ブログ「日々整体」

チック症の整体

チック症の原因は医学では完全には理解されていません。
遺伝的な要因、脳の化学物質や神経回路の異常、および環境要因が関与していると考えられています。遺伝的な要因に関しては、チック症の家族歴がある場合、チック症を発症する可能性が高くなるとされています。

チック症の人々は、ドーパミンという脳内物質の異常な放出により、神経回路の調節に問題が生じると考えられています。
このため、ストレスや不安などの環境要因がチック症状を悪化させることがあります。ただし、ストレスや不安などが直接的に原因となるチック症は珍しく、大多数の場合、遺伝的および神経化学的な要因が関与していると考えられています。

このあたり、医師にどういう説明をされたか思い出してみるとよいでしょう。
私のところへこられる方は、たいていストレスなどの環境要因が原因だと説明されています。

医学では心臓の動きとチック症には直接的な関連性はないと考えられています。
チック症は、脳と神経系の障害によって引き起こされる運動障害であり、心臓の動きとは異なるという訳です。ただし、チック症の症状が激しい場合、ストレスや緊張によって心拍数が上昇することがあります。また、チック症の一部の症状は、顔面筋肉の動きや首の動きに関わるため、これらの動きによって一時的に心臓の拍動が変化することがあります。しかし、チック症そのものが心臓の動きに影響を与えるという証拠はありません。

これが医学におけるチック症への見解です。しかし、整体という技術を通じてチック症の人の体を観察すると、明らかに心臓の動きと関連があることがわかります。

私の見解を簡単に説明すると、心臓の機能が十分でない場合に、体を激しく動かしたり、声をだしたりしているようです。これを医学的に説明した場合に、ドーパミンの異常な放出が起こっているという事になるのではないでしょうか。だから、心臓の動きと働きを改善してあげるとチック症の症状が軽くなるということも実際に何人も見ています。

また、ストレスや緊張によって、チック症の症状が悪化し、これが一時的に心拍数の変動を引き起こすことがある。医学ではそのように見解を述べていますが、私はこの説明に疑問を持っています。ストレスや緊張が原因であるとすることで、

「わかりません。」

という見解を述べることから逃げているように感じられるからです。わからないのであれば、わかっているような言い方をするのではなくて、はっきりと、

「わからない。」

と発言するのが専門家としての責任ではないかと私は考えます。

こうなってしまう理由ですが、医学において心臓とは、

「動いてさえいればいい。」

というものだという認識しかもっていないように思います。
また、心臓は心臓のみで血液を送る働きをしていると考えているせいで、心臓が人間の体と生活においてどのような役割を果たしているのかをちゃんと理解できていないように思います。だから、心臓に不都合があれば他人の心臓をもらってきたり、クローン技術で心臓を複製すればよいと考えているのです。

心臓が適切に機能していると、向上心や行動力、意欲に満ちた人間になり、様々なことに興味を持って挑戦できるようになります。私は整体師として、このように心臓の働きについて考えています。

それでチック症についてですが、おそらく収縮がうまくいかない時があって、その時に体を動かしたり、声をだしたりすることで心臓を動かそうとしているのだと考えています。このような意図しない体の動きを専門用語で自律運動といいます。眠くなった時にあくびがでるとか、喉になにかがつまったときに咳き込むとかいうのと基本的には同じようなものだと考えてもらってよいでしょう。対処はも基本的には簡単で、心臓に関わる神経の働きに何かしらの問題が起こっていると考えてもらうとよいでしょう。胸椎4番周辺を探してもらうとたいていは何かしらの違和感がすぐにみつかるはずです。

最近の事例だと、授業中に声をだしてしまうということで困っている中学生がいました。それほど思い症状ではなかったようですが、授業の妨げになると白い目を向けられていたようです。それで先に述べた通りの考えで3ヶ月ほど整体にこられたらかなり症状が軽くなりました。

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