ブログ「日々整体」

耳鳴りと楽器に関する考え方

いま、ある音楽家の方が関東から整体に通われています。
いろんな方法を試したけど、納得できる結果がえられなかったそうです。音楽をなりわいにする方にとって聴力というのは生命線といっていいでしょうから、別に死ぬわけではないといっても、それと同じぐらい深刻な問題といえます。最近、NHKの番組で紹介された考え方と補聴器を使う方法も試しておられます。そちらは確かに多少は楽になるそうです。ただ、楽になるというだけで、根本的な解決になるか?というと、やはり違うようです。

整体にこられてからは、生活習慣の改善をやってもらい2ヶ月ほど経過しましたが耳鳴りの音が小さくなる日が増えてきたそうです。これは大きい日と小さい日が明確にわかれるためにこのような表現になります。先日こられましたが、


「今週は1日だけおおきかった。」


といっておられました。

さて、この方と話していて腹がたったことが1つあります。
この方は、若い頃からずっと演奏をやっていたということで、


「その楽器が耳鳴りの原因に違いない。」


と専門家にいわれたことがあったそうです。
しかし、私の見立てから判断するとそれは大きな間違いだと思います。

楽器というのは、その形はずいぶん昔に形がきまっています。
ピアノやバイオリンなど100年以上、形がかわっていないのではないでしょうか。これはどういうことかというと、すでに理想の形が完成しているという事です。その完成した形が、人間の体、演奏という運動とミスマッチを起こすはずがないのです。もし、その専門家が演奏や楽器について非常に詳しくて、この方になんらかの演奏の癖があるということを見抜いていたのであればまだいいのですけどね。

また、楽器は完成しているのですから、体に妙な癖があればよい音がでなくなるのは当然のことです。プロとして活動している方でそのような事はまずありえないでしょう。


結局のところ、


「よくわからないので、思いついたことをろくな考察もせずにいってみた。」


というだけの内容だと思えたからです。
しかし、言われた方はたまったものではありません。もし演奏をすることで耳を悪くしているのであれば・・・、という事は先にも述べたとおり死活問題なのです。そして、その結果として演奏を控えるようになってしまっているそうです。


耳のことしかわかりませんという耳だけの専門家ゆえに、演奏や楽器について、人の気持ちというものがわからなくなってしまうのかもしれませんが・・・。まぁ、私も口が悪い方の人間ですのでこれまでやってきた失言など数えてゆけばきりがありません。他人をみて自分への戒めにしたいと思います。


最近、また耳鳴りにについての相談が増えてきました。
耳鳴りを止めるには時間のかかる傾向がありますが、たいていは1~3回程度でどうすれば止められるか?というところまではたどり着くことはできます。いい加減な専門家の発言に惑わされているという方は、相談していただければと思います。

何度も何度も述べてきていますが、耳鳴りというのは耳だけに注目してしまうと解決がほぼ不可能になってしまいます。体全体をみていったい何が体に起こっているかと考えるのがコツです。
関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)

起立性調節障害の意外な原因

以前に整体させてもらった中学生の子がまた具合が悪くなってきたと相談にこられました。
一旦は、元気になって毎日学校へ通っていました。ところが、2ヶ月ほどたってまた朝おきれなくなってきたのです。


熱心に部活に通っており練習がハードだったとのことで、体の疲れてそれが抜けていないせいだとみていたのですが、ちゃんとした原因が別にありました。

なにかというとある食品の食べ過ぎです。
私はよく、


「体にいいものを何か食べていませんか?」


と質問することがあります。
これは、体によいと言われているものを日常的に食べていると、体が栄養過剰の状態になってしまいます。これはどのような状態かというと、


「肥料をあげすぎた花や木はどうなるか?」


と考えてみてください。元気がなくなってきて枯れてしまうというのはどなたにでもわかることでしょう。


実は人間の体にも同じことが起こります。
栄養をとりすぎると体から元気がぬけていき、それが行き過ぎると体のあちこちに問題が起こり始めます。


「良質な栄養をしっかり摂取することが健康にもっとも大切である。」


と考える人にとってはとてもじゃありませんが、受け入れられない事でしょう。
しかし、これは現実におこっていることです。このことは言い方を変えてみると理解が簡単です。栄養のとりすぎというのは、食べ過ぎであるということです。食べ過ぎが体の毒であることなどは説明する必要もないことでしょう。食べ過ぎというのは量の食べ過ぎを意味していると考えがちですが、質の食べ過ぎという点については考えたことのない人がほとんどではないでしょうか。

