ブログ「日々整体」

セルフコントロールの話

職場でミスをしたとき、それを上司に指摘されたとき、


「頭が真っ白になってしまう。」
「パニックを起こして冷静さを保てなくなる。」


というような相談を過去に何回か受けた事があります。
こんなものは、ほとんどの人が心の問題だと思うことでしょう。私自身もそうだと思っていました。私だって何かにしくじったり、誰かに怒鳴られたりしたら慌ててしまって落ち着いていられなくなったりします。でも、一呼吸おいて、


「いま、どのように対処すればよいか?」


という事を考える事ができます。
このような気持ちの切り替えができない人を、セルフコントロールができないといったりします。
太っている人やタバコをやめられない人をセルフコントロールができていないといったりします。しかし、禁煙や過食はセルフコントロールとはちょっと切り離して考える必要があるのではないかと考えるようになりました。


「パニック起こしたり、頭が真っ白になる。」


と相談にこられる人たちの体はほぼ間違いなく同じ状態だからです。
どういう状態かというと、


体が弛緩している、ゆるみきっていて緊張感がまったくない


という状態です。
このような状態の方はたいていニートをしているか、精神を病んでいるということにして引きこもっています。引きこもってしまうのは、トラブルが起こった時に頭が真っ白になってしまうのが恐ろしいからだと考えると、セルフコントロールというのがどういうものか見えてきませんか?

こういったことはシンプル化してしまうのは望ましいとは思いません。
ただ、引きこもってしまう人、頭がすぐに真っ白になってしまう人たちは交感神経の働きがひどく悪いという共通点があります。

全ての元気は交感神経が源です。
あらゆる状況にくじけずに適切な対処、対応ができるようになる元は交感神経の働きにあるということです。

「健全な精神は健全な肉体にやどる。」

なんていう言葉があります。
元々はまったく違う意味の言葉の誤訳だったそうですが、どうもこの言葉は生きるということの真理をついているように思えます。体が元気な時は気持ちが前向きになってどんな困難も乗り越えらるというのは、あたり前といえば当たり前です。そう考えれば、整体で自律神経を整えればセルフコントロールができるようになるとうのもあながち的外れではないと言えます。

ただ、整体すれば解決できるようになるか?
というとうちょっと違います。車を運転できる能力があるというのと、実際に運転できるというのは別だといえばわかるでしょうか?なんの練習もなしでいきなり運転できるわけではありません。車の運転など誰でもできますが、教習所などでのてほどきがなければ大半の人が事故を起こしてしまうことでしょう。

整体でできるのは車を安心して運転できるようになることです。
そこから先は、失敗しながら学んでいく必要があります。大半の人は当たり前のようにやっていることです。



関連カテゴリー< 不安症、パニック症

風邪をひかない人の体はボロボロ?

風邪をひかない人の体はボロボロです。

がおかいしと相談にこられる方の大半は風邪なんかここ何年もひいていないということがほとんどです。


「風邪を一切ひかないから丈夫だ。」

「風邪をひくなんて自己管理がなっていない。」


んな事をいう人がいますが、ほんとうはまったく逆です。なぜなら、風邪というのは、究極の自然治癒だからです。どういうことかというと、


に問題が発生したとき、体内にウイルスや菌がはいった時に、体は痛みや熱をだします。


とえば、刃物の扱いにミスがあって、手を切ったとします。すると、血が出てきて痛みを感じます。もし、そんな状態で、痛みがない、血がでない、ということであれば、生物として重大な問題があるということがいえるでしょう。


くの人は、痛みや発熱を早くなくそうと、痛み止めの薬を使ったり、熱を下げる薬を飲んだりします。しかし、これは大きな間違いです。なぜなら、痛みや発熱は治癒力を高めるためにでるものだからです。


痛みや発熱は治癒力を高めるためにでるものです。

間の体は怪我や故障をしたときには、


①血管を開く

②痛みを出す

③発熱する


という3つのプロセスで体を治します。こうやって傷んだ体の部分の血流をふやして壊れた組織を修復してゆくのです。


風邪による発熱についても同様です。

内に菌やウイルスがはいったときには、免疫によってこれらを退治するのですが、この免疫は体温があがったときにもっとも強力になります。つまり、体温をあげて、免疫力をあげることによって菌やウイルスを退治するのです。これは多くの人が恐れるインフルエンザでも同じ事がいえます。高熱がでるということは、それだけ免疫が強力に働いているということなのです。


みや発熱は体の調子を整えるために必要であるということです。


に痛みがでたということは、治癒力が働いて壊れた腰の組織を修復しようとしているということです。


邪で熱がでたということは、免疫が働いて菌やウイルスを退治しているということです。


れなのに、痛みや熱を薬でおさえてしまったら、治癒力がうまく働かなくなってしまいます。いつまでたっても、風邪や痛みがおさまらない。それは薬を飲んで治癒力が働かなくなっているせいです。




夜になると泣き叫んでしまう

不安症、パニック症で困っている方は相当多いようです。
薬を飲んで治療しているがなかなかよくならない。そういう相談が後を絶ちません。今回、紹介する事例も同じような方でした。

2年程度、薬を飲んで治療をしているがいっこうに良くならない。

ということで相談にこられました。
ただ、一時期は外出もままならないようでしたが、多少はましになったので通えるとというので相談にこられたようです。

体の状態を確認すると、背骨や関節を少し動かすだけでもかなりひどい痛みが生じるというありさまでした。夜になると、恐怖から叫び声をあげてしまう。また、寝付きが悪くまったく眠ることができないということでした。

