ブログ「日々整体」

自律神経は常に元気になるための活動をしている

自律神経は常に元気になるための活動をしています。
この考えは客観的なものではなく私の主観的な考えです。だから、この私の主張に異論を挟んだり否定することはとても簡単な事かもしれません。しかし、それでも人間という生物とその体の働きを観察していると、私は自律神経は常に体を元気にするための活動をしている事は間違いないと確信をしています。 

人間の体はとても合理的に成り立っています。 
多くの人は辛い状態や感覚が発生する事を、体を痛める、病気になると考えています。だから、熱が下がる、痛みがなくなる時に『病気が治った』と判断をしています。これが大きな間違いなのです。 

熱がでるのは体の中に溜まった老廃物を掃除するためです。 
老廃物というと疲労物質や細胞の死骸だと考えるとよいでしょう。老廃物は健全な生活を送っていれば、主に尿や便として体外に排泄されます。汗をかいたときに肌をこすると垢がでてきますけど、これも老廃物です。この排泄がうまく行われなくなったときに人間は風邪をひくという状態になります。熱をだして体液の循環をよくし強制的に排泄するのです。だから、風邪が終わる時には必ず便が柔らかくなります、下痢をする訳です。熱をあげて体液の循環を円滑にした後に排泄するという過程を経過して体をリフレッシュする事、それが風邪という現象です。 

ところが、熱がでる事、下痢をする事を別々の病気だと考えて個別に対応しなくてはいけないと多くの人は考えています。薬で熱を下げて、下痢をとめる薬を飲むのです。すると結果として、体の中に老廃物が溜まったままの状態になります。 老廃物が体にたまった人は元気がなくなります。意欲、向上心、やる気といったものを発揮できなくなります。

また、健康な人は、年に一回ぐらい風邪をひくものです。 
なぜなら元気だとしても普通に生活をしていればたいてい少しづつ老廃物がたまるからです。だから、元気に健康な体を保つためには年に一回熱をだしてリフレッシュする方がよいのです。 

私は、健康な人として私は松岡修造を私はよく例にあげます。 
彼は年に一回ぐらい高熱の風邪をひいています。彼が熱を出すタイミングはいつも寒波がやってきて大雪になるので松岡酒造ぐらい元気な人間でも風邪をひくのだとよく話題になっているから私でも知っているのです。高熱がでるのは彼が高いリフレッシュ能力をもっているからです。人間は気温が下がったタイミングが熱を上げやすいようで、寒波がやってくるタイミングで風邪をひいてリフレッシュしているのでしょう。だから、何年も風邪をひかないという人は体のリフレッシュがうまく行われていないと思った方がよいでしょう。 

「癌なんて病気は風邪をひかない人がなる病気だ。」

整体の師である二宮進師がよくいっていた言葉です。このように風邪は我々が健全な生活をおくるために必要なものなのです。 

次に、腰痛など、主にぎっくり腰といわれるような突然に腰が痛くなるようなものも必要なリフレッシュです。 
ぎっくり腰だといって相談にこられる方の背骨を確認するとほぼ間違いなく胸椎4番、腰椎3番が後ろに飛び出しています。胸椎4、腰椎3番は心臓を動かすための神経が通っている骨、つまり心臓の動きに深く関わっています。これらの骨が後ろに飛び出しているというのは『骨に力を集めている』ということで、これは心臓に力を集中するために無意識に起こる動作です。 

ちょっと話がそれます。 
『丹田に力を集める』という言葉がありますが、腰椎3番に力を集めるというのを同じ意味です。だから、丹田に力を集めるというのは心臓に力をあつめる、つまり心臓の働きを高めるというのと全く同じ事になります。腰椎3番に力を集めるときには、胸椎4番にも同様に力が集まっているのですが胸に力を集めようとすると胸椎1、2番に力みがでて肺の動きが悪くなってしまうのでへその下の丹田を意識するのがよいと言われるようになったのでしょう。

