ブログ「日々整体」

強迫性障害と体の記憶のよもやまばなし

実はわたしは

「鍵をかけたか心配になる。」

という人間です。
専門用語で、強迫性障害というそうです。原因はわかっていて子供の頃の経験からくるものです。

小学生4年生ごろだったと思うのですが、親にこづかいをもらって留守番をしていたときのことです。
おやつを食べたくなったので、近所の駄菓子屋でおやつを買って家に帰ってきました。すると、ちゃんと占めたはずの玄関のドアが全開の状態でした。留守番を任されたからには、


「最後までちゃんとまっとうしなくてはいけない。」


そう考えた私は野球のバットをもって家の中を点検して回ることにしました。
もしかしたら、自分で締め忘れただけかもしれないけど、もしかしたら泥棒がはいったのかもしれないと考えたからです。すべての部屋を点検しおわって泥棒がいないことを確認した時には本当に安心しました。その時の恐怖感が原因で、これ以後、


「ちゃんと閉めたつもりだけどもしかしたら閉め忘れたかもしれない。」


そういう風に考えてしまうようになりました。
そのためひどいときには外出してはもどって玄関のドアを確認するという作業を5回ほど繰り返すようなこともありました。最近では、ひどくてもせいぜい3回までとずいぶん緩和されました。また、こうならないようにするために鍵を締める作業は必ず妻に任せるようにします。そして、


「ちゃんと鍵を占めたんだろうな。」


と5回ほど妻に確認することで確認のために戻る作業を省略するわけです。

ちなみに、この鍵の確認がひどくなるときがあります。
それは、


「気力が充実している時」


だったりします。
意欲に満ち溢れている時に、こうなるというのはちょっと意外に思うかもしれません。ちょっと投げやりの時には、


「この私が鍵閉めを忘れるはずがない。」


と開き直ることができるのですが、気力が充実しているときには戻って確認するという作業が億劫ではなくなってしまうようです。

また、以前に、こんな私とはまったく逆の強迫性障害の方の話をある心理学者から聞いたことがあります。
女性だったそうですが、その方は鍵を閉めることができないそうです。本人がいうには、


「鍵を閉めると幸せが逃げてしまいそうな気がする。」


と感じるのだそうです。
仕事から帰って、玄関のドアをあけて、家の中に異変がないのを確認したその時に幸せを感じるのだとか。本人にはそうなった原因となる記憶はないとのことでしたが、もしかしたら私とまったく逆の体験をしたのかもしれませんね。


さて、これは心の話だと思うかもしれません。
しかし、体でも同じような事がおこります。例えば、交通事故を経験したことのある人はわかっていただけると思うのですが、車を運転していて似たような状況になると身がすくんでしまいます。

また、大きな地震のあとの余震で身がすくんだという経験はないでしょうか?
私は阪神淡路大震災のとき大阪でその揺れを経験しています。地震の後、3年ぐらいは地震のたびに身がすくんでしまって動けなくなっていました。なお、身がすくんでしまうというのはおそらく胸が緊張してしまうという状態ではないかと思います。

プロボクサーが強烈なパンチでダウンしてしまった後に、同じようなパンチを見ると目をつむってしまって選手としての活動ができなくなるなんていう話もありますね。この場合は、首が強く緊張しているはずです。

このような反応は脳が反応しているのではなくて、反射的に起こっているものではないかと思います。
ボクサーがパンチに対して目をつむる、交通事故にそなえて身構えるというのはそうでなければ間に合いませんし、脳であればかえって危ないということを判断できるのではないでしょうか。そう考えれば、脳の記憶ではなくて、体が何かを記憶していることがいえるのではないでしょうか。

そう考えた場合、強迫性障害というのも体のどこかが強く緊張して、それが原因で起こることがあるのではないだろうと思ったりもします。背骨のすぐそばを通る迷走神経が強く緊張すると人は強い恐怖心にかられることがあるからです。

心と体というのはついついわけて考えてしまいがちですが、迷走神経の状態は無意識に直接的に影響をしますから、体の状態が心にそのまま影響するといえるのではないかと思います。
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痛みの話

