ブログ「日々整体」

実力不足だなぁと思う時

「もうちょっとで体が変わるな。」

そう私がそう判断して伝えていても、具体的にいつ変わるか?というのがわからなければ本人にとってはあまりピンとこないことがあります。

最近もひどいめまいで苦しんでいた人がいたのですが、もうあと1歩というところで1ヶ月程度足踏み状態になってしまったので我慢しきれず来なくなった方がいます。


「あとちょっと辛抱してもらえればよかったのだが・・・。」


と思わないではないですが、


「じゃあどれぐらいの期間を我慢すればよいのか?」


というと、正確な予測をたてるのが難しい事もあります。
この方の場合は、体に特殊な事情があったので安易な事もいえませんでした。しかし、もったいないなぁというのが私の正直な感想です。何年もめまいが続いてまともに外出もできなかったのがあと一息でなんとかなりそうな気配だったのですから。

めまいや、耳鳴りが解消するときの経過は、少しづつ良くなる、軽くなるという経過はあまりありません。ある日突然、


「そういえば今日はずいぶん楽になっている。」


ということに気がつくことの方が多いのです。
わかっていても待ちきれないというのもわからないではありません。本人がじれる前に結果をださせるというのも整体師として必要な要素なのでしょう。
関連カテゴリー< めまい耳鳴り(耳なり)

複雑な面をみれば耳鳴りの本当の原因がわかる

最近、体についての理解を少し掘り下げることができたように思います。
これで私の整体技術も少し進歩したかもしれません。ただ、理解が深まれば難しい技術が身につくというほど単純ではありません。野球のバッティング理論を一生懸命に勉強したってホームランを打てるようになるわけではないのはわかることでしょう。

毎度のことながら、この掘り下げたことによって思うのは人間の体は非常にシンプルな面ととても複雑な面があるということでしょうか。そして体を壊している人に共通するのは、シンプルな面しかみていないということでしょうか。

耳鳴りが止まらないという人に共通するのは、

「首の力が抜けなくなっている。」

という事です。
シンプルな面しかみていない人は、


「そうか首をもんでほぐせばいいのか!」


と、いうような間違えたとらえた方をするわけです。そういう方は、


「首の力が抜けるというんはどういうことか?」


と、もう1歩踏み込んで考えたりはしません。

ついさっき、


「先日の休みにテニスにいったら、耳鳴りがひどくなった。」


という電話がありました。
整体で自律神経の働きを整えつつ、生活習慣の改善をやってきた方からです。また、体が悪くなったのかと心配になったようです。私は、


「テニスは上手な方ですか?」


と聞いたら、あまりうまくないと予想通りの答えでした。
テニスが下手なら、それが原因で耳鳴りがしてくることはありますね。しかし、こんな説明をすると、


「テニスは体に悪いので辞めた方がいいのか?」


なんて聞いてくる人が多いことでしょう。
でも、テニスをしたら必ず耳鳴りがするというわけではありません。錦織選手が耳鳴りで困っているなんてことはまずないでしょう。やりたければどんどんやって上達すればよいだけの話で、上達すれば耳鳴りがしてくるような事もありません。


親のすねをかじって家に引きこもっている人間が、


「外にでて元気に働けるようになれば就職する。」


といってたらどう思いますか?テニスだって同じです。そんなことをいっていたら家の中に引きこもっているしかできなくなります。当然、体を動かしたあとに相応なケアやメンテナンスが必要でしょうけどね。


さて、耳鳴りの原因は首の緊張が抜けなくなっている事だといいました。
具体的にいうなら、頚椎2、3、4、6番に問題がありますね。そして、それらの頚椎に問題がでるケースもやはり3パターンぐらいしかないように思います。イレギュラーなものを含めても全部5~6パターンぐらいをしっておくとほぼすべて対応できる感触です。

ただ、頚椎を撮影して、写真で確認できるような問題ではありません。シンプルな面しか見てないと、複雑な部分が見えなくなってしまうというわけです。
関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)