さらに余談を続けると、人間は丹田のような実際には存在しない架空の臓器を意識した方が体をうまくコントロールできる傾向があります。スポーツなどでは、必ず肩の力を抜けと言われますが、これは筋肉の存在を意識しないようにするためです。だから、イチローのバッティング理論を学んだからといって、イチローのようにメジャーリーグでヒットが打てるようにはなりません。理屈で体を動かそうとすると絶対にうまくいかないからです。このあたりの事に興味がある人は、宮本武蔵が書いた『五輪の書』なんかに書いてありますので読んでみるとよいでしょう。 

話を戻します。 

ぎっくり腰というのは、腰椎3番の力が抜けなくなったために起こります。 
これはもうぎっくり腰だといって駆け込んでこられる方の体を観察すると間違いようがにぐらいはっきりをしている事です。腰椎3番の力が抜けなくなるのは心臓がうまく動かなくなっているせいです。そのうまく動かなくなった心臓を動かそうとしていると結果として腰に痛みがでてくるのです。だから、腰が痛いと相談にこられた方には、 

「大丈夫だからしばらく痛がっておけ。」 

とアドバイスをします。
 
痛みだけをとってしまうと心臓が止まってしまうからです。
すぐに腰の痛みをとろうと思うと心臓を止めるしかありません。心臓の動きが悪くなる理由は他にあるのですけど、基本的には老廃物が溜まり過ぎた結果だと考えて間違いありません。簡単に説明するなら、日頃の不摂生の結果として腰が痛くなっているので、そのツケを整体師などに回して楽になろうなんていう考えでは健康になどなる事などありえません。 

「自分の尻は自分で拭く。」

それができるのが健康に生きるということです。

今回、発熱と腰痛について簡単に説明してみました。
このように自律神経は熱を出したり痛みを出したりという働きをしています。 なんのためにそうしているかというと、元気に、そして健康に生活をしていくためにです。ところが、最初に述べたように熱を出す事や、痛みをだす事を病気だとして捉えていると自律神経の働きの邪魔してしまう事になります。だから、自律神経の働きを整えるという事がどういう事なのか、健康に元気に生活するという事はどういう事なのかという事をちゃんと理解する必要があります。
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自律神経は生物の根幹である

『人間の体には自律神経という部品がある』

多くの人がそう考えているのではないでしょうか。
人間の体は骨、肉、内蔵、血液、脳などの部品がたくさん集まって作られているものだと錯覚してしまっています。鋼の錬金術師というマンガでは、人間を構成する要素として、

「水35リットル、炭素20kg、アンモニア4リットル、リン800g、石灰1.5kg、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、鉄5g、フッ素7.5kg、ケイ素3g、その他少量の元素。」

という説明があります。
これは嘘ではなく、現実に人間の体の構成要素はこれらのから成り立っていて、すべての材料を集めようとすると3000~4000円程度の費用だそうです。ごく普通の家庭であれば、家の中にすでに大半がありますね。だからといって、家の中で突然に、人間あるいは生命が誕生する事などありえないという事もわかることでしょう。

実際に、かつての科学者は(当時は錬金術師と呼ばれたりしていたようですけど)、人間を構成する要素を集めて熱したり、冷やしたりしたら人間を作る事が可能だと考えて研究が行われていたようです。馬糞と精子を混ぜて人造人間ホムンクルスを作るなど、今の知識と科学技術から考えると、それは無理だとわかるような研究が行われていたようです。

『生きている』

という事は非常に特殊な状態で、それがどういう状態であるかという事を現時点の人類はうまく説明する事ができていません。

それで、これから科学が進歩してクローン技術が発達したとしましょう。
心臓、肺、胃腸などの臓器をクローンで作れるようなり、脳、目などもクローンで作れるようになったとします。それで人間を構成する要素をすべて、遺伝子操作で作って人造人間を誕生させる事ができるか?と思うかもしれません。でも、矢張りそれは不可能です。なぜなら、材料として多少まとまったというぐらいの事でしかなく、それは水や炭素を集めて人間を作ろうする行為となんら変わらないからです。鋼の錬金術師では、

