ブログ「日々整体」

パンチドランカーについて考えてみる

ちょっと前に、はじめの一歩という漫画でパンチドランカーの話をしていました。
おそらく現在の医療ではパンチドランカーというものの原因や理屈はわかっていないそうです。わりと本格的なボクシング漫画ですので、いまでもそんなものなのでしょう。


パンチドランカーの症状は、頭痛、記憶障害、認知症、歩行障害などがあるようです。
パーキンソン病と診断されていたのはモハメッド・アリで、これまたパンチドランカーの1種と考えられているとか。脳の障害が残っているという具合に考えられているようですが、脳解剖しないと本当に障害があるかわからないということだそうです。パンチドランカーの症状をうったえている人の脳を解剖してみたという話はきいたことがありませんから、そうすればわかるかもしれないという程度の話かもしれません。ただ、私からするとおそらく頚椎や胸椎にきついダメージが残っているからだろうと推測できます。


平たくいってしまうと打撲が原因なわけです。
実は、打撲というのは非常にやっかいなものです。自覚症状がでるまでに数年かかることが普通だからです。私のこれまでの経験でいうと、交通事故なんかで受けた打撲はその影響を自覚するようになるのは2~3年後だったりします。そのせいで私が、


「体を強くぶつけたことがあるはずだ。」


と指摘しても本人にはその記憶がないことが多いのです。
なぜかというと、体をぶつけて骨が折れたというようなケースは、力が骨を折ることで抜けているので、後に問題が残るような事があまりないのです。早いスピードで激しくぶつかったのだけど、わりとなんともなかったという時に背骨の異常が後に残ることになるので記憶に残りにくいのです。


残念なことに、こういう体の問題を現在のお医者さんはまったく認識できていません。
まぁ、そこが私の飯の種になっているといえばそうなのですけどね。こんな事で人生を台無しにしているような人が少なからずいると思うと、大きな声でいろいろ言いたくなってしまうこともあるわけです。


脳に何らかの障害があるとしても、それはおそらく頚椎や胸椎の異常からくるもので、結果としてそうなっているのではないかと考えられます。残念ながらプロボクサーの方の整体をしたことはないので、完全な憶測ですけどね。以前に、


「主人がプロボクサーなんです。」


という方が一度こられたので、なんらかの障害残ったりしたらいらしてくださいとお話したことはあるのがせいぜいです。


ただ、体に強い打撲があるせいで手足に力がうまく入らなくなったという人を何人かみています。
そして力がうまく入らないということが極まってしまうと逆に筋肉の硬直を緩めることができなくなることは当然といえます。それが原因でパーキンソン病のような病気の原因になっているのではないかと推測しています。そう考えれば、マイケル・J・フォックスなんかは、交通事故か、高いところから落ちるというような経験をしているのではないかと思うのですが、ネットでちょっと探してみるだけではそのような記述はみつかりませんでした。


まぁ、本当にぶつけただけという簡単なケースもあれば、ボクシングのように体中に何らかの打撲が残っているような場合はもっと複雑な事が起こっているかもしれませんけどね。打撲が残っているかどうかを見分け得ることができれば、解決する体の問題も少なくないはずです。
関連カテゴリー< ブログ繊維筋痛症起立性調節障害頭痛

繊維筋痛症について

繊維筋痛症というのは、原因不明の病気とされています。
主な症状は、

全身への激しい痛み、運動障害、疲労感、不眠

など。
実際に、線維筋痛症を患っている人から聞いた話では、蛍光灯の明かりが体に触れるだけ、髪が風でゆれるだけで痛みが生じる事もあるようです。整体の師が出版している本には、この病気の原因と整体方法が書かれています。簡単にいってしまうと、左右の骨盤の動きが悪くなり、胸椎8番に弾力がなくなるのが原因とのことです。

さて、私自身も

「繊維筋痛症なんです。」

と相談を受けたことがあります。
ところが、この方の場合は、体に痛みがあるわけではなく、ウォーキングなどの運動も日々やっているとのことでした。症状が軽いということなのかもしれませんが、

「これは繊維筋痛症とは違うのではないだろうか?」

というのが正直な感想でした。ただ、悪いのは胸椎8番でしたので、整体としてやることはそれほど変わりませんでした。

この方は、どうなったか?
というと、体の状態が少し改善してきたところで、風邪をひきそうになってきましたので、上手な風邪の経過を説明したら、整体をうけに来られなくなってしまいました。

「しっかり熱をだせば体が変わりますので。」

という説明をすると、

「そんなのはしんどいではないか。」

と猛反発されていました。
今、振り返って考えると、この方の場合、根本的な原因は薬漬けの生活をしていたからじゃなかっただろうか?と思います。日本中をめぐって、体をよくする薬を探しているとうことでした。


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後日談です。
この記事を書いて2年ほど経ちましたが、この病気の原因がおそらくではありますが、こうではないか?ということがわかってきました。どうやら免疫の問題のようです。背骨としては胸椎2、8番に問題があるのは間違いないようです。ただ、実際にこの病気を患っている方の背骨をみることがすくないため確信をもてるところまでにはいたっていたません (2014.12.25 追記)
関連カテゴリー< 繊維筋痛症
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