そんな状態だったので、薬としては安定剤と、睡眠導入剤、うつの傾向もあるというこで抗うつ剤もあわせてのまれているというこで、完全に薬漬けになっていました。

これは駄目だろうということで、まずは薬を減らすことにしました。
状況をきくと、薬は飲んでも眠れないということだったので、睡眠導入剤をやめてはみてはどうかと提案してみました。


「どうせ眠れないなら飲む必要ないでしょう。」


ちょっと乱暴に感じるかもしれません。
しかし、辛くなったら飲んだらいいだけなのですし、医師と相談しながらやってみるようにしてみました。飲んでも眠れないというのは本人も嫌と言うほど実感していたので納得もできたようです。もちろん、眠れるように整体で体を整えながらやるのです。

そういうところからはじめて、うつの薬、不安症の薬と3ヶ月ほどで順にやめることができました。12月からはじまって4月ごろには体の状態はかなりよくなっていました。この頃になると、夜は不安ではありますが、不安から叫んでしまうような事はなく、薬なしで眠れるようにもなっていました。

ところが、夏前あたりから様子が一変してきました。
なぜか、体の状態がどんどん悪くなってくるのです。薬なしでは眠れなくなり、それとともに不安が強くなってきました。そして、なぜ、おかしくなるのか?という原因がはっきりとわからないのです。

いえ、原因は体を冷やしてしまっているというのはわかるのですが、どこで冷やしているか?というのがわからなかったのです。本人も気づかないところで体を冷やしてしまっているのです。

結局、これをみつけるのに3ヶ月ほどかかりました。

原因は、エアコンでした。
この方、週に1回勉強であるところへいっていたのですが、そこのエアコンが強すぎたのです。参加者全員が厚着をして参加しているということもあって、春過ぎからエアコンが全力で稼働したいたそうです。本人は凍えながら勉強をしていたとか・・・。

週に1回エアコンがよくきいた部屋で数時間過ごすだけでこんな状態になることもあるのです。

ただ、原因がわかればあとは簡単です。
再び元気になるまでには1ヶ月ほどすみました。体にたいしての不安はなくなり、もう大丈夫ですとうことで整体を終えました。

不安、パニック症でこれほど時間がかかったのはじめての経験でした。
こんな事で体を壊すこともあるというのは知っておくとよいでしょう。何をやってもよくならない人は、たいていこういう落とし穴にはまっています。



関連カテゴリー< 不安症、パニック症

飛行機、乗り物に乗るのが怖い

仕事で飛行機に乗ることが多いのだけど、飛行機にのっていると怖くて仕方がない。
といういうことで相談にこられ方がいました。

不安症やパニックに関しては、専門家に相談しても、薬を飲みながら様子をみましょうということが大半で、


「具体にどうすればよくなるのか?」


という点がはっきりとアドバイスをもらえなかったり、ストレス、家族その他人間関係が原因だとされしまうことがおおいようです。

こういった状態のかたは、不安症、パニック症などといろいろいわれますが、背骨の状態を確認するとすべて共通の問題点があります。

問題があるのは

胸椎の4番と8番

です。
背骨を読むことができれば、割合と原因がはっきりとしている異常です。

今回の方の場合、2か月先に飛行機にのるので、安心してのれるようになりたいと早めに相談にこられましたので、2ヶ月ほど整体をつづけたあと、飛行機にのったらまったく問題なかったそうです。

原因は体の冷えでした。
冷えはいつも説明に苦労する問題です。冷たければ冷えているというものでもないですし、体を温めればいいというものでもありません。そして、紅茶や生姜を飲めば良いというものでもありません。

ひとことでいうなら、


「体の冷えというのは体の特定の部位が緊張して自律神経の働きが悪くなっている状態」


です。

体を冷やした人が全て、不安症になるわけではありません。また、生まれついての冷え性という人もいません。ほとんどの人が冷えがどういうものかわかっていないのです。



関連カテゴリー< 不安症、パニック症

あなた程度なら軽い症状なので我慢しなさいといわれる

パニックでお悩みの方には、


「あなた程度なら軽い症状なので我慢しなさい。」


などと専門家にいわれることがあるようです。ひどい症状の方の場合、通常の生活もままならないケースもありますので、嘘ではないでしょう。しかし、不安や動悸に悩まされながら生活しろとうのはどうでしょうか? 幸せに、元気に生活してゆきたいという気持ちを理解してもらえないのはかなり辛いことではないでしょうか。

さて、8年間、動悸と不安につきまとわれているという方がいました。
この方の場合は、それほ重い症状ではなかったのですが、毎週1回は仕事をやすまなければならない。その状態どう思うかは人それぞれでしょうが、私は

「それを我慢しろ。」

とは言えませんね。


背骨をみると、胸椎4番に問題がありました。
胸椎4番は心臓の働きに係る自律神経が通っている場所です。そのため、疲れたり、体を冷やしたり、ちょとでも体の状態が悪くなるとすぐに動悸がでてきてしまうのです。確かに、パニックの状態としてはそれほど深刻なものではないでしょう。しかし、それが健康な状態か?というとそんなはずはありません。

この方の場合、体の状態はそれほどひどくは整体をはじめて1ヶ月程度で仕事を休まないで済むように改善しました。ただ、受けられているご本人はなかなか実感できていないようでした。


「仕事をやすまずにすむようになったけど、体がどう変わったか分からない。」


そうおっしゃっておられました。

そのため、体にどういう問題があるのか?あと何をして、何に気を付ければいいのか?そんな指導をしました。2ヶ月ほどすぎた頃には動悸もなくなりました。



関連カテゴリー< 不安症、パニック症
<戻る 12345
出張整体
品川での整体指導予約受付中
名古屋での整体指導予約受付中

RSS

月別

自律神経整体院

京都府長岡京市天神1丁目1-56
ながおかスタジオビル2F
(阪急長岡天神駅から徒歩1分)


075-954-0036