ブログ「日々整体」

学びを通じた絆:我が家の高校受験物語

我が家のここ1年ほどの懸案事項である息子の高校受験が終わりました。
おととしの夏頃、つまり中2の夏休み頃にどういう高校にいくかを検討を始めていました。だから、他の同級生に比べて受験のことを考えるタイミングは早かったのではないかと思います。実際、中2で高校見学をしている学生など他には皆無でした。また、息子に進学の方向性を考えるよう促しても、その意識は全くありませんでした。

私の息子の場合、学校へほとんど通えていなかったということもありました。
ですから、早めに準備を始める必要があると考えてスタートを切りました。私自身の学生の頃を振り返っても、学校に言われるがままに全員同時に「よーい、どんっ!」ということに違和感を感じていました。ずるい表現をするのであれば、フライングスタートがルール違反という訳でもありませんから、他の同級生より先にスタートして逃げ切りを考えた方がいろいろ楽だと私などは考えてしまうのです。

今回の進学において最も重視したのは外国語です。
私は息子が将来も日本に住み続けるのが本当に理想的なのかに疑問を感じています。だから、息子には、

「選択肢を多く持て。アメリカでも、ヨーロッパでも、中国でも、インドでも、アフリカでも、もちろん日本でもいい、世界のどこにでも必要に応じて生活する場所を選択できる人間になりなさい。」

と話をしていました。
そのためには外国語の能力を身につけること、またそれに伴って外国の文化についての理解を深めることがもっとも重要だと考えたのです。また、どのような職業に就くかは現時点で決めてしまうのはリスクが高いから、周囲や社会から求められたことをできるように自分を高めるのがよいだろうと話し合いのなかで結論がでていました。極端な表現をすると、3年ごとに職種を変えるぐらいのつもりでいいかもしれないとまで私は考えています。この辺りのことは以前に書いた記事にも詳しくまとめていたように思います。

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それで、結果なのですが嬉しいことに第1志望の高校に合格できました。おととしの夏頃の成績を振り返ってみると快挙といってよい成果かもしれません。

ただ、試験前の息子には、

「高校受験というのは基礎知識レベルの詰め込みで、スタートラインに立つためのもの。だから、本当の勉強は高校へ行ってからはじまると考えなくてはいけない。」

このような話をしました。

ところで、息子にこんな風に偉そうなことをいうためには私自身も結構な勉強をしていなければなりません。まだまだ私も勉強を辞めるわけにはいかないというか、息子が受験勉強をはじめてから私自身も負けじと勉強するようになりました。結果、家族の皆がそれぞれ勉強をするような環境に少しずつ変わってきたのかもしれません。受験勉強というと、息子のお尻を蹴飛ばして無理矢理にでも勉強させるもののようなイメージを持っていましたが、家族の皆が学んで成長していくためのものだと考えるのがよいのではないかと、ふと思うのでした。

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利き手の遺伝子から心臓の健康まで: 整体師の視点

どうして大半の人は右利きになるのか考えたことはあるでしょうか。
人間の体は左右対称だから左右均等に使うのが理想であると主張する医師やスポーツトレーナもいます。しかし、人間の90%は利き手が右手なのですから変だとは思ったことはないでしょうか。実は、私のような整体師であればこの疑問にたいしてかなり自信のある仮説を起てることができます。今回はその仮説を説明してみようと思います。

ただ、まずは一般的に学会で提唱されている2つの説を紹介します。

1つ目は戦争の影響です。
戦争の際に体の左側にある心臓を守るために左手に盾を持つようになったために右利きが有利になって右利きが増加したという説です。しかし、この説はすでに否定されていて、50~60万年前の化石の分析から、当時から人類は大半が右利きでした。これは米、カンザス州立大学の研究員が当時の人類の前歯を調査することによって明らかにしたものです。

2つ目は利き手を決める遺伝子があるという説です。
右利きの遺伝子をA型,左利きの遺伝子をO型だと仮に呼ぶことにします。A型の遺伝子が優性遺伝だった場合、生まれてくる子供は利き手の遺伝子を、AA,AO,OOという3つのパターンが存在することになります。左利きになるのはOOというタイプだけになりますから右利きが多いということになります。わかりにくと感じるようでしたら、血液型と同じパターンだと考えるとわかりやすいでしょう。ただ、遺伝子によって利き手が決まるという説については、ほかにも影響する遺伝子があるという考えが一般的になりつつあるようです。

これらの説は興味深いのですが、私が整体の実践を通じて見えてきたこととはかなり様子が異なります。
左右の腕の様子を確認すると左利きの人はたいてい何かしらの違和感を感じます。残念ながらそれがどのように違うのかというのを言葉にすることはできないのですが、手を取った瞬間に「あれ?」と気がつく程度には差を感じることできます。

その違和感の理由は、左利きの人は心臓の動きが弱いせいです。
整体においては、胸椎4番や腰椎3番は心臓の働きに深く関わっていると考えているのですが、左利きの人はこれらの骨になにかしらの問題を抱えていることが圧倒的に多いのです。

かつて利き手による寿命の違いについて調査が行われたことがあります。
その結果は、左利きの人は9歳寿命が短いというものでした。この説については様々な異論がありますし、9歳という差は参考程度という認識でよいと思います。しかし、整体師として意見を述べさせて頂くと、そういうことは実際にあり得そうだと思える程度に、左利きの人の心臓の負担は右利きの人より大きいということが言えます。

右利きが多い理由については、スポーツを例に考えてみるとわかりやすいでしょう。
陸上競技などは必ず半時計回りにトラックを走りますが、どうしてそうなのかは考えたことがあるでしょうか。理由はその方が早く走れるからというとてもシンプルなものですが、運動の経験があれば誰でもすぐに理解できることでしょう。このことはありとあらゆるスポーツに対してもいえることで、まっすぐ走っている状態から急停止して、180度反転するとき、右回り、左回りのどちらが速く反転できるかは実際に試してみるとすぐにわかることでしょう。

車の運転でも、左折と右折でどちらの方が事故が多いかというと、圧倒的に右折の事故が多くなります。余談ですが、左利きの人は右利きの人より事故に遭う確率が高いなどというデータもあるようです。

つまり人間の体は右側の方が使いやすく、左側の方が使うのが難しいという性質を持っているということがいえるのではないでしょうか。実際、人間の体は右側が頑丈で左側が弱くできているということは、ある程度、整体の経験を積み重ねるとなんとなくわかってくることでもあります。

人間の体が左右対称であるという考えが根底にあるせいで勘違いが生まれているのです。
ですから、当院にこられる方には最初、

「左右のバランスが悪いのです。」

と訴えてくる人も多いのですが、そういう方には、

「そもそも人間の体は左右がアンバランスですよ。」

と説明しています。

さて、結論です。
私の経験から言えることは、左利きの人は、

「心臓の力が弱いのを補うために左手を使っている。」

ということが言えます。

整体は学問ではなく、実践に基づく洞察から得られたものです。
様々な不調を抱える人の体の様子を観察していると、「たぶん、そういうことじゃないかな。」と思えることです。

ただ、この仮説は科学的な証明をすることが難しいのです。
当然、学術的な証明ではありませんが、確信のようなものは持っています。ですから、さらなる探求のきっかけとして受け取って頂くのがよいでしょう。もしかしたら、このようなことを知っていることで何かしらの気付きに繋がることもあるかもしれません。
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