ブログ「日々整体」

食べ過ぎる体

「食べ過ぎですね。」

と私にいわれてショックを受ける人がいます。
中には怒り出す人までいたります。ところが、私にすればなんの根拠もなくそんな事をいっているわけではありません。

食べ過ぎの状態とうのは背骨にあらわれます。
胸椎の7番、8番、9番、10番の状態をみると食べ過ぎかどうかはすぐにわかります。中には体型で判断していると勘違いする人もいますが体型は関係ありません。痩せていても食べ過ぎな人はいますし、太っていてもちょうどよい食事をしている人もいます。実際、痩せている人のほうが食べ過ぎがおおい気がします。たくさん食べて太ろうとするからです。

食べ過ぎというのは意志が弱いからだと考えている人がおおいのではないでしょうか。
確かに、アメリカという国では太っている人は意志が弱いのでローンを組めないなんていう話もきいたことがあります。ところが、これは間違った考え方です。なぜなら、べ過ぎるという行為には意志はほとんど関係ないからです。

実は、食べ過ぎるというのは、食べ過ぎる体の状態だからです。
胃酸が多いなんていう話をきいたことはありませんでしょうか?これは胃酸がつねにでている状態です。この状態はわかりやすい言葉でいうと、食いしん坊とういのがこの状態です。いくらでも食べられるし、いくら食べても満足できなくなります。これがいわゆる食べ過ぎる体の状態です。

もちろん、なんの理由もなしに食いしん坊になるわけではありません。普段から食事を多めに食べている人の体がこういう状態になります。

本来、食事とういのはお腹がすいたときに食べることが理想です。
お腹がすいていないのに食べると自律神経の働きが乱れてくるからです。ところが、食いしん坊の状態になってしまうと空腹など関係なしに食べるようになってしまいます。いいかえてみると、食いしん坊というのは空腹と満腹が正確にわからないという状態です。

食いしん坊の状態ですと、交感神経の働きがわるくなります。
頭の緊張もとれませんし眠りが浅くなります。肩や首のつまりも常に感じるようになる人がおおいでしょう。ちなみに、耳鳴りで困っている人の半数ぐらいは食いしん坊の状態になっていたりもします。

「たくさん食べて元気になろう!」

と、する人が多いですが、食いしん坊の体の状態では食べたって体がくたびれてくるだけなのです。
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かけもちする人は体が整わない

いくつかの療法や治療をかけもちでうけられる方がいます。
でも、こういう方でうまくいった人など一人もいません。少なくとも私は一人もそんな人をみたことがありません。

「体によいことをいくつもやっているのでその相乗効果で体が整ってくるのではないか?」

そう考えてしまうようですが、実際はまったくの反対です。
体を大きく変化させようと思ったときに考えべきは1点集中です。それがもっとも効率的です。

あれもやって、これもやってではぼけてしまって自律神経の状態が整ってきません。
ところが、1点集中、たとえば、

 ・骨盤を締める
 ・骨盤をあげる
 ・骨盤を開く
 ・交感神経を高める
 ・副交感神経を高める

ということにのみ集中して整体すると、自律神経の状態は大きく変化してきます。

二兎を追う物は一兎をもえず

という言葉ありますが、体にはこの言葉がもっともあてはまります。
ところが、この1点集中ができたときには、

一石二鳥

どころか、三鳥、四鳥以上の成果があがります。
体とはそういうものだと私は思います。



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天高く馬肥ゆる秋と体の関係

天高く馬肥ゆる秋

という言葉があります。
挨拶で使う言葉だそうですが、馬もまるまると太る良い季節だというような意味合いです。中国なんかだと北方民族が太った馬に乗って略奪しに来る季節という意味合いもあったそうです。

秋は実りの季節です。
いまの日本で生活すると季節を大きく意識することはないのではないでしょうか。野菜なんかは年中同じものが売っていたりしますから旬がいつか?なんてのはあまり意識しません。まぁ、旬をはずすと味がおちたり値段があがったりしますから敏感な人には何をいっているだという事かもしれませんが。

話を戻します。
秋というのは収穫の季節です。お米がとれる季節ですし、ぶどう、柿、栗、りんご、みかんなどの果物、魚類ではサンマ、イワシ、サケ、サバなど秋においしい食べ物がたくさんあります。

食欲の秋というとこういった美味しいものがたくさんあるから!
と、考えている人が多いようですが、実際は違います。人間の体も秋になると食欲がとまらなくなります。どうしてかというと、体が冷えるからです。

体が冷えると食欲が止まらなくなります。
体を冷やしたときに一番影響がでるのが、泌尿器なのです。泌尿器の働きがわるくなると胃酸が増えてきます。食いしん坊の体を胃酸過多なんていう言い方をするのはご存じでしょうか?胃酸が多い状態だと、いくら食べても満腹を感じることができません。いらくでも食べれるようになりますし、いらくでも食べたくなってしまうのです。

本来はこれでまったく問題なかったのだろうと思います。
なぜなら冬になると食べ物が極端にすくなくなるからです。秋にたくさんの栄養を蓄える。人はそうやって厳しい冬を乗り切ってきたのでしょう。そして、そうするために、体が冷えてきたときに、

たくさん食べることができる

そんな、体の状態を自然に作るようになってきたのでしょう。
もちろんこれは人間だけじゃなく、馬をはじめとする他の生き物でも同じような体の働きがあるのでしょう。それが、天高く馬肥ゆる秋という言葉につながったというわけです。

さて、これが今の日本という環境では非常に困った事を起こします。

食べ過ぎになるのです。
つまり栄養過剰になってしまうのです。今の日本人で冬になったからといってひもじい思いをするような人はほとんどいないことでしょう。

花や木に肥料をあげすぎたときに枯れてしまうように、人間も栄養過剰になると栄養中毒を起こして体がこわれてきてしまいます。

一昔前なら食欲の秋は必要な事だったのでしょう。
しかし、今のこの環境で食欲の秋は体を壊してしまうと言うことは知っておく必要があると私は思います。
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