「魂はどうするのか?」

なんて疑問がでていましたね。


古生物学だと、生命の誕生にはとても大きな壁があって、どうすれば、あるいはどういう事が起こればその壁を越える事ができるのかは大きな謎とされています。そして、実はその壁が『自律神経の働き』です。世の中を見渡すと、自律神経の働きについてふんぞりかえって偉そうに語っている人が大勢いるのですが、生命誕生の大きな謎について語っているようなもので冗談としかいいようがありません。

ところで、ここまで話すと大層な話になってしまっと感じる人がいるかもしれません。
しかし、自律神経の働きというのはどういうものかよく考えてみてください。そもそも生命を保つための働きをしているのが自律神経なのです。自律神経の働きとは、我々はどうして生きているのか、どうして生き続けようとするのか、子孫を残そうとするのか、種として繁栄しようとするか?これらすべては自律神経の働きが根底にあるのです。それを肝心なところを端折って、シンプルに説明してわかったつもりになっている人たちの方がおかしいのです。

話を戻します。

生命は火山活動が活発な海底で誕生したといわれています。
偶然生まれたアミノ酸がくっついたり離れたりを繰り返している内に、突然に自己増殖をはじめるようになったと考えられています。つまり、この時に自律神経が働きだしたという訳です。もちろん、この頃は神経なんていう組織はなかったでしょうから、まったく違う姿と形だった事でしょう。しかし、その働きは進化を経て現状のような形に変化してきたのです。こんな事はわりと当たり前で、ちょっとでも学んだ事のある人なら誰でもが知っている知識なのですが、医学という学問になると様子ががらりと変わってしまいます。

医学は、生命というものを部品の寄せ集めだとしか考えていません。
だから、医者に言わせれば生命を誕生させる事など簡単です。最近は、老いは病気だから老いる事は防ぐことが可能であるなんていう理屈がまかりとおりつつありますね。生まれて、成長して、歳をとり、そいて老いて死んでいく事は自律神経の働きを考えればとても当たり前の事です。だから、その自律神経の働きを止めてしまったり、変えてしまうような事をすればその人自身だけでなく、人間という種そのものが滅んでしまうでだろうと私は思います。

自律神経の働きに問題が起こると生命はすぐに死んでしまいます。
だから、生きている以上は自律神経はちゃんと働いています。ここで疑問を感じるのは、自律神経はちゃんと働いているのであれば、どうして様々な不調を感じるのかという点でしょう。ただ、これは自律神経が何をしようとしているのかを考えなくてはいけません。

さて、こういう前提をふまえてもらうと

『自律神経は生物の根幹である。』

という概念を理解しやすくはならないでしょうか。
私たちは生命なのです。材料の寄せ集めのロボットではなく生きているのです。生きる事は当たり前の事のように感じるかもしれませんが、生きているというのは宇宙全体を見回しても奇跡としか表現のできない事です。そんな奇跡に対して、『体の調子が悪いのは自律神経という部品が故障した』と考えてしまうのはどこか間違っているのではないかと気がつかなくてはいけません。
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5月以降の蒲田、日暮里の整体について

5月以降の蒲田、日暮里の予定です。
整体を希望される方は電話にて申し込みください。
TEL075-954-0036

蒲田の整体指導受付中です。

日時 5月8日(日)
 10:30~ 11:00~ 11:30~
 13:00~ 13:30~ 14:00~ 14:30~
 15:30~ 16:00~ 16:30~ 
 17:15~ 17:45~

日時 5月22日(日)
 10:30~ 11:00~ 11:30~
 13:00~ 13:30~ 14:00~ 14:30~
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日暮里にて整体指導受付中です。

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 13:00~ 13:30~ 14:00~ 14:30~ 15:15~
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日時 5月23日(月)
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ワキガの話

