健康だった人が病気になる瞬間
2015年02月20日
つい3日前のことです。
「あぁ、こういうことか。」
という気付きがありました。
私の整体がレベルアップしたといえるでしょう。整体技術というのは道具みたいなものです。使い込めばどんどん使い勝手のよくなる道具ですが、その使い手が進歩しなくては道具の真価は発揮されません。
レベルアップしたのだからいいことばかりだと思うかもしれませんが、妙な事が1つ起こりました。それは、
「いままで健康だった人が病人になった。」
ということです。
一人は耳鳴りの方でした。
最初、相談にこられた頃と比べればずいぶん音が小さくなっていたいのですが、たまに耳鳴りが大きくなる事があると整体にこらてました。そして、今回いままで気づけなかった異常を見つけてしましました。これまで、
「体には問題がありません。」
と私は言い続けていた方だったのに急に問題がみつかったというわけです。
もう一人はずっと元気だったのに昨年末から体の調子がくるってしまい、肩がこったり、胸がむかむかしたりというのがいまひとつすっきりしないでいた方です。
「体を冷やしたようだけど、おおむね問題ないと思ってもらっていい。」
という説明をしていました。
ところが、やはりこの方の体にも異常をみつけることができました。
私自身の技術の向上のせいで、健康だと思って生活していた人が急に病人になってしまったわけです。
私が進歩することで病人になるというずいぶん皮肉なことが起こったというわけです。
まぁ、これらの方にはその異常を解消して健康になってかえってもらいましたけどね。耳鳴りの音は整体中に小さくなりましたし、後者の人は整体をおわったときの顔色がこれまでとまるっきり変わっていたので問題は残っていないでしょう。
このような事はこれまで何回も経験しています。
私との付き合いが長い方は、
「またか、また言うことがかわったのか。」
と慣れたものですが、日が浅い方は逆の事を言い出すので、
「これまでと言ってたことが違うではないか。」
今回は何人の人がこのセリフを口にするか?私の中でちょっとした賭け事がはじまっています。