ブログ「日々整体」

新年は軽いジャブからはじめていこうと思います。

正月にインターネットをぼんやり眺めていると、


『一見さんお断りのカレー店』


という話題をみかけました。
で、興味がわいたのでのぞいてみると、そのカレー店では入り口に『一見さんお断り』という貼り紙がしてあるそうです。察するに、個人店でそれほど大きなお店というわけでもないのでしょうね。一風変わった美味しいカレーが話題になってしまって人がわんさかとおしかけてきてしまったようです。

飲食店ですから、人がたくさんきて繁盛するのはいいことのように思うかもしれません。
ただ、個人店では案外そんなことはなかったりします。なぜなら、個人店では、一見さんがたくさんくることによって、常連さんがいなくなってしまうからです。流行にのってやってくる人が常連になるようなことなどほとどないんですよ。

ブームになってわっと人がやってきたけど、流行がおわったらまったく人がよりつかなくなったなんていう話はいくらでもきいたことがあるのではないでしょうか。当院の近隣でも、メロンパンだったり、白いたい焼きなんかのお店ができて行列ができたりしていましたけどね、半年もしたらお店はなくなってしまっていました。

そういう事がわかっている店主は、一見さんが行列をつくって常連さんが何時間もまっているというのがダメだと『一見さんお断り』の貼り紙をしているようです。しかも、貼り紙だけでなく、実際に声かけて一見さんを追い返したりしているみたいですね。で、追い返されたりした人は、飲食店に評価をつけるサイトに、


「ひどい対応の店だ!」


とか悪口をかいているようです。


食べ◯グなんかをみたことがありますが、あれひどいですね。
長岡京市にちょっとおいしい回転寿司のお店があって私は気に入っているのですが、サイトのレビューには、


「回っているお寿司は新鮮でとてもおいしかったですが、持ち帰った寿司は新鮮さがなくておいしくありませんでした。 2点」


みたいな評価がついていました。
そんなのは当たり前だということすらわかってないのでしょう。その程度の人が食通ぶって、料理のことも味のことも何にもわかっていない人が、偉そうに点数つけてお店を評価しているわけです。



「○○というサイトを運営しているのですがそちらの整体をぜひ紹介させてくれ。」


当院でも、わりと頻繁に電話がかかってきるんですが全部断っています。
ただ、今日びのことですからどこでどんな風に書かれているかなんてわかりませんからね。私の悪口も探せばいくらでもでてくるのだろうなぁと。そう考えると、ネットで私がどのような評価をされているかなんていうのは恐ろしくて絶対にのぞいたりできませんね。


昨年末ごろですが、耳鳴りがひどいのだという相談で大阪の南の方からこられた人がいました。
そこそこ遠方といっていいところから来られたので、それなりに辛い思いをしているのだろうなぁと思いましたけどね。体の様子をみたら、ただの酒の飲み過ぎなんですよ。で、


「まずは酒をやめることですな。」


と指導をすると、


「仕事の付き合いがあるから辞められない。」


なんていう返事がかえってくるわけです。
しかもこの方、大きな問題がある人でした。なにかというと、うちでは最初来られた時に薬を飲んでいるかどうかを自己申告してもらうのですが、その申告がありませんでした。ところが、明らかになにか飲んでるので、


「薬を飲んでないのは本当ですか?この体の状態なら必ず薬を飲んでいるはずだ。」


と問い詰めると、薬の名前が2~3でてくるわけです。


結局この人の体に何が起こっているかというと、


「酒の飲み過ぎで体を壊してしまって、まともに睡眠がとれなくなったのを薬でごまかしていたら、耐え難い耳鳴りがなるようになった。」


というわけです。
ここまで見透かしても、まだ酒は辞められないといいはります。


「晩年は、ずっと耐え難い耳鳴りと不眠に苦しんでいました。ただ、仕事熱心で、同僚との関係をとても大切にし、酒をこよなく愛する人でもあり1日たりとも付き合いを欠かすことがありませんでした。」


そういう風に弔事を読んでもらうことになるなと思うわけです。
もちろんこのまま発言したりはしませんが、あんたアホですかぐらいの事はいったような気がしますね。


で、こういう人でもレビューサイトなんかに偉そうに投稿できたりするわけですよ。世の中狂っているなぁと、そんな事を正月に考えていたわけです。
関連カテゴリー< 不眠耳鳴り(耳なり)

最近の突発性難聴事情?

「突発性難聴になったら48時間以内に治療をしなくてはならない。」


先日、たまたまみかけたのですが、最近はこんな事を言うようです。
突発性難聴に関してはおおむねではあるけれで把握はしているいつもりです。ただ、その把握からすると別に慌ててどうこうする必要はないのではないかというように考えています。だから、正確にいうなら、


「48時間以内になんらかの治療をしないと医療の技術では再び聞こえるようにするのは難しい。」


ということではないでしょうかね。

たいていの場合、治療といってもステロイド治療みたいですね。
まぁ、確かにそれだと聞こえるようにはなるかもしれませんが、引き換えに失う物が大きすぎるように思いますね。これまた私がいつもいうセリフですが、相談にこられた方たちの体の状態をみていると、突発性難聴がどうして起こるのかをまったく理解してないけど、とりあえずステロイドいれとけばたいていは聞こえるようになるというようなことになっていると思えます。


