ブログ「日々整体」

手足に力が入らないという話

「ブロブに書いている話は都合のいい話だけなのか?」


なんていう質問をもらいました。
うまくいかなったケースというのはたいていが、


「薬を辞めない。」
「私の指導を無視していいとこ取りをしようとする。」


という事で、ブログの記事にもならないような内容ばかりなだけなのですけどね。
まぁ、見ている側の人だとなかなかそうは思えないのかもしれません。それで、


「私の事もブログの記事にできるのか?」


という直球の質問をもらったので、


「それじゃ書きましょう。」


という事になりました。


最初、腕や足に力が入らないのだけど病院で検査をしてもらってもなんの問題もないといわれたということでした。どこかで少し書きましたが、このようなケースは、


1.力が入っている事が自覚できない
2.神経の伝達に問題があって本当に力が入らない
3.全身を連動して体を動かせていない


という3つに分類して考えてしまってよいといえます。


この方の場合、3つめの体のうまく連動できなくなっているというのが原因だと見ています。
理由は簡単で、お腹に異常な緊張が見つかっているからです。おへそのあたりに触れると、お腹に大きな石ころのような堅いものがあるのがわかります。当然ですが、抑えるととても痛いのが、私が触れる自覚できるようですが、自分で触っても見つけられないようですから見つけ方はちょっとコツがいるようです。


「運動をする時には、丹田に力を集めるのが大切だよ。」


なんていう話は誰でも聞いた事があるのではないかと思います。ところが、お腹にこのような緊張があるせいで丹田にうまく力を集めることができないようになっているわけです。


もう少し砕いて説明してみましょう。
野球のピッチャーが足首を怪我したとします。すると、ボールをうまく投げられなくなります。


「手で投げるのだから、足首を怪我したって関係ないだろう。足首がうごかないから、イスにすわって手だけでボールをなげろ!」


なんていう人はまずいないはずです。
ピッチャーは、全身をうまく使ってなげるから、威力のあるボールを投げることができます。つまり、手でボールを投げるという運動をみても、手、胴体、足、足先にわたって全身を使わないとうまくボールを投げられないわけです。もちろん手だけでボールを投げる事は可能です。でも、それで力をコメて投げらる事は不可能です。


この方の場合、お腹に緊張があるせいで体をうまく動かせなくなっているというわけです。
このような状態には名称がついていないため、具体的にどのように相談すればよいかもわからないず困っている人はもしかしたら多いのかもしれません。

たいていの場合、整体でお腹の緊張をとればすればすぐにかわってきます。
ただ、薬漬けになっていた傾向のある人は時間のかかる傾向があるかもしれません。最近でいうと、このような状態になった方の体が変わるのに3~4ヶ月ほどかかりました。また、体が変わるときは、1ヶ月以上熱が続き、その後変わってくるという経過をたどりました。


今回の方は整体に来られてから4ヶ月程度たっています。
ここでやっと、大きな変化が体にでてきました。数年前に、腰痛をかかえていて、それを放置していたそうです。別に何の痛みも違和感もなかったのですが異常として体の中に潜んでいたのです。私は、これが原因でお腹の緊張がなかなか抜けなかったのだろうと考えています。そうであれば、この後、熱を出すとともに強い腰痛がでて、その後回復という風に変化してゆくだろうと思います。


最初相談ニコられたときは、不安、動悸、息苦しくなる、不整脈がでるという事がでした。
ですから、最初はその影響だろうと考えていたのです。また、整体してゆくと泌尿器の働きとても弱いという事がわかってきました。話をきくと、子供のころにはそのせいでずっと通院していたそうです。このことから、交感神経の働きがとても弱いということもわかってきます。

ただ、これが本当の原因なら、自律神経の働きが整うのにあわせてお腹の緊張がとれて力がはいるようになってくるはずなのです。ところが、体はどんどん元気になっているのに、本人はそれを自覚することができず、


「ずっと手足に力がはいらない、ちっともよくなっている感じがしない。」


と言い続けていました。
私は、


「まぁ、おそらく他になんかあるのだろう。」


と思っていたわけですが、4ヶ月目にしてやっとそれが表にでてきました。
それが先に述べた古い腰痛です。腰椎5番の異常で、これは体が強く冷えてしまっている事を示しています。痛みを感じなくなっていただけで、それが原因で体の働きを狂わせていたわけです。