ワキガで悩む人が多いらしい・・・。 
ただ、どういう匂いをワキガというのかはちゃんとした定義がないのではないでしょうか。私の印象だと単純に体臭がきつい方の事をワキガと呼んでいるだけに感じます。ネットなんかで調べてみると臭いには7種類あるとか書いてあるのがみつかりますけど、私の印象だと、酒を飲みながらニンニクががっつりと効いた餃子を食べた翌日の臭いです。ただ、私があげたケースだと、食べた物の匂いが翌日にも残っているという訳で胃の働きの都合と考えた方がいいので、普段からそういう臭いの汗をかいているという事になりますが。 

身近な例をあげると、学生の時の同級生の女性がワキガだといわれていました。
ただ、それを指摘していたのは一人だけで、その友人は、

「匂いがきつくてたまらない、近寄れない。」

といっていました。
しかし、私は彼女の体臭が鼻についたことはありませんでした。なんだかんだで20年以上交流がありましたから、きつい体臭があるということであれば気がつく機会などいくらでもあったでしょう。それでも何も感じることはなかったのです。だから、体調の悪い時の体臭がきつくなってその印象が強く残っているのか、体臭の気になるのは個人の好みの差が大きいと考えた方がよいのでしょう。

あと、体臭に関わる漫画を1つ紹介しておきましょう。


この漫画は汗かきである事をとても気にしている女性に、匂いフェチの男性が魅力を感じる事からはじまる恋愛のストーリーです。その匂いフェチの男性は石鹸などの香りに関わる仕事をしていて、その女性の体臭がとても心地よいものに感じるのです。ネタバレしておくとハッピーエンド、とても心温まる話なので一度読んでもらうとよいでしょう。

香水には動物の糞の匂いの成分を使ったりしているのはご存知でしょうか。
よく素材として名前を聞く麝香(じゃこう)なんかも、直接嗅ぐと決していい匂いとはいえないとか聞いた事もあります。たぶん、この漫画の主人公の女性は汗の匂いに特徴があってそれがいい具合に作用しているので、臭いフェチに好かれる事になったのではないかと思っています。また、話の中にでてきますが気持ちの状態が体臭に強い影響を与えます。

ワキガ、体臭が気になるという女性は、男性にとって匂いというのは好みの差が非常に大きいという事を知っておくといいかと思います。とんでもなく臭いと感じるような香りでも、その匂いを嗅がずにはいられないという人がいてその体臭はその人と出会うためのサインだという事です。誘惑物質の事をフェロモンなんていいますけど、フェロモンは決して香しいものではないのです。

また、匂いというのは記憶への関連付けがとても強烈です。
私にとっては嫌で仕方のないタバコの匂いでも、宮崎駿のアニメ『ホームズ』では、たばこの臭いと父親が関連づけられて女の子が懐かしいと感じているシーンがありました。私が通っていた高校では近くにスナック菓子の工場があって、昼間はチョコレート、夕方になるとクッキーの匂いが漂ってきていました。槇原敬之が

「夕暮れぼくのまーちにはチョコレート工場の~♪」

と歌っていましたが、彼とは同郷なのでたぶんこの付近の事を歌っているのだろうなぁと。彼とは学校が違ったので匂いを感じるときの位置が私とは違ったのだと思います。工場から漏れてくる圧倒的なお菓子の香りなどとてもいい香りとはいえないものですが、私にとっては若くて充実していた時期を思い起こさせる懐かしい思いのする匂いだったりします。

では、前置きはこれぐらいにしてワキガの話に移りましょう。

ワキガについて調べると、アクロポリン汗腺からできる腋の汗が臭うとかなんとか書いてあるのが大半です。 
冷や汗とか精神の緊張からでてくる汗はここからでてくるのだとか。ただ、ワキガは私に言わせればシンプルな代謝の問題です。つまり、発汗がうまくできていないと考えるのが正解でしょう。 