「無痛で治す。」


近所に、そういう整体院があったのですが、気がついたらなくなっていました。当院でも、わざわざ電話をかけてきて、


「整体を受けると痛いのですか?」


と聞いてくる人がいます。
ただ、正直いってこんな質問をしているうちはダメですね。問題なのは、元気に、健康になれるかだからです。おそらくその人にとっては


「元気になれるか?」


ということより、痛くないということの方が大事なのでしょう。そんな考えの人が体を壊すのは当然の事です。

痛みを感じない体にするというのは割合簡単です。


「自律神経の働きを低下させる。」


たったこれだけのことです。
だから、痛いのが嫌だという人は、体をどんどん悪くすればよいのです。そうすれば体は痛みを感じなくなります。五十肩などは典型的で、


「どうしようもないからほっておいたら半年ほどで痛みがなくなって治った。」


なんていう人がとても多いのです。
しかし、そんな人の体をみれば痛みを感じなくなっただけのことで治ったというには程遠い状態です。


そもそも痛みとうのがなぜ存在するのか?
もし、痛みが不要なものなら進化の過程でとっくに人間は痛みを感じなくなっているはずなのです。しかし、痛みはあるということは、それが必要だからです。

極端な例になりますが、大学生が会社訪問して面接するなんていうのは必要だからやっているわけです。それなのにそれが嫌だ!怖いなんていっていればいつまでたっても就職できません。こんな当たり前の事をわかっていない人がたまにいるわけです。

私が整体をさせていただくと、


「一時的に体がすごく痛くなったが、その後とても楽になった。」


という事がよくあります。
痛みというのは元気になるために必要なのです。

だから、


「痛みなど3日、よく引っ張っても1週間、それ以上引きづるなら何か間違えている。」
「この後たぶんここに痛みがでるからしばらく我慢するんですよ。」


などとよく指導しています。

たまに頂く、


「そちらの整体は痛いのですか?」


という質問に対しては、


「無用に痛がらせることはありませんが、痛がる必要があれば痛がってもらいます。」


とお答えしています。
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自律神経の働きをたかめる方法

「私はサッカーが好きなのですが、練習しないでサッカーが上達したい。」


なんていっている人がいたらどう思うでしょうか?
サッカーが上手になりたければ練習するしかありません。もちろん、効率的に上達するという発想は必要です。しかし、どんな人でも「これだけやっておけばOK。」というものはありません。


「ワールドカップで活躍するような選手と、サッカー初めて3ヶ月ですという小学生が同じ練習でよいか?」


と考えてみてください。
同じ選手でもポジションによって練習は異なりますし、同じ小学生でもセンスのいい子供と体を動かすのが苦手な子供では違う練習をした方がいいことは考えるまでもありません。サッカーの場合だと、チームでのスポーツですから、イギリスに勝つための練習と、ドイツに勝つための練習は違うのが当たり前です。


さて、このことを踏まえて考えると、


「万人に通用する自律神経の働きを高める方法」


というのに無理があるのはわかっていただけるのではないでしょう。
もちろん、万人に通用する基礎になる部分はあります。ですからその基礎を抑えた上で、サラリーマン、主婦、音楽家、スポーツマン、大学生、小学生、幼児、それぞれに合わせた考え方やり方というのをかんがえていかなければいけません。