安心して苦しがる

このところ、薬を辞めるのに苦労する人何人か続いています。
たいていの場合、体の様子をみて


「薬がこのような悪影響を与えていますよ。」


という説明をさせてもらうとほとんどの人がさっと辞めてしまいます。そして、薬を辞めて体がおかしくなるという事もまずありません。

ただ、たまに離脱作用というのがでる人がいます。
これまでの経験だと、動悸がしたり腕痺れたりするという人が多いようです。アルコール中毒で手が震えているなんていう描写は最近ではな少なくなったようですが、まぁ、これと同じようなものではないかと思います。

もし、あなたの家族に、


「酒の飲み過ぎで体を壊して手が震えています。」


なんていう人がいたらどうしますか?こんな事は考えるまでもないのではないかと思いますけどね。

あと、薬を控えた時によくあるのが、


「辛いです。」
「気持ちが沈んでどうしようもない。」


という事がままあります。

恋愛で思いを寄せる異性にふらてしまったとき、普通はひどく気持ちが落ち込むことでしょう。そんな時に薬を飲んで、落ち込んだ気持ちをごまかそうと思うでしょうか?

恋愛だけでもありません。
仕事がうまくいかなかった時、家族に不幸があったときなど、人生には様々なな事がおこります。そして眠れなくなってしまった。かし、そのような時に薬を飲もうと思うでしょうか?

もし、飲むという人がいたら、その行動に違和感を感じないというのでしたらもう何をしてもダメかもしれませんね。恋愛とか仕事での失敗を、薬でごまかそうということですから。



さて、このところ続いたのは薬を控えるとまったく眠れないという人ばかりでした。


「眠れないので、昼間体が辛く、気持ちが落ち込んでくる。」


というのですが、
一睡もできなければテンションが上がってこなかったり、体が重くなるのは当たり前です。転んで膝を擦りむいたら、傷がでて血がでてくるのが当たり前です。傷があるのに、血がでてこなければその人はもう死んでいるということですね。


人間の脳は、必要な睡眠は必ずとるようにできています。
ですから、ずっと眠れなくて気がついたら死んでいましたということは絶対におこりません。安心して苦しがっていることです。
関連カテゴリー< 不眠耳鳴り(耳なり)自律神経失調症

耳鳴りについての説明を修正しています。

あちこちの立場の人を事を考えて控えめに書いていましたが、

「遠慮していると何も伝わっていない。」

という事を強く思い知らされたので、かなり好き勝手に書かせてもらいました。
耳鳴りでお困りの方は一度読んでいただくとよいのではないかと思います。




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健康だった人が病気になる瞬間

つい3日前のことです。

「あぁ、こういうことか。」

という気付きがありました。
私の整体がレベルアップしたといえるでしょう。整体技術というのは道具みたいなものです。使い込めばどんどん使い勝手のよくなる道具ですが、その使い手が進歩しなくては道具の真価は発揮されません。

レベルアップしたのだからいいことばかりだと思うかもしれませんが、妙な事が1つ起こりました。それは、

「いままで健康だった人が病人になった。」

ということです。

一人は耳鳴りの方でした。
最初、相談にこられた頃と比べればずいぶん音が小さくなっていたいのですが、たまに耳鳴りが大きくなる事があると整体にこらてました。そして、今回いままで気づけなかった異常を見つけてしましました。これまで、

「体には問題がありません。」

と私は言い続けていた方だったのに急に問題がみつかったというわけです。


もう一人はずっと元気だったのに昨年末から体の調子がくるってしまい、肩がこったり、胸がむかむかしたりというのがいまひとつすっきりしないでいた方です。

「体を冷やしたようだけど、おおむね問題ないと思ってもらっていい。」

という説明をしていました。
ところが、やはりこの方の体にも異常をみつけることができました。
私自身の技術の向上のせいで、健康だと思って生活していた人が急に病人になってしまったわけです。

私が進歩することで病人になるというずいぶん皮肉なことが起こったというわけです。
まぁ、これらの方にはその異常を解消して健康になってかえってもらいましたけどね。耳鳴りの音は整体中に小さくなりましたし、後者の人は整体をおわったときの顔色がこれまでとまるっきり変わっていたので問題は残っていないでしょう。

このような事はこれまで何回も経験しています。
私との付き合いが長い方は、

「またか、また言うことがかわったのか。」

と慣れたものですが、日が浅い方は逆の事を言い出すので、

「これまでと言ってたことが違うではないか。」

今回は何人の人がこのセリフを口にするか?私の中でちょっとした賭け事がはじまっています。
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