ワキガは女性に多いそうです。 
発汗がうまくいかない女性は生殖能力に問題があると述べた事があります。(妊娠するために必要な考え方)生理痛がきつい、母乳の出が悪い、妊娠しにくい、あと子宮に腫瘍ができたりといった具合に表にでてきます。ワキガの匂いはフェロモンであるなんていう説があるそうですけど、出すぎている状態がワキガであるといってしまってよいのじゃないでしょうか。 ケバケバしい化粧をした女性は男性からはあまり好まれないことが一般的で、それは香りがきついという事も同じな訳です。

また、この事は外国人にワキガが多いなんていう情報とも符号しています。 
白人の女優が妙に色っぽく、艶っぽくみえる印象がするのはフェロモンをだす力が強いのででしょう。その結果、外国人の大半がワキガだなんていって日本人を安心させるような論がでてくるのでしょう。だから体臭がきつめの女性は白人にモテる傾向があるかもしれません。そういう方は思い切って海外にいくとモテモテになれるかもしれません。

アトピーで肌が荒れている方は、独特な臭いがしている事がよくあります。 
アトピーも根本的な問題は代謝で、代謝がうまくいかなくなって肌があれていると考えるのが正解です。ワキガの場合は、それが汗の臭いという形になって表にでてくるだけです。そして、代謝の問題はほぼ間違いなく頸椎6番になんらかの問題があるからなので、本質的には全く同じ問題であると考えるのが正解でしょう。 

ワキガは代謝がうまくいかなくて、その影響で汗をうまくかけなくなったときに起こる問題だという訳です。
先に述べたとおり母乳がうまくでないとか、妊娠しにくいとかそいう問題と同列に考える方がよいでしょう。代謝の問題は、アトピーのように肌が荒れる、生理痛、子宮の病気、不妊、多汗症といった具合にその人の体質の影響を受けて様々な問題を起こしますからね。

椎骨でいうと、先に述べた通り主に頸椎6です。
他に、胸椎10,腰椎4、仙椎4あたりが関連が深いです。だから、極端な例をあげるとスキーで派手に尻もちうってからワキガがきつくなるなんていうことがあっても不思議ではありません。実際、スキーやスノボの古傷の影響でいろんな問題を抱えている人はかなりいますから。代謝というのは、体のすべての細胞の生まれ変わりを意味していて、それがうまくいっていないのですから何が起こっても不思議はないのです。それなのに、症状からたどって解決手段を探そうとすると、同じ問題なのにそれぞれに全く異なる解決方法があるという勘違いをしてしまうのですしょう。
関連カテゴリー< アトピーワキガ

未来予測と横着思考の話

「崖を渡ろうとするとき、頑丈な橋を渡るのがいいと思っている人が多いけど、ロープ一本張ってあればそれで渡れるようになるのが安定ってものじゃないのか。」

大学を卒業するときにそんな事を考えていました。
私はどんなに状況が悪くても飄々とそれを楽しめるような人間の方がかっこいいだろうと思っていたのです。今の社会情勢は、そういう現実が目の前にやってきていると感じます。

最近の世間を眺めるに、

「まさに自分が求めていた世の中がやってきた!」

と思うのですけど、心が穏やかでいられないというのが本心です。
思っている事が実際に起こるのはやはり恐怖がついてまわります。その恐怖に対しててちゃんと向き合って自分を保っていられるといいのでしょうけど、自分にはそんな甲斐性はなかったのだと思い知らされています。

未来予測をしています。
大まかにこんな具合になるだろうという幅のある予測になりますけど、どう考えても日本という国の未来は絶望しか待っていない気がします。はっきりいってよくなる要素が皆無で、どうしようもなくなったら山に籠もって狩猟生活をしようと考えています。もちろん畑を耕しつつ自給自足の生活です。実は昨年、それが可能な物件、山だったり家を探していました。

