スケート選手の羽生結弦が世界大会で優勝したみたいですね。
整体にこられた方に聞いたのですが、子供の頃に呼吸器に難あったそうです。虚弱といっていい体質だったそうで、そんな体の状態を克服して大きな成果をあげたのだとか。似たような境遇というか、同じように体が弱かった人には励みになる話でしょう。ただ、そんな事に気がついたのは、
「彼はもう駄目だと思う。この先は怪我ばかりになるはず。」
という無神経な発言をした後でした。
今回の大会の前にも怪我をしていたそうです。
「また潰したか・・・。」
と私は思いましたので、それで興味をなくしていたのです。
スケート競技に関わる人たちは体作りについて根本的な間違いをしていると思われます。
浅田真央、高橋大輔たちは、優秀な選手だったと思うのですが、そのパフォーマンスを最大に発揮したのはデビュー直後までで、その後、怪我をして尻すぼみになっていったのじゃないでしょうか。
今、振り返ってみると、私が知っている選手でうまく体作りをしていると感じられたのは、キム・ヨナと安藤美姫だけです。安藤美姫なんかは練習をちゃんとやっていないとか批判されている時期があったのはご存知でしょうか?スケートの人たちは感覚がずれていると私が考える理由でもっともわかりやすいのはこういうところでしょう。
スケートに関しては中学生ぐらいの頃から興味を持ってみていました。
いまだと民放が大騒ぎして番組をつくっていますが、当時はNHKが放送するぐらいでしたね。ただ、名前を覚えている選手は伊藤みどりと村主章枝ぐらいでほとんど記憶がありません。まぁ、年に数回だけ放送される世界大会だったりを新聞のテレビ欄をチェックして、見つけた時に見るというぐらいですから、記憶に残りようがありません。ロシアにとんでもない選手がいたとか、アメリカの選手でカウボーイの格好をして滑る人がいたとかそういうのはちょっと記憶に残っていますけどね。
浅田真央の最初の世界大会もテレビで見ていました。
いきなりトリプルアクセルを2回飛んで優勝しちゃって、とんでもない子がでてきたなぁと思っていましたが、その1~2年後にはあからさまに違う選手になってしまっていて、スケート競技は駄目だなぁと考えるようになりました。
さて、羽生結弦については怪我をしたという話を聞いて興味をなくしていました。
優勝したって、どうせ、
「怪我を克服しました!」
みたいなチープな話に落とし込まれてしまいますしね。
フィギュアスケートの選手は、淡々と練習してほどほどの好調をキープ、大会では当然のように優勝するというのが理想です。ですから、怪我をするという時点ですでにいろいろ間違えています。マスコミやファンを喜ばせるために怪我なんぞする必要はないのです。
怪我というものは、ほとんどの人が運が悪いせいで起こると考えるのじゃないでしょうか。
しかし、私からすると怪我というのはするべくしてしているものです。一部の例外をあげるなら、接触がある競技だけですね。
サッカー、バスケットボールなどがわかりやすいでしょうか。
私はバスケットの経験がありますが、激しくぶつかり合ってもお互いが怪我をしない、させないように最大の配慮をしながらプレーするのがあたりまです。ところが、どうしたって不可抗力というのが起こることがあって怪我は起こることがあります。
フィギュアスケートだと練習中に他の選手にぶつかってみたいな事は起こるかもしれません。しかし、スケーティング中に足に痛みがでるとか、ジャンプの着地に失敗して怪我をするなんていうのは、不可抗力ではなくて起こるべくして起こっている怪我です。
わかりにくいようなら、疲勞の蓄積がおこってそれが原因でバランスを崩したり、思ってもいない動きをやってしまって怪我をしてしまうのだと考えるとよいでしょう。これは骨折をした人の骨折箇所を確認したりするとよくわかりますね。運動中の骨折の場合、ほぼ間違いなく折るべくして折っているのを見てとることができます。
「体に何にも問題なく、いい状態を保っているのに突然怪我をする。」
というのはありえないのです。
さて、羽生結弦の話題をだした方に、
「顔をみれば状態がある程度推測できるんですよね?」
なんていう挑戦的な課題を出されました。
「おのれっ!この海原雄山を試そうというのかっ!!」
なんてモノマネしそうになりましたけどね。
それで家に帰ってからネットで顔写真をチェックしてみました。
すると、
「あれ?こんな顔だったっけ?」
と思ったので4年ぐらい前の顔と比べていたら明らかに人相が変わっていました。
羽生結弦は顎が小さい顔立ちをしています。これは呼吸器の働きが弱いという事を表現していて、子供の頃に喘息で苦しんでいたなんていう話と符号します。その影響で繊細、華奢、柔和というような印象の青年でした。
ところが角張った顔立ちで堀が深くなっていました。
眉のラインに力がこもるようになっていて、これはスケートという競技において好ましくない変化です。まぁ、こんな変化はどの競技でも駄目ですけどね。この顔立ちでは、足首の柔軟性がなくなってしまっているはずです。この先は怪我ばかりになるはずだという私のセリフは、どうやら間違いないと思われます。
どこを怪我したのかしりませんが、怪我を克服するために筋トレをやったのでしょう。そして、やり過ぎてしまって今の顔立ちに変化したわけです。
4年ほど前の写真を探すのはなかなか骨が折れますけどね。
びっくりするぐらい人相が変わっていますから興味がわいた方は探してみるといいでしょう。そういや、
「大人の色気を身につけた。」
なんてコメントを紹介しているニュースもみかけましたが、華やかな成績を残してしまえば影の部分なんてかき消されてしまうのでしょう。
こうなってしまったのは、彼が練習熱心だったせいでしょう。
彼は、長時間練習しない方がいいタイプだと思われます。なぜなら呼吸器の能力が低いからです。ですから、練習量より、練習の質を重視して体作りとスケートの技術を高めるのが望ましい選手です。
今回は、これまでの経験と才能でカバーしましたが、今後、また熱心に練習をしてしまうようになれば再び怪我に悩まされるようになると思われます。そうならないためには、練習とトレーニングはほどほどにしておいて、本番に望むのがよいはずです。羽生結弦は柔和で優しい顔立ちをしている時にもっとも高い能力を発揮する選手だと思われます。