過去の故障や病気などがちゃんと治っていなかったせいで体に異常がでてくるという事があります。
痛みがなくなったら治ったと安易な考え方をしてしまうと、後々になって深刻な問題になってしまうこともあるというわけです。少なくとも本人はもう何の異常も感じていないわけですから、問題があることなど一切わかりませんしね。ただ、こういうのは整体で体を整えていくうちにちゃんと表にでてきますし、表にでてこなければ解決することができないものです。

とりあえず、


「これが最後で、もう何もでてこなかったらいいね。」


なんていう話を今はしています。
現在進行中の話ですので、後日どうなったかはまたこのブログに書こうと思います。
関連カテゴリー< 自律神経失調症

過敏性腸症候群の話

いろんな病名があるものです。
過敏性腸症候群というのはこの方で初めて聞きました。しかし、私に言わせれば、腸が過敏になってずっと下痢をしている状態です。まぁ、厳密にいうと症候群というのは病名とは違うそうですけどね。

自律神経でいうと、胸椎12番に異常があるだけです。
胸椎12番は腸の働きをコントロールする神経が通っていますので、ここに異常がでると下痢をするわけです。名前を聞くのははじめてでしたが、このような状態の方なら何十人もみてきていますので別に驚きも困りもしませんでした。

表にでてくる症状から細かく分類すると違う異常になってしまうのでしょう。
しかし、背骨でみると単なる胸椎12番の異常です。体質や生活習慣によって、症状の出方が人によって違うだけなのです。乱暴な言い方をすると、


「アイスクリームを食べてお腹を冷やした状態がずっと続いている。」


たったそれだけの事だったりします。


まともな生活ができていなかったそうです。
2年ほど前からそんな状態で、今では安定剤や、睡眠導入剤まで使っているとのことでした。ただ、結局のところ腸の働きに異常があって、その影響で頭痛、不眠、うつ、不安、パニックといった問題が起こっていました。

体というのは表にでてくる問題を1つづつ解決していくというのでは普通うまくいきません。
たいていの場合は、原因となる異常が1つあって、ほかの問題は全部その異常の影響でおこっているのです。ボーリングみたいに1番手前のピンをうまく倒せば後ろにあるほかのピンは全部倒れるというわけです。


整体としてはいつもどおりのパターンです。
食事の内容と量など生活習慣の改善、体に冷えをとるための足湯の指導からはじまって、自律神経の働きが整うのに合わせて薬を減らしてゆきます。最初来られたときには、通勤もまともにできないような状態でしたが3ヶ月程度ですっかり元気になりました。

症候群とか変わった名前の病名を付けられてしまうと、不安になることもあるかもしれません。しかし、背骨でみると非常にシンプルな問題であることも少なくないというよい例といえるでしょう。
関連カテゴリー< うつ不安症、パニック症不眠過敏性腸症候群

じん麻疹の整体

「毎日、夜になるとじん麻疹がでるんです。」


そういう相談がありました。
じん麻疹がでたときにどの科のお医者さんに相談するかというと、皮膚科だと思うのではないでしょうか?しかし、じん麻疹の起こっている人には肝臓の働きに問題が見つかります。

ただ、じん麻疹は無理に止めてはいけません。
ジンましんとういのは、たいていの場合は、体の中にたまった毒素を外に出そうとする働きです。ですから、塗り薬などでじん麻疹に蓋をして抑えてしまうとその毒素が腎臓の働きを悪くしてしまったりします。ですから、痒みがひどいときだけ市販のかゆみ止めをぬってあとはほっておくのがよいといえます。


ただ、それが毎晩となると話が変わってきます。
寝る時間になると、じん麻疹がでるということですから原因はすぐにわかります。副交感神経の働きが優位になりすぎてアレルギーを起こしているわけです。


「副交感神経をたかめることが大事です。」


と考えている人が多いのですが、それだけでは理解不足です。副交感神経が優位になりすぎると体がアレルギーっぽくなるということは知っておくのがよいでしょう。世の中を見渡すと、花粉症にはじまって、食品アレルギーがやたらと増えているとはおもわないでしょうか?これは副交感神経が優位になりすぎている人が多いからですね。