さて、最初の紹介した中学生はいったい何を毎日食べていたかというと、


ヨーグルト


です。
ヨーグルトが好きで毎日のようにたくさん食べていたそうです。ヨーグルトを食べすぎている人は腸を冷やして硬くしてしまっています。この時、たしかに便通はよくなりますが、これは下痢をしている状態ににています。無理やり下痢の状態になって便通を確保することが体によいはずはないのですけどね。腸内環境がよくなると言われている食品ですが、ビフィズス菌などは外から足して補うようなものではなく、腸内環境がよくなれば自然と増えてくるものなのでしょう。

似たようなケースに、チーズを一生懸命に食べている40歳の女性がいます。
この方は、仕事にいくことができないということで整体にこられていますが、


「なんでチーズばかり食ってるんですか?」


と聞くと、


「ご飯は食べられないがチーズなら食べられる。」


といっていました。
ヨーグルトやチーズなどの乳製品はうまみの塊のような食品のため、体が栄養を欲していない、つまりお腹が空いていなくても美味しくたべられてしまう傾向があります。

回転寿司などにいくと、あまりおいしくないネタにチーズがのって回っているのを見たことがある人もおおいのではないでしょうか?ところが、高級感のある寿司店でネタにチーズが載っていたらどうおもうでしょうか?すくなくとも私なら2回目にその店にいくことはありませんね。チーズというのはそういう食品だということです。

乳製品の食べ過ぎが起立性調節障害を起こしているケースはすくなくないと思います。もし心当たりがあるなら1回辞めてみることですね。
関連カテゴリー< 自律神経失調症起立性調節障害

耳鳴りと不眠の整体 その2

耳鳴りと不眠の整体 その1 からの続きです。


この方にはちょっと困った欠点がありました。
それは、


「身体感覚が鈍い。」


ということです。
身体感覚が鈍いということは、テレビやインターネットで調べた有益な情報もうまく活用できません。身体感覚の事を簡単にいうなら、寒いときには寒いと感じる、暑いときには暑いと感じる、お腹が減ったら空腹を感じるということです。

寒いということがわからなければ体を冷やしてもそれに気が付きませんし、暑いときでも冷やしてはいけないと必要以上に厚着をします。そして、お腹が空いていないのに、時間がきたからと食べるから食べ過ぎたりします。こんな事をいうと、


「そんな馬鹿な・・・。」


と思うかもしれませんが、体の調子を崩している人はほぼ例外なく体の感覚が鈍くなっているといえます。なぜなら、身体感覚が高まっていれば体を壊すような事はありませんし、一時的に調子を崩していてもどうすればいいかが自分でわかるからです。

余談ですが、以前にこられた方の娘さんが、


「調子が悪いなぁと思ったらご飯を抜いて寝る。」


という行動をとるといっていました。
そうすると体の調子がよくなるからだそうです。とても理にかなったやり方ですが、体のことについて詳しく勉強したというわけでもなく、なんとなくそうするといいことに気がついたそうです。このように身体感覚の高い人は、知識ではなく知恵を併せ持つようになっている事が多いように思います。


本題にもどります。


この方は身体感覚がとても鈍い方でした。
ですから、運動をしても体の調子がよくなるということがありませんでした。テニスをしておられましたが、テニスをするとフォームが崩れているので体の調子を狂わせてきます。ですから、私は、


「水泳をやりましょう。」


とすすめていました。
学生の頃に部活で経験があるのためテニスのように体を痛めてくることがないと考えたからです。しかし、水泳をすると一時的に耳鳴りの音が大きくなるからと水泳は避けておられました。


「そんなものは一時的なもので、腕の使い方よくなればすぐに変わってくる。」


と説明はしていましたけ。
経験があるので、腕のストロークで浮力がうまくでていないの自覚はできるようでしたけど、これがテニスだとフォームのどこが悪いかも自覚できないわけです。

あるときは、


「急に耳鳴りの調子が悪くなった。」


といってこられたことがありました。体の状態を確認すると、腕に尋常ではない疲労をためていました。


「腕が疲れることをしませんでしたか?」


と聞くと、仕事で手先に強い力を込めるような作業をずっとやっていたということでした。身体感覚が鈍いとこういうことにも自分で気がつけなかったりします。

万事が万事こんな調子です。
体によかれと調子を崩すことをやって、体の調子が悪くなってもその原因にきがつくことができず、なんか体の調子が悪いと、インターネットまったく関係のないキーワードで検索していたりするわけです。

