ブログ「日々整体」

難聴と骨の関係

耳が聞こえにくいというのはいくつかのケースにわかれます。そのなかから割合多く簡単に難聴が改善するケースを紹介しましょう。

耳の働きは頚椎4番の働きが大きく関わっています。
ですから、頚椎4番の調整をするだけで音が聞こえるようになったりします。ただ、案外多いのが、耳が聞こえにくくなっていることに自覚がないケースです。私が話しかけても返事がない時などは、頚椎4番の調整をします。すると、聞こえるようになってコミュニケーションができるようになります。

また、当院の近くには電車が走っていて踏切があります。
首の整体をすると、


「踏切の音がきこえるようになってきた。こんな大きな音で鳴っていたんですか。」


というような人もいたりします。

耳が聞こえにくい人の中には


「私の耳が聞こえないのではなく、あなたがはっきりしゃべっていないのだ。」


などという人もいます。
よくもまぁ、そこまで横柄な言い方ができるものだとびっくりしますが、難聴になる人にが結構多いように感じます。性格や考え方で体の壊し方がよく似てくるというのは珍しくないのです。謙虚さがない人は耳を悪くする傾向があると思ってもよいのかもしれませんね。

あとよく聞かれるセリフは、


「老化のせいで耳がきこえにくい。」


という話でしょうか。これがいわゆる頚椎4番の動きが悪くなっているケースといえるでしょうか。頚椎4番が悪くなるのは老化ではありません。上手に年をとっている人にはこのようなことは起こりません。

ほかにもあるセリフは、


「低音が聞こえにくいようです。」


というものでしょうか。
そんなことをいわれたら、


「それがどうしたんですか?低音が聞こえないとなにかが困るのですか?」


と質問してくみてはいかがでしょうか?

nanchou.jpg
頚椎4番は首の真ん中よりちょっと上あたりの骨です

関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)難聴

腰椎や足首に耳鳴りの原因があるケース

「腰椎5番に問題があるのが耳鳴りの原因です。」
「足首に問題があるのが耳鳴りの原因です。」


突拍子もないことをいっているように感じるかもしれません。
しかし、それほど珍しいことではありません。体を部品単位で考えているからそのような考えになります。

世話している木の枝が枯れ、葉がしおれている時にどのように考えるか?
普通なら根から養分や水分を吸収して、それを幹を通じてちゃんと運べていないのではないかと考えるはずです。

人間の体も同様に考えましょう。
食べたものが食道を通って、胃そして腸に運ばれて栄養吸収され、不要なモノが排泄されるという流れがうまくいかなくなった時に体にどのようなことが起こるか? 頭が痛くなるかもしれないし、腰が痛くなるかもしれませんし、肌があれてくるかもしれません。そんな時、鎮痛剤を呑んだり、肌にクリームを塗ったりしても、体はかえって悪くなっていくだけのことです。葉がしおれている木をみて、しおれた葉に霧吹きで水を吹きかけたってほとんどの場合、意味がありません。


さて、最近腰椎5番が悪くなって耳鳴りがしている人が整体にこられています。
腰椎5番が悪くなって、そのせいで足首がうまく動かなくなっていました。足首がのびませんので正座ができない状態です。

その影響は体の運動、動きに悪い影響をあたえていました。
体がうまく動かないので肩と首の力が抜けないのです。その結果、キーンという耳鳴りが鳴り続いている状態です。他の専門家に相談したら、


「年のせいだ。」


と言われたそうです。
しかし、腰椎5番が悪くなったのは体の冷えと食生活にあるのを見つけました。
そこで、


「まずは耳鳴りをおいておいて、きれいに正座できるようになりましょう。」


と説明しました。
正座ができるようになるころには耳鳴りはおさまっているはずです。
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耳鳴りと骨の関係

「耳鳴りの原因だからストレスは関係がない。」


と考える人もいるようです。
ただ、そう考えてしまうと辛い耳鳴りをとめたいと思っても、


「体と耳にいいことをいろいろやってみる。」


というのでは宝くじを買うのとあまり変わりがありません。
きちんと体の状態を的確にとらえてどのようなことをすればよいかを考えなければよくなるものもならないのは当たり前のことといえるでしょう。

さて、耳鳴りは体の内臓、骨、筋肉などの状態が影響して起こります。
ですからそのメカニズムというのはかなり複雑です。また、耳そのものにはまず異常はありません。そもそも音がちゃんと聞こえているのに異常などあるはずがありません。ところが、耳鳴りがなる状態は音が聞こえにくい状態でもあるので、


