなってしまうような体の不調というのが一般的でしょうか。ただ、夜に頻繁に目が覚めたり、夢をみていたり、金縛りにあうというもナムコレプシーに分類される事もあるようです。

インターネットで調べてみると、


・仕事中に眠そうにしている
・突然、居眠りをする


などの理由で、怠けている、いい加減な人間だ、などと周囲の理解が得られにくく適切な治療が困難だなどと説明されています。

ナムコレプシーの相談はそれほど多いわけではありません。指折り数えても、10人いるかいないかというぐらいでしょう。

ただ、これまでの経験で言わせてもらうと、


「ナムコレプシーなんて名前をつけて病気にする必要があるのか?」


と、思います。
体の様子と自律神経の状態を見ると、全ての人が眠れないようになっているだけでした。眠れる体の状態ではないのですから、眠りが浅くなりますし、眠れていなければ、昼間眠くなるのは当たり前です。

勘違いが多いのは、

「薬を使って6時間は眠るようにしている。」

というケースでしょうか。これまたはっきり言わせてもらっておきますが、薬を使って眠っても眠った事にはなりません。眠りというのはその質が重要で、長さで測ってはいけないのです。どんな人にでも、


「30分うたた寝したらすっきりして体が軽くなった。」


という経験はあるかと思います。
これが質のよい眠りをしたということです。薬で眠って朝起きたときに、すっきり爽快、元気に目が覚めるというようなことなどまずないでしょう。そして、繰り返しになりますが質の悪い眠り、浅い眠りをしていれば昼間眠くなるのは当たり前なのです。


ですから、ナムコレプシーというのは深くなむれるようにしてあげればよいだけだと考えています。これまでの10人ほどはその考えの通り整体して眠りの質がたかまってくれば、それで昼間眠くなるような事はなくなりました。

まぁ、ネット上での記述を見る限りでも睡眠障害といって眠りの質が悪くなるというような事が書いてあるのでこの考え方で問題ないような気もします。

少なくとも私はナムコレプシーであると自称していたり、診断されたりしている人たちの大半は、質のよい眠りをとれるようにするだけで解消するのではないでしょうか。

当サイトの不眠についての説明とあわせてみてもらうとよいかと思います。
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内臓感覚

面白い本を見つけました。
いや、正確にいうならたぶん面白いだろうと思う本を見つけました。多分、というのは内容が難解で少々理解するのが難しいからです。でも、書いてあることはなんとなくわかります。

平たくいうと、私が普段お話して実践している事が科学的なアプローチで書いてあると思われます。非常によい内容だと思うのですが、よい内容というのは残念ながら今の世の中では評価されない傾向があります。

ただ、わかりやすい者は偽物で、わかりにくいものが本物だというのは間違いなくいえると思います。私の大雑把な説明では納得できないという人は買って読んでみるとよいでしょう。ただし、1回だけでは駄目ですね。本棚に挿しておいて何回も読むとよいでしょう。







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