極端な例をひとつあげれば、昨年ニートになってしまっている自分を変えたいという人が相談にきました。


「体が辛くてニートになってしまっているからまず体を変えたい。」


というわけです。
こういう人が雑誌やインターネットで紹介されている、


「自律神経をたかめる方法」


を実践して、自分をかえることができるか?というとほとんどの人は無理でしょう。
それなりの基礎と手順は踏まえなければいけませんが、私が最初に指導したことは、


「この整体がおわった後、日本橋にいってトキメキを感じるものを買ってきなさい。」


ということでした。
何を買ってきたかは恥ずかしかったのか教えてくれませんでしたが、数カ月後には仕事をみつけたので、


「こんなところへはもうくるんじゃないよ。」


とおいたてることができました。
整体というのは相手をみてやるものだといえます。





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まったく異常がないのに寝たきりになる

最近、ちょっと変わった相談をうけました。
ありとあらゆる検査をしたのだけど、体にはまったく異常がないという診断を受けたそうです。しかし、この人は、


「体を起こすことができず寝たきり。」


という状態になっていました。
本人は、


「2週間ほど前に突然、体を動かせなくなったと。」


といっていました。
私がみたところ、突然ではなくもっと前からあちこちおかしかったはずだと思いましたが、それはおいておきましょう。しかし、


「体が動かないのに異常がないはずがだないだろう。」


と、いうのは素人の方で思うことでしょう。実際、本人もその家族の方もそう考えたようです。そこで、なじみの鍼灸へ相談にいったら、


「気が足りないからもう針をうっても意味が無い。」


といわれたそうです。
私なりに、この言葉を翻訳すると、


「もう命が尽きているから死ぬまで寝かせておきなさい。」


という意味ですね。
だから、最初、ご本人の家族に相談をうけたときには、


「そんなことを言われる状態ならもうダメかもしれませんね。」


というようなお話をしました。
しかし、実際に家まで伺って体の状態をみたら、異常はすぐに見つかりましたし、体に気も十分満ちていました。

気が満ちるというのはちょっとわかりにくいかもしれませんね。
しかし、もうすぐ死んでしまいそうな人と、まだ元気で生きられる人というのはある程度の経験があれば体に触れてみればわかるものです。


簡単にいうと、体にある異常があって、運動機能がうまく働かないという状態ですね。本人の体の感覚でいうと、体に力がはいらない感じです。
それなのに、


「もう死ぬまで寝かしておけ。」


みたいな扱いをされてしまっているわけですからずいぶんひどい話です。
寝たきりで足を動かさないでいると、当然ですが頭の働きが悪くなってきます。そうなると、そこから先はどうなるか?もう説明する必要もないでしょう。
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頭の骨と気温の話

昨年、冬至の日以降はほとんどの人に頭に異常な緊張がみつかります。


atama.jpg
骨の継ぎ目を意識して触れてみると多少わかりやすいかも?


当然、自律神経のバランスが悪くなっていますので、



 ・首、肩、背中に違和感を感じる
 ・過食、食べ過ぎる
 ・言いようのない不調
 ・なんとなく元気がでない
 ・やる気がでない
 ・眠りが浅い


というようなことになっている人がほとんどです。
写真でいうとこの辺りが固くなって盛り上がっています。違った言い方をすると、頭の血の巡りが悪くなってこのあたりで滞っているともいますね。明確にどこかが悪いと感じるのではなく、なんとなく調子が悪いと感じる方がほとんどです。

今年はこの傾向が顕著ですね。
気温が下がって体を冷やした事で起こっているようです。左右の頭のバランスが違いますので、触ってみれば素人の方でも変だとわかるかもしれません。

悪くなっているのは胸椎3~5番です。
人によって多少位置が異なります。この影響でほとんどの人は胃腸の働きが悪くなっています。そのせいで、お正月に暴飲暴食をしていた人などはひどいことになっていますね。今回の冬は暖冬だと言われていたそうでが、急に冷えこんだりすると体が冷を冷やしてしまうのです。

頭骨に強く影響がでているので、耳鳴りがひどくなったというような人もいます。
また、この影響でひどく腰が痛くなってきたというような人もいます。ひどい人だと立てなくなって寝たきりになっているという人までいいますね。毎度いうことですが、原因は1つでもその結果は人によって全然違うということです。



「体を冷やしてはダメだ。」


とよく指導をしていますが、体の調子を崩す、自律神経のバランスが乱れるのは、寒くて体を冷やすというより、


「急激に冷えるときだ。」


といった変化だというのは知っておくとよいでしょう。
じわじわ寒くなっていくというのでしたら、体は寒さにちゃんと対応してくれるので問題になることはないのです。
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