もちろんこういった事は説明はしています。
しかし、身体感覚として理解できていませんから、理解が浅く結局何をやってもうまくいかないということになってしまうわけです。


そういえばこの頃に、


「もうあと3年ぐらい耳鳴りは鳴らしておきましょう。」


と話したことで少し憤慨されておられました。
私にすれば、3年というのは冗談にしても、耳鳴りをならしておくことで体に対しての関心が高まります。そうすれば身体感覚が高まってくるだろうという考えがあったのですが、そもそも身体感覚が鈍い人にはそれも理解できないわけです。


わかりにくいと思うので、食事を例にして考えてみましょう。


「何かおいしいものを食べにいこう!」


という話をしたときに、マクドナルドといったファーストフードを選ぶ人はほとんどいないでしょう。しかし、味覚が鈍い人にはそういう感覚がうまく理解できないのです。そんな人に一生懸命に、


「この店のこの料理ががうまいのだ。」


と説明するようなものでしょうか。
自分の味覚ではなく、食べログの評価でしか、おいしいとかまずいとかわからないわけです。


つづく・・・


関連カテゴリー< 不眠耳鳴り(耳なり)

耳鳴りと不眠の整体 その1

最近、耳鳴りと不眠で困っているという人が、


「これならもう整体なしで自分でやっているけるでしょう。」


というところまで元気になられました。ここまで来るのに1年と5ヶ月ほどかかったのですが、その人の話を紹介しようと思います。50代の男性の方でしたが、この方や他の多くの方がそうであるように、


「耳鳴りがうるさくて眠れないので耳鳴りを止めたい。」


と最初は相談にこられました。
それに対して、私の返事は、


「それじゃ駄目です。まずは眠れるようになりましょう。」


というものでした。


耳鳴りで困っている人で、不眠である、うまく眠れないという人は少なくありません。
ほとんどの人は、


「耳鳴りが気になるので眠れない。」


と考えてしまっています。
これは大きな間違いです。なぜなら、耳鳴りなどいくらやかましくなっていても眠ることはできるからです。

確かに、耳鳴りがなっている状態というのはよい眠りができる体の状態ではありません。
しかし、人間というのはいくら周りがやかましくても眠ることができます。だから、電車の中でガタガタと揺れて大きな音がなっていても眠れますし、家のとなりで大きな音をたてて工事をしていても眠る事ができます。もちろん、神経質な人や、眠ることがあまり得意ではない人はそのような環境ではうまく眠ることはできないでしょうけどね。ですから、まず考えなくていけないのは眠れるようになるということです。


「耳鳴りがうるさいから眠れないのではなく、眠れないから耳鳴りが気になる。」


これが正解だと考えてもらうのがよいでしょう。



不眠の解消でもっとも大事な事は睡眠導入剤を辞めるということです。
この睡眠導入剤が引き金になって耳鳴りやその他の問題が起こっている人も少なくありませんから当然の手順でもあります。薬の副作用は、専門家がないと説明していても、お医者さんの体の見方だとないというだけで、私から見るとかなり大きいものがあります。

相談にこられたときは心身ともにかなり参っていたこともあって、薬を辞めるのは会社を何日か休んだりと苦労しておられました。しかし、薬なしで眠れるようになるまでは3ヶ月程度でした。しかし、ここまで来ると仕事は休む必要などなくなっていましたし、これを書いている1年ほど前のことですがこの頃には


「久しぶりに息子とキャッチボールをしまいた。」


といっていたのが今でも印象にのこっています。


余談ですが、同時期にほぼ同年齢でまったく同じ内容の相談でこられた人がいました。
このもうひとかたは、


「辛いんです楽になりたいんです。」
「私以上に苦しんでいる人間などほかにいない。」


ということをずっといっておられました。


「50のおっさんが何を情けない事をいっているのだ。」


と私は思わず叱りつけていました。そんなセリフを口にするぐらいですから、当然、薬を手放すはずはありません。1~2ヶ月後には会社への出勤ができなくなりなり、当院に足を運ぶということもなくなりました。楽になることを目的とする人と、健康になる事を目的とする人では人生に大きな差が生まれてしまうというよい例といえるでしょう。


話を戻します。
薬なしで眠れるようにはなる頃には、耳鳴りは多少は小さくなっていたようです。しかし、


「ここがやっとスタートラインですよ。」


というようなお話をしたように思います。
経過としては、はじめの3ヶ月は週に1回のペースで、ただ辛い時にはいつでもくるように指導していました。ただ、体もずいぶん楽になったということもあって、ここから2週に1回のペースで体を整えていくことになりました。

つづく・・・



関連カテゴリー< 不眠耳鳴り(耳なり)

適切な体重とは?

