ブログ「日々整体」

下痢の話

「下痢をしたら、体のどこかが悪い。」

ほとんどの人はそう考えるでしょう。
しかし、下痢というのは健康でなければできません。ですから、下痢をしたということは体は元気な状態であるといえます。もちろん、ひどい下痢になると、脱水症状を起こすことがあるので、注意が必要ではあります。ただ、下痢をしたからといってすぐさま薬で下痢をとめてしまうと体をかえって壊してしまいます。

その典型的な例は、風邪をひいた時でしょう。
人間の体は、風邪をひいて治った時に下痢をします。風邪というのは体の中の大掃除をしているとようなものです。ですから、風邪が終わった時には下痢をして体の中の悪いものをすべて排泄します。ですから、風邪をひいて症状が治まったのに下痢をしないというは逆に心配で、将来の病気の種が体の中に残っているかもしれません。

ほかのケースでは胸椎12番が緊張して悪くなったときに下痢をします。
悪くなるというのは緊張して固くなった状態です。この時、腸が緊張して固くなってしまうので、お腹が痛くなったりますし、腸の弱い人だと腸捻転といって腸がねじれてしまったりします。もっと平易な言葉で表現するなら、お腹を冷やした状態です。アイスクリームを食べるだけでこんな状態になる人もいます。この時も下痢をすることで、胸椎12番の緊張がとれて正常な状態に戻ります。

重心で考えると体の左側に重心が偏った時にやはり下痢をします。でも、きちんと下痢を経過させると重心が元にもどって健康な体に戻ります。

下痢とういのは体を正常に戻すためのものというのはこういう事です。
ですから、健康でなければ下痢はできません。食あたりやウイルスのせいで下痢を起こすと長引いたり、かなり辛いこともありますが、脱水症状に気をつけて経過させてあげることで体は健康な状態に戻ります。




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鼻をすするという運動

寒くなると鼻をすする人がいます。
ちょっと難しい言い方になりますが、鼻をすするのは自律運動です。自律運動というのは、本能の欲求から起こる運動です。ほかでいうと、まばたきをする、あくびをする、というのと全く同じで、必要があるから行うものだと考えてもらうとよいでしょう。

鼻をするのは、鼻水が垂れるからではないか?
と考えるかもしれませんが、それはよだれが垂れてきたから吸うようなものなので、似ているものですがちょっと違います。鼻をすすりたいという体の欲求が起こるときは、鼻水がたれてきやすいので区別がちょっとむずかしいかもしれません。

鼻をすするのはその必要があって行うものだと考えるといくつかの気付きがあります。
鼻をすするのは背筋に弛緩があるときです。どうやら、鼻をすすることで、弛緩した部分を緊張させているようです。

試しに鼻をすすってみてください。その時に、背筋に意識をむけていると、背筋が緊張するのがわかることでしょう。

ここでいう背筋とは、脊柱起立筋のことです。
背骨にそってまっすぐ伸びている筋肉です。この筋肉は、適度な緊張感をもっているのがよい状態です。ところが、気温が下がったりして体が冷えると、この筋肉が弛緩してくることがあります。弛緩すると、背中が曲がって肩の力が抜けなくなってきますね。それでは具合が悪いので、鼻をすすることで背筋を伸ばしているということではないかと思えます。

なぜ、そう考えるかというと、整体している時に背筋の弛緩のある部分に指を触れると、反射的に鼻をすするからです。

自律神経でいうと交感神経の働きに関わりが深い筋肉です。
脊柱起立筋は緊張が強くなりすぎると、頭の緊張が抜けなくなって眠れなくなってしまいます。人によっては食欲が落ちたり、胸が苦しくなったりするかもしれません。ただ、先ほども述べた通り適度な緊張感があることが大切な筋肉です。どうも人は、その緊張をたもつために鼻をすすっているようです。
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極論はだめだろうという話

最近は食事を減らすとよいというのが流行り始めているようです。
書籍というのは極論しないと売れないという傾向があるので仕方がないとは思うのですが、タイトルだけ並べてみると無茶苦茶という印象がありますね。


「3日食べなきゃ7割治る!」
「軌跡が起こる半日断食」
「できる男は超少食」
「生き残る男は細マッチョ」
「食べない人は病気にならない」
「食べない健康法」
「断食が健康のための最高の方法だ!」


ささっとAmazonでチェックしてみるとこんなところでしょうか。
内容とタイトルが一致していないものもあるでしょうから、良書も混じっていると思いますけどね。

確かに、私も、


「朝飯を抜きなさい。」


と指導します。
しかし、朝飯を抜けば健康になるとは一言もいっていません。


いつもいいますが、これが、


「お金持ちになる方法」


だということであればみなさん慎重に判断されるのです。しかし、体のことになると途端に幼稚になったりします。

わかりやすい言い方をすると、


「適切で適度な運動は健康にプラスに働きますが、運動すれば健康になるわけではない。」


ということです。
体を壊している人は、運動のやり方がまずいことも少なくありません。健康というものはとてもかけがいのないものですから、常にもうちょっと踏み込んで考えてみて欲しいのです。
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耳鳴りは3年ぐらい鳴らしておきましょう