私の経験では、やっかいなじん麻疹というのはありません。
じん麻疹の整体のポイントは、胸椎4番、胸椎9番です。それぞれ心臓、肝臓の働きに深く関わる骨です。心臓の働きがどうして関わるのかよくわかりませんが、心臓の働きを整えると早くおさまりますね。それにプラスして、そして額にあるアレルギーの調整点を抑えておくと今回のような毎晩じん麻疹がでるというようなケースには有効だと思います。実際、数年つづいていたそうですが1ヶ月ほどでおさまってしまいました。



関連カテゴリー< じん麻疹アレルギー

耳鳴りの音が突然大きくなる原因

耳鳴りをなんとかしたいと整体に来られている方の話です。


「ずっと音が小さくなってきていてこのままなくなるかも?と思っていたらここ4~5日ほど突然音がおおきくなった。」


ということをおっしゃられました。
いつもはサーという音がなっているそうで、そちらならまだいいのですが、ザーっという雑音のような音が大きくてなってとても不快なのだそうです。


「最近、なにか変わったことをしてませんか?」


と聞いてみたら、


「稲刈りをやったぐらいで他にはなにも。」



と答えられたので、すぐにピンときました。そして、おそらくはと手腕の状態を確認すると予想通りで腕に疲労が残っている状態でした。

腕に強く疲労が残っているとそれだけで耳鳴りがなることがあります。
以前に、トラックの運転手をしているという方に耳鳴りの相談を受けたことがあったのですが、かなり重い荷物を扱うということで、腕の疲労が原因で耳鳴りになっている事がみてとれました。原因はすぐにわかったのですが、仕事をやめるわけにもいきません。どうしたものかと、相談しながらやっているうちにご本人はあきらめてしまいました。

耳鳴りが鳴るような状態の方が腕を疲労すると耳鳴りの音が大きくなったり、いつも違う音がなったりする事があります。ですので、今回のケースだと、腕の疲労をとってあげると、あっさりと音が小さくなりました。整体を終えて、立ち上がった瞬間に音が小さくなったのでご本人はとても驚いておられました。

ただ、腕が疲労すれば耳鳴りが鳴るというわけではありません。腕の疲労だけが引き金となって耳鳴りがなりはじめることはどちらかというと少数ですし、疲労が抜けてしまえばすぐに止まってしまいます。


同じタイミングで、最近急に息苦しくなったといってこられた方がいました。
体をみると同じように腕に強い疲労が残っていましたので、何をしたのか聞いてみると、


「子供の運動会に参加して綱引きをした。」


ということでした。
なにも息が苦しくなるまでがんばらなくてもいいだろうにと笑いながら整体したらすぐにおさまりました。


疲労さえ抜けてしまえば、異常や違和感はすぐになくなります。
しかし、疲労の度合いや体の状態によっては簡単に抜けないケースもあります。当然ですが、もともと体が万全でないような方は、疲労が抜けにくいといえます。腕の疲労といってしまえば、簡単な問題に思うかもしれませんが、腕の疲労が抜けていないことを自覚するのは案外難しいものです。
関連カテゴリー< 動悸、息切れ耳鳴り(耳なり)

腹立たしいことに、耳鳴りの理解が深まる

最近になって、


「なるほど!こういう流れで耳鳴りがなっていることがあるのか。」


ということに気がつきました。
例によって、おおよそ耳とは関係がないと思えるような事が耳鳴りの原因になっているわけです。最近、きがついたということですから、当然、いままではわかっていなかったわけです。ところが、わかっていなかったからといって、このケースにあてはまる人の耳鳴りはどうしようもなかったかというと、なんとかなっていたりします。不思議に思うかもしれませんが、原因などちゃんとわかってなくなてもなんとかなっていたのです。どうしてかというと、


「ある程度体がよくなってしまえば、あとはほっておいても大丈夫。」



ということだったりします。
もちろん、実際は放置していたわけではありません。少しでも体がよくなるようにと工夫をしながら整体をしつづけていたわけですけどね。

ただ、いまから振り返ってみると、


「あの人とあの人は、こういう風にやればもっと早く耳鳴りが止まっただろうなぁ。」


なんていうのがわかってしまうわけです。
こんちくしょーとか叫びながら、そこらへんの自動販売機を蹴飛ばしてしまいたい気分ですね。
関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)
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