ガンの話 その3
2021年04月08日
「ガン細胞っていうのは本当は我々の味方だよ。」
私はいつも、そう説明しています。
このように考える理由は1つや2つではありません。でも、その中で大きなポイントは2つでしょうか?
・働きが落ちた時にガンができて、働きが高まるとガンが消える。
・ガン治療で生きる力が衰えた時にはガンは小さくなる。
後者についてもうちょっと補足しておこうと思います。
ガン治療をすると生きる力が弱まります。
実は、ガンが見つかったという人の体は弱っているという印象がまったくないときがあります。元気に暮らしている訳ですから、
「ほっておいたらどうですか?」
なんて話をする事もありますが、ほぼ全て人が治療をはじめますね。
私に言わせればガン治療は治療とは呼べないものです。
でも、治療をすると、ガン細胞が小さくなったりします。ガン細胞にだけ注目して考えればそれでよいのかもしれません。しかし、どうも人の体を弱める事によってしかガンを小さくするという事は達成されないようです。
この事は、テレビドラマなんかで見た事がある人もいるのじゃないでしょうか。
ガン治療をしている人は、吐き気や体の痛みに苦しみに悶絶している様子がよく描かれています。もしかしたら、実際に身内がそうなっているのを体験したことのある人もいるでしょう。私自身も髪が抜けちゃって、頻繁に嘔吐している人の体の様子を見たことがあります。
ガン治療で、こうなってしまう理由は簡単で、生きる力が失われていってるからです。
かしな話だと思いませんか?
「生きる。」
治療というのはそのために行われるもののはずです。
しかし、現実に行われている治療では生きる力を失わせているのです。
もっと解りやすく、平易に
『止まらない程度に心臓の力を弱める』
とでも表現すると、ちょっとはわかりやすくなるでしょうか。
ピンことなければ、寝たきりの老人を想像するとよいでしょう。死なない程度に心臓が弱っている人は寝たきりになります。
若さがあるうちは寝たきりになったりはしくにいでしょう。
でも、ガンが小さくなったり無くなったりしても体の生きる力は損なわれています。
「治療のストレスで鬱になった。」
なんて話を頻繁にききますけど、心臓が弱っているのを観察できてないから、鬱なんていう曖昧な診断で誤魔化しています。
「生きてさえいれば、いいことはある。」
確かに、それはそうでしょう。
でも、寝たきりになって自分の事が何にもできなくなっている人に、この言葉は届くでしょうか?幸せを感じるというのは、体がしっかりしているから感じる事ができるものです。だから、生きる力を失っている人は、嬉しい、楽しい、そして幸福を感じる事ができなくなります。
「ガン細胞は幸せと引き換えにしてまでなくしてしまう必要があるのか? 」
そいう考えてみる事ですね。
幸せなど、思考をこねくりまわしたり、考え方次第でなんとかなると思う人はなんでもかんでも試してみればいいでしょう。ただ、生きる力というものは1回失ってしまうと元には戻らない事がありますから、よくよく考える事をおすすめします。
さて、
「ガン細胞というのは正常に働かなくなった器官を助ける働きをしている。」
私はそのように考えています。
最初にあげた2点を踏まえれば、当然のように導きだされる答えです。その1,その2にも合わせて読んでもらえればもしかしたら私と同様に考えてもらえる人も多少はいるかもしれません。
ガンの話 その2 (登録で無料で閲覧可能です。)
また、こう考えるとガンが転移していく仕組みも理屈は簡単です。
人は、命が尽きようとしている時、体のあちこちの器官が弱っていっていきます。その働きを助けるためにガンが生まれてくる訳です。
だから、多分ですけどガンがあってもそれでうまくバランスがとれて元気に暮らしていける人もいる事でしょう。しかし、今日の医療は、早期発見、早期治療みたいな事を謳っていますから、怪しげなものが見つかれば早々に治療が開始されてしまいます。医師にとっては、ガン細胞というのは、必ず増えて、転移して、必ず人を死に至らしめる細胞だからです。
また、ガン細胞にはもう1つ大切な役割があると考えています。
それは、
「穏やかに亡くなっていくためのもの。」
という役割です。
私はいつも飛行機における不時着システムのようなものだと説明しています。
飛行機というのは、スピードを失う、つまり失速すると墜落してしまいます。でも、腕の良いパイロットは、真っ逆さまにドーンっ!と落ちてしまうのを防ぐ技術をもっています。 少しでも衝撃を和らげるよう不時着するのです。
ガン細胞というのは、そのパイロットの役割をしていると思えます。
肺などの器官が突然に機能停止してしまうとその当人は非常に苦しい思いをして亡くなってゆきます。突然、息ができなくなるのですから当然です。でも、本人が苦しむことがないようにガン細胞は肺の働きを助ける訳です。肺の機能が落ちてゆけばガン細胞は増えてゆきますし、また、そうすることで苦しまないで亡くなっていくこともできる訳です。
だから、ン治療をやっていた人で穏やかに亡くなった人っていないのじゃないですか?
それに対して、見つかった時には全身に転移していたなんて人は、逆によい人生を送り、良い死に方をされただろうと思われます。 実際にそういう話を何人か聞かされてします。
ただ、残念ながら、私は人が亡くなる様子に立ち会う事はほぼないですから確認はできていません。でも、確信めいたものはありますし、当たらずとも遠からずだろうと考えています。
「どのように生きて、どう死んでいきたいか?」
それを考える事ができればいいのですけどね。
ほとんどの人は、ガンにならなければ永遠に生きる事ができると考えてしまうようです。あるいは、死について考えなければずっと生きていられると思いこみたいのかもしれません。
だから、この話はほとんどの人には響かないみたいです。
医療が我々の人生に大きく関わりすぎているせいで気が付けないのでしょう。でも、医者は人間の体のことをそれほど理解していないということは日々の整体で嫌というほど感じています。
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