「あなたの耳鳴りはあと3年ぐらい鳴らしておきましょう。」


というお話をしたことがあります。
もともと耳鳴りが気になって辛いのだということで相談にこられた人です。
最初、


「耳鳴りが気になって眠れない。」


といっていました。
そのため薬を使って眠っていたのですが、


「それは間違い、眠れないから気になるだけです。」


という説明をして眠れるように整体をしながら体を整えていきました。
今では、薬なしでぐっすりと眠れるようになり、仕事も精力的にこなし、週に1は度運動をしにいくぐらい元気になってきました。当初は、薬漬けになって仕事が休みがちになり、休日も体が辛いと引きこもっていたことを考えるとかなり元気になったといえるでしょう。ただ、耳鳴りはまだ鳴っているそうで、たまに音が大きくなったりもするようです。そんな状況で、


「あと3年は鳴らしておけ。」


と言われたので驚いたようです。
耳鳴りの原因はほぼわかっていて、その解決方法もほぼ検討がついています。ただ、それには少し時間がかかるだろうと考えていたので、このような言い方をしたのですが、当人にすればあと


「3年も我慢しなくてはいけないのか。」


と相当なショックを受けたようで、1ヶ月ほど後になって、


「あと3年ってどういう意味ですか?」


という質問をしてこられました。もしかしたら、無闇に先送りにされているかもしれないと不安に感じたのかもしれません。

そこで、このような説明をしました。
実は、この方は体の使い方によくない癖があって、頻繁に体のあちこちを壊してくる傾向がありました。より正確に近い表現をするなら、このままほっておくと体を壊してしまうだろうという状態になって整体にやってきます。そして問題なのは、そのことに自分ではまったく気がついていないということです。ただ、そういう時には耳鳴りの音が大きくなっているのです。


「耳鳴りは、体に注意しないさいという合図になっているから、あなたの場合は今、慌てて止めようとしないほうがいい。慌てて止めたらきっとまた体を壊しますよ。」


と説明しました。
もちろん、癖については説明してどのように取り組めばよいかも説明しています。ただ、癖というのは体の無意識の運動ですから、そんなに簡単に解消できないこともあります。この人の場合は、その癖のせいでまともな生活もままならなくなっていたわけですからなおさらといえるでしょう。

このような判断をすることは、それほど多くはありませんが、耳鳴りだってちゃんと意味があって鳴っているということです。
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人間がなぜあくびをするのか?

「人間がなぜあくびをするのか?」

というのははっきりとわかっていないそうです。
諸説紛々あるようですが、私はあくびというのは肋骨を広げるためにやっているのではないかと考えています。肋骨の中にはいくつかの臓器が収められていますが、特に肺の動きをよくするためのに横隔膜を大きく動かして肋骨を広げているというわけです。あくびにともなって手を動かしたりするのも、そう考えればピンとくるところはないでしょうか。

ボディビルダーなどで異様に持久力のない人がいます。
これは胸の筋肉を鍛えすぎた結果、肋骨の動きが悪くなって肺の能力が落ちているからではないでしょうか。検証したわけではないですが、ほぼ確信めいたものはあります。

そう考えれば眠くないのに、あくびがでるのは胸が緊張して肺の動きが悪くなっているからだといえます。
胸の緊張をゆるめたいという欲求があるときに起こる運動というわけです。でも、学校での授業であくびをしていたら先生に怒られたりするかもしれません。そんな時には、


「ちょっと胸が緊張していて。」


と言い訳してもおそらくは聞いてもらえないので注意しましょう。

あくびを止めるには上唇をなめるとよいといいます。
上顎というのは体の運動の起点になる部位なので、そこを意識することであくびをとめることができるということなのでしょう。口を舐めるのに抵抗がある人は、上顎を意識するだけでもずいぶん違うかもしれません。

ただ、体が自動的に行う運動、これを自律運動といいますが、自律運動というのは体の調整をするために行う運動です。ですから、無理やり止めるのはあまりよい判断とはいえません。

あくび以外の自律運動というと、胸椎5番の動きが悪くなった時にはくしゃみをして胸椎5番をゆるめます。咳をするのは、腰椎2番をゆるめるための自律運動です。


「咳やくしゃみを無理にとめてはいけないよ。」


とお話することがあるのは、こういうことです。
ちゃんと体にとって重要な意味があって起こる運動ですので、薬で無理やりとめてしまうのは面白くありません。

ただ、あくびというのは人から人へ伝染るというのが確認されています。
犬なんかでも伝染るそうですね。単純な呼吸器のための運動の他にもなにか意味はありそうです。
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