ブログ「日々整体」

頚椎2番の話

頚椎2番というのはなかなか厄介な骨です。
体のどこに問題があっても必ずそれが反映される印象です。逆から考えると、脳の血行だったり、視覚だったりに影響するので、とりあえず2番の調整をやっとけばなんか少し楽になるという具合の骨だったりもします。

ころんだとか、高いところから落ちたとかで意識がなくなっているときは2番の調整をやってあげると意識がもどるとか、溺れて息をしていないとかでも2番の調整で意識を戻して息をしはじめるのだとか。まぁ、このあたりはこういう場面にでくわすような事がまずありませんので、知識として知っているだけですけどね。

あと、ある子供が


「瞳孔がひらいているし、息をしていないからご臨終です。」


と判断されたところに、父親がやってきて2番の調整をしたら生き返ったんで、手をひいてそのままうちに連れて帰ったなんていう話も残っていたりします。


こういう具合に、とにかく2番を触っておけばなんか元気になるみたいな骨なのでその解釈はいったいどういうものなのか?というのを理解するのが難しいわけです。

まぁ、単純に解釈するのであれば人の生きる力がそのまま反映されているのでしょうかね。
そうであれば、寿命がつきつつある人の頚椎2番をみると力をなくしてしまっているわけで、どんなに重い病気でもう駄目だということでも2番がしっかりしていれば元気に回復する見込みがあるといえますね。人は病気で死ぬのではなく、生きる力をなくした時に死んでしまうというわけですよ。

最近でいうと、花粉症がつらいという人でも、ちょちょいと調整しておけばすぐさま症状がなくなったりします。つまり、生きる力が衰えていたり、乱れたりしている人が花粉症に苦しんでいるというわけです。今の世の中が、花粉症というものの捉え方を間違えいると私は考えているのはこういうところからですかね。


ただ、


「生きる力とはなんぞや?」


と問われた時に、私は適切な返事をすることができません。
私では2番について語るだけの経験が圧倒的に不足しているわけです。今の時点ではあ30年ぐらい考え続けたら、もしかしたらちょっとだけこの答えに触れることぐらいならできるかもしれないなぁと、そうなったらいいなぁという程度に考えています。

関連カテゴリー< 体運動の構造

体運動の構造をもう一度読みかえそう

毎年、年の最初に思うことは基本に戻ろうということです。
毎年思うけど、すぐその基本から離れてしまうのですから悩ましいものです。


「初心わするるべからず。」


なんていう言葉がありますが、こんなものは努力目標としか私には思えませんね。はじめて経験も知識もなにもない頃の状態に戻ることなど不可能です。


ドラゴン桜というマンガで知識や経験をつむということは、スポンジが水を吸収するようなものだと表現していました。まさしくその通りと思えますね。初心のころのスポンジは柔らかく乾いていますからいくらでも水を吸収できるわけです。

スポンジは、水分を吸い込んでいくといつか飽和状態になって吸収が悪くなります。
そんな状態になっているときに、初心に戻るということは水分を絞り込んでしまうということだといえることでしょう。

で、こんな事を考えているとキャッツアイというマンガを思い出しました。
キャッツアイとういのは美術品の泥棒とそれをおいかける刑事の話です。ただ、その刑事の恋人の瞳という女性がその泥棒でした。もちろん、刑事さんはそのことをしりませんけどね。瞳はある日、恋人の刑事に、


「もし、私がキャッツアイだったらどうする?」


と質問します。
すると、刑事はこんな風に答えました。


「すべてを忘れて最初の出会いからまたやり直そう。」


その後、自分がキャッツアイであったことを告白して別れてしまうのですが、瞳は別れた後、ある病気によって記憶を失ってしまうのでした。2人にとってお互いの気持ちを確認してみたという程度の会話が本当になってしまったわけです。



「初心をわするるべからず。」


なんていうのを、恋愛に置き換えてみたらこれぐらいの事が起こらないと、出会った頃の気持ちになんて戻れないだろうと私は思うわけです。


整体の勉強をはじめたころの気持ちに戻る事はもう不可能です。積んできた経験と知識を全部失うというのもかなり具合の悪い話ですしね。


そうであれば、考えなければいけないのは、


「スポンジの容量を大きくしてゆく。」


ということです。

まぁ、そんなわけで今年はもう一度野口晴哉氏の体運動の構造という本を読み返して見ることにしました。1年間こればかりずっと読んでいたという年もあったんですが、今振り返ると意味も理解せずにひたすら言葉の羅列を眺めていただけという気がします。今、もう一度読むことでスポンジの弾力が増してこないかなぁと考えたわけです。

ただ、今年は読むだけでなく注を付けながら読んでみようと思ったわけです。体運動の構造というタグを付けながら、1年間書き続ければ何か得られるものがあるかもしれませんからね。
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