最近になって聞いたのですが、木材の値段の上がり方がかなりやばいそうです。
建材金具も大半はロシアが材料を産出しているそうで木材ほどではないですがかなり値上がりしているみたいです。これからしばらく、下手をすると数十年単位で家を建てる事が無理になるかもしれません。当然、修繕にだって建築材料は使われますから、中古の家を買ってもその修繕がちゃんとできるか怪しくなってきました。息子はこれを聞いて、山を買って林業をはじめたら儲かるのじゃないかとか言っていました。でも、私にはそんなバイタリティはなく、

「こりゃ海外に逃げる方がかしこいかもしれない。」

なんて考えてはじめてしまいます。
ところが、円安がどんどん進行している上に、日本の経済状態が上向く要素がまったくないという訳で、海外移住だってハードルがかなりあがりそうです。

で、そんな事を考えながら報道をみると、

「敵中枢への攻撃能力を!」
「奨学金の返済は出世払い。」

なんていう本当の問題点はそこではない、逸れたところの話ばかりが議論されているようです。とりあえず突っ込みをいれておくと、

「敵中枢ってどこの国のどの都市?中国との関係を悪化させてロシアみたいに戦争を起こすつもりですか?」
「年300万の収入がなければ返済不要って、所得を増やさない方が得する制度なんですね。」

というところでしょうか。
経済力のない状態での軍備などただの足かせにしかならないし、経済成長がない前提での政策をやるのであればもうちょっと頭をひねってそれなりの制度を考えろよと思うのです。

それで、こういうのを見ていると人間って本質的な部分を掘り下げて考える事が本当に苦手というか嫌なんだろうなぁと思うのです。

体の問題でも全く同じ事がいえますからわかってはいましたけどね。
最近された質問を紹介すると、

「普段どういう体操をしていればいいですか?」

なんて具合です。
ちゃんとした答えをするとしてみましょう。

まずは体操についてです。
体操というのは実はかなり難しいもので一朝一夕で身につくようなものではありません。イチローにバッティングを教わったらイチローと同じようにメジャーでヒットを打てるようになるのか?と考えればわかると思うのです。体を健全にするために必要な運動というのはラジオ体操のように機械的に行うものでは不可能です。今、体操が体にいいって言われているのは、

「100人の年寄りに毎朝ラジオ体操をやらせたら半分の人の寿命が10年伸びました。だからラジオ体操は体にいいからやるべきです。」

というようなものです。
あなた自身が寿命が延びた50人に入る事ができるのですか?伸びた人、伸びなかった人、そして当然ですけどかえって寿命が縮んだ人だっているのです。考えなしでラジオ体操を毎朝やってみてあなたがどこに属する事になるかはやってみなくちゃわからん訳ですが、そういうのっていい加減な事だと、ちょっと考えればわかると思うのですけどね。

もうちょっと砕いた言い方をすると、

「毎日8時間、野球の練習をすればプロ野球選手になれますか?」

と聞かれたどう答えるでしょうか。
私だったらあなたはアホですかと答えます、相手が子供だったらもうちょっとやんわり教えるでしょうが。多くの人は努力すればきっとプロ野球選手になれるなんて答えるのかもしれません。でも、それって肝心なところをすっとばして、いい加減な発言になっている事がわかるでしょうか。野球について詳しくしらなければまだ違うかもしれませんが、もし野球について詳しい、そしてプロ野球に入るためにはどの程度の実力が必要か知っていたとしたら?この質問に対してどう答えるのが誠実だと思いますか?

これを私に置き換えて、

「普段、どういう体操をしていればいいですか?」

と質問されたらどう答えればいいか考えてみてください。
腰痛なんて毎日5分の運動で事足りるようなくだらない問題だなんて思っているようであればそれはただの横着なんです。

何故か体の話になるとほとんどの人が騙されます。
何回も述べていますが、これをお金とか恋愛に置き換えて考えてみてください。

「どうすればお金持ちになれますか?」
「どうすれば気になる異性に好かれますか?」

これらが努力すれば必ず達成できるような性質のものではないという事はわかると思うのです。健康だって全く同じ事なのです。
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