最近の駄目な人たち
2015年05月26日
体の問題点を箇条書きにして、
1.肩が痛い
2.腰が思い
3.寝起きが悪い
4.やる気と意欲がでない
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とこれらの問題を1つづつ解決したいという人がいます。
しかし、こんな事をいっていると、
「そんな事いってるから体を壊すのです。」
とほぼ間違いなく私にいわれるはずです。
体の問題というのは解決するときには全部いっぺんに解決します。バラバラに考えては絶対にうまく体が整いません。箇条書きであげたような問題など、私に言われせれば、
「食い過ぎ。」
の一言で解決したりします。
こんなもの全部、自律神経の働きが悪くなっているのが原因なのですから、体に感じる不快感をひとつひとつ消していっても、もぐらたたきをしているようなものです。無意味なだけでなくかえって体を悪くしてゆきます。
あと、このような考え方をしている人は、たいてい、
「痛みや不快感がなくなったら治った。」
といいます。
傷ができて血が流れているなら痛いのが当たり前です。血が流れているのに痛くなければそれは非常に深刻な問題なのです。まして体の中の事です。目でみえるわけではありませんから、痛みがなくなってもまだ問題が残っているということは珍しくもありません。
「痛みが嫌だから整体にきているのだ。」
などという人がまれにいますが、そういう人はお断りすることもあります。
体は痛がる必要があるときがあります。
別に、死ぬまでもんどりうって苦しがれといっているわけではありません。
「3日ぐらい痛がっておいてください。」
というだけでも我慢できない人がいます。
1週間痛がるだけで10年来苦しんだ体の問題が解決することもあります。痛がる必要があるときに、それを避けるというのは体の感覚を麻痺させるということです。これをやりつづけた時にいきつくのは認知症です。
ほとんどの人は認知症は絶対に嫌だというのに、認知症にまっしぐらだったりします。認知症というのは、身体感覚を感じないようにぼけさせた状態です。頭の病気だとでも思っている人がいたら、早々に考え方を改める事をおすすめします。
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