「低音が聞こえにくくなっていますね。」


などとあまり要領をえないアドバイスをもらうことが多いようです。

そこで、1つの考え方の方向を示してみたいと思います。


mimihone.jpg
頭の骨の模型


耳鳴りのする人は写真のオレンジの骨が硬くなっています。
頭の骨は1つではなく複数の骨があります。元気な人でれば、あたまにそっと触ってみれば呼吸にあわせて頭が大きくなったり小さくなったりしているのはわかります。

耳鳴りが鳴る状態とういのは、写真のオレンジ色の骨が硬くなって動かなくなっている状態です。このオレンジの骨が硬くなる原因は様々です。

・お酒の飲み過ぎ
・食べ過ぎ
・薬の副作用
・冷え

などなどあげていけばキリがありません。
骨の動きが悪い、硬いというのはなかなか馴染みにくい感覚かもしれませんが非常に重要なことなのです。
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耳鳴りのよもや話

耳鳴りの音には大きく分けて、キーンという高い音と、ジーーーっという低い音の2つがあるといっていいでしょう。

いまのところ、その違いについてはよくわからないというのが本当のところです。
実際、整体をする上で音の性質の違いで整体を変える必要がないかというとないからです。ただ、キーンという大きな音は、適切な対処と生活習慣の改善を行えばすぐに解消されていくような印象をもっています。

人間を音を聞くためには3つの骨を使っています。
具体的に、名前をあげると、鐙骨(あぶみこつ)、砧骨(きぬたこつ)、槌骨(つちこつ)です。インターネットで「耳の骨」なんていうワードで検索をしてもらうと、それぞれ骨の形から名前をつけられているようですね。

音を聞くということは、この3つの骨で、鼓膜の振動を受け止めて、それを増幅し、さらに脳に伝えるという働きをしています。推測ではありますが、耳鳴りの音の違いはどの骨に異常があるか?ということで起こるのではないかなと考えています。

さて、この骨を進化の過程からおいかけみると注目したいことが1つあります。
乱暴な爬虫類の顎の関節の骨が進化して、哺乳類の耳の骨になったということです。顎の運動は頚椎の状態に影響をされるのですが、耳鳴りもまた頚椎の異常といっていい問題です。書いていて気が付きましたが、耳鳴りで相談に来る方には、


「以前は顎関節症で顎がおかしかった。」


という人が多かったような気がします。
顎の問題と耳を関連付ける考え方は、耳鳴りの原因や止め方とも合致していて矛盾することがありません。私の推測があたっていれば、


「腰椎5番の異常が耳鳴りの原因」


なんて事もまったく不思議ではありません。そういえば、そういう人がつい二日前にも整体にこられていました。
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不眠と耳鳴りの話

「耳鳴りが辛いのです。」

と、ほぼ同時期に二人の男性がこられたことがあります。
二人とも、眠ることができないと、薬で寝るようにしていました。そして、ふたりとも


「気持ちが落ち込んで辛い。でも、耳鳴りが止まれば眠れるようになって楽になるのではないか?」


と相談内容まで同じでした。
そこで、


「耳鳴りがうるさくて眠れないというのは気のせいです。眠れないから、耳鳴りが気になるだけです。薬で眠るのは眠ったことにはならないので、まず薬をやめて眠れるようになりましょう。」


と私は指導をしました。
眠れないという人は、みな同じことをいいます。


「寝ておかないと昼間がつらい、しんどい。」


個性など全くないといっていいでしょう。
しかし、まったく眠っていなければ、昼間、体が重い、辛いと感じるのは当たり前です。その当たり前を薬でごまかしていると、どうなるか?自律神経の働きは悪くなってゆき体はどんどん壊れてゆくのはやはり当たり前のことです。


「辛いのは嫌だから薬を辞められません。」


なんていう人は、元気に、健康になるのは諦めた方がいいとさえは私は思います。

さて、同時にこられた二人ですが、一人は薬をやめて元気になりました。
もちろん薬を辞めるというのは簡単なことではありません。その過程では手がしびれてきたり、まったく眠れない夜があったりと、様々な苦労がりました。しかし、今では学生の頃やっていたという水泳をはじめたり、息子さんとキャッチボールをしたり、休みがちだった仕事もちゃんと毎日いけるように元気になりました。

しかし、もう一方の人は、


「きっと私ほど辛い思いをしている人はほかにはいないだろう。」


と、いいつづけていました。
そして、ついには、


「生きているのが辛い。」


とまで口にするようになって整体にはこられなくなってしまいました。

実は、最初に自律神経の状態をみたときには、


「これはちょっとやばいかもしれない。」


と思った人の方が元気になりました。


「薬を辞めた人から順番によくなっていく。」


といつもお話していますが、非常によい例ではないかと思います。

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