細身の体型の人がたいてい陥っている事があります。
それは、


「痩せ過ぎだからもっと太らなければいけない。」


という根拠のない思い込みです。

ヤセ型の体型の人は、周囲から、


「痩せすぎているからもっと太れ。」


と言われ続けるようです。
たったこれだけのことで、痩せているということにコンプレックスを感じて無意味に太ろうとする傾向があります。ですが、これだけは覚えておいてください。


「人間は健康であれば太ってくる傾向はありますが、太れば健康になるわけではない。」


ということです。

体重というのは骨格に依存します。
ちょっと例えは悪いですが、白骨化した頭蓋骨に肉を盛りつけて生存していた当時の顔を再生するということが可能です。こういう技術があるから、過去の人類が顔を、姿形をしていたかという事がわかります。これは骨の形と大きさがきまればそこに蓄えられる肉の量というのは決まってくるから可能なことです。単純にいってしまえば、骨の太い人は肉の量が増えて体重はおもくなりますし、骨の細い人は蓄えられる肉の量がすくなくなって細身の軽い体重の体型になります。

それにも関わらず骨格の細い人が、適切な体型以上に太ろうとしたらどうなるか?
これはいわゆるメタボという言われる状態です。メタボリックシンドロームの基準には、ウエストサイズが男性で85センチ以上というものがありますが、骨格の細い人と太い人で85センチというのは全く意味が違います。だから、厳密にみるなら骨格に対してどの程度のウエストであるかというのを判断材料にしなくてはいけないと思います。

体重別に分けられた競技をみるとわかりやすいかもしれません。
柔道やボクシングなどは、体重別に別れて競技しますが、選手は背の高さで出場する階級を選んでいるわけではなく、骨格と相談しながら最もパフォーマンスが高くなる階級を選んでいます。ですから、軽い階級でも背の高い人はいますし、その逆で重い階級でも背の低い人がいます。

例を1つあげるなら、ボクシングのヘビー級のチャンピオンのモハメッド・アリは身長190センチ、107kg程度に対して、マイク・タイソンは180センチで98kg程度でした。日本人でみると、浪速のロッキーといわれた赤井英和は身長178センチですが、階級はスーパーライト級で規定はだいたい61~63kgです。10センチも体重が違うのに階級が同じだったり、2センチしか差がないのに体重には30kg以上差があるわけです。

あと、書いていてふと思い出しましたが、1980年台にテニスで世界ランク一位だったイワン・レンドルという選手がいます。彼は子供の頃のニックネームはガイコツだったそうで、そのニックネームがとても嫌だったインタビューで語っているのを見たことがあります。彼の身長は188センチで、全盛期の体重は79kg程度だったのだとか。錦織圭が178センチ、75kgだそうですから、レンドルがずいぶん細身の体型であるということがわかると思います。


「世界一位だったイワン・レンドルを基準に錦織圭のベスト体重はどれぐらいか?」


などと考えるのが無意味だということは説明する必要もないでしょう。
そして、イワン・レンドルに、


「痩せすぎているからもっと太れ。」


というような人もまずいないことでしょう。


繰り返しになりますが、健康な人は太ってくる傾向があります。
それは、健康であれば胃腸の働きがよくなって栄養の吸収がよくなるからです。しかし、太れば健康になるか?というとそれは違います。

私の知人は体を壊して入院していましが、


「痩せ過ぎだからもっと太れ。」


と言われ続けていました。
しかし、体を壊しているせいで胃腸がうまく働いておらず食事の量を増やせないでいました。そして、こまった彼は、


「ポテトチップスなら食べられる。」


ということに気がついて、1日3袋のポテトチップスを食べて必死に太ろうとしていました。彼がその後どうなったかを説明する必要はないのではないでしょうか。
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