耳鳴りについて最近わかってきたこと
2016年02月23日
「耳鳴りは止まらないっていいますけど本当に止まるのですか?」
という質問をしてくる人がいました。
車で4時間ほどかけていらした方でしたので、
「そんな馬鹿な質問をするためにわざわざやってきたのですか?」
と、思わず聞き返してしまいました。
自律神経の状態をみてわかったことは、酒の飲み過ぎだということでした。
ですから、
「耳鳴りを止めたければまずは酒を辞めることですね。」
と説明すると、嫌そうな顔をして、整体にはもうこられませんでした。
私にすれば酒の飲み過ぎで体を壊しているのですから、そのお酒を控えるのは当たり前のことですが、この人にとっては、
「酒を飲み過ぎて自律神経の働きが悪くなっている。」
「自律神経の働きが悪くなったときに耳鳴りがする。」
ということが信じられなかったのでしょうか。
こういう人にとっては、耳鳴りは止めることができないというのが真実になってしまいます。言葉遊びをしているように感じるかもしれませんが、とても大事な事です。体を壊す方は、
「酒は辞めないけど体が辛いのでなんとかしろ。」
みたいなことを平気でいっています。
自分で体を壊しておいて、そのツケを他人に払わせようという姿勢では、耳鳴りがとまってもすぐ別の所を壊すだけだというのが経験的にわかっています。命に関わるような事もあったので、そういう方には、
「諦めて耳鳴り鳴らしておけ。」
と答えるようにしています。
さて、耳鳴りですが以前はよくわかっていなかったことが最近わかるようになってきた部分があります。
耳鳴りには、胸椎、頚椎、頭骨といった骨が関わっています。
ですから、胸椎に問題があって耳鳴りがする人、頚椎に問題があって耳鳴りがする人など人によってケースバイケースです。
どうしてこのような事が起こるかというと、体の動かし方の癖が原因です。
見た目の動きに差はなくても体の内部の動かし方は人それぞれの非常にユニークな癖があります。鳴りについてわかるようになったということは、この癖についての理解が深まってきたということでもあります。
耳鳴りをとめるためにはこの癖を見ぬかなくてはいけないケースがすくなくありません。酒を辞められないような人は論外といえそうです。