推測の話になりますけど、ステロイド治療はとりあえず目先の症状はたいていきえちゃいますから、


「なんにでも効果のある万能の治療法だ!」


なんていっている人がいるような気もしますね。
なぜなら、最初にやった人はどうして耳が聞こえなくなった人にステロイド治療をやってみようと思ったのかが理解ができません。やってみたらなんかしらんけどうまく聞こえるようになったということじゃないでしょうか。


さて、耳が聞こえなくなる理屈は割合と簡単だったりします。
体幹のある部分の緊張が強くなりすぎてしまっているというだけの事です。ですから、慌ててどうこうしなくてもその緊張がとれればおそらく聞こえるようになるのではないかと考えています。ステロイド治療が有効であることがそれを証明しているように思いますね。ステロイドというのは、体が緊張することをできなくしてしまう薬だと理解しておくといいでしょう。リラックスして体がゆるめばすべてが解決すると考えいている人になんかにいわせれば夢のような薬かもしれませんね。


緊張している部分だけをきちんと選んで緩めることができればまだいいんでしょうけどね。
のべつ幕なしで体から緊張のすべてを奪ってしまうからタチが悪いといえます。手足にうまく力がはいらなくなるみたいなことになるんですが、特に影響が強いのが心臓ですかね。心臓は収縮することによってポンプのように働き血を体におくるわけですが、その血を送る力が弱くなったらどうなるか?

今年、やってこられた人わかりやすい人だと、


「仕事が手につかない、なんの気力も意欲もわかない、ただただぼーっと過ごす事しかできなくなった。」

といっておられましたね。
こうなった時に元の元気な状態に戻すところまで考えてなければ治療といえないと思いますが、こうなったことを相談しても、


「耳は聞こえるようにしたんだからそんなもんは知らん、どうしてもというなら心療内科にいけ!」


みたいな事を言われてしまうわけですよ。
薬で強引にゆるめたものをなんの考えもなしでまた元に戻したら再発する可能性だって十分にありえますしね。


「突発性難聴は治ったけど、耳鳴りが鳴るようになった。」


なんていう全く同じセリフをいう人が1年に何人来ているかなんて数える気にもなれませんね。


「耳がひとまず聞こえるようになっただけで、治ってないし体の状態はさらに悪くなっているね。」


なんていうところからはじまるわけです。
治ったいう表現は、元の体の状態以上に元気になったときに使えるものだと私は考えています。
関連カテゴリー< 突発性難聴耳鳴り(耳なり)難聴

人と違った事をすると

体の調子が悪い人が、ちょっと他人と違う事をしていると、


「それが原因で体の調子が悪いに違いない!」


とかいわれたります。

たいていの場合、それを否定する根拠とか考えがなかったりするので、


「そうかもしれない。」


と思ってしまうようですね。
実際に、私が相談を受けた話をいくつか紹介してみましょう。


まず最初は、以前にも書いた話です。
プロの演奏家が耳鳴りで困っているということで医師に相談したところ、


「楽器をずっと演奏してきたことが原因だ。その楽器を演奏するときの姿勢が耳に悪いに違いない。」


と答えたそうです。
何十年も演奏することで生きてきたという人間に安易にいっていいことではないと思いますけどね。

この医師は相談するに値しないと思います。
耳鳴りの原因や原理がわからない、楽器の演奏について造形が深いわけでもない、姿勢とそれにまつわる運動がどのように耳に影響するかについて研究しているわけでもないのですよ。それなのに何を考えてこんな発言をしたのか理解ができません。

医者というのはその立場や背景のせいで、その発言に大きな影響力を持っているという自覚もないのですから、最悪の医師だとといっていいでしょう。

ちなみに、この人の場合、耳鳴りの原因はただの不摂生でした。
楽器の演奏はこの人の場合、体調の回復には非常に効果的でした。まったくの正反対の事をなんの根拠もなしで発言していたわけです。


次は寝る時の姿勢についての話です。


「寝る時に足をひし形に組んで寝るのですがこれでいいのでしょうか?」


と相談された事があります。
この方は食べるのが非常に好きな方でした。当然、胃腸も頑丈なのですが、頑丈さにまかせてずっと食べすぎていたせいで膝や腰が痛いとか、眠りが悪いとか、動悸がするとか、そういう事が起こっていました。

これもまた私のところへ相談に来る前に、医師に相談していたそうです。
すると、


「そんな格好で寝ているから眠りが悪くなって体を壊すのだ。だからまっすぐ足を伸ばして眠りなさい」


といっていたそうです。
まぁ、私も話を聞いただけでは意味がわからなかったので実際にどういう格好なのかとやってみたもらったわけです。するとひと目見てわかりました。

なんのことはありません。
食べ過ぎで胃が壊れている影響で腰椎2番の力が抜けなくなっているわけです。腰椎2番の力が抜けないとうことは、体の力が抜けてないわけですから当然眠りが悪くなります。ですから、そんな変な格好をすることで、体の力を抜いて眠っていたわけです。そう考えれば、足を伸ばす事を意識すると眠りが悪くなることもわかります。

寝相というというのはその人がもっとも眠りやすい形を勝手にします。
うつ伏せだろうか、手を組んでいようが、どんなに変な眠り方をしていてもたいていは気にするようなことはありません。当然ですが、この方も胃の調子を整えれば足を変な形に組んで眠るようなこともなくなります。


最後は、お風呂に1時間以上入るという学生の話です。
この学生は、朝、スムーズに目をさますことができないために不登校がちになっています。で、母親としては風呂にはいりすぎなのかもしれないとつい思ってしまうそうです。

しかし、そうでないのは体の状態、主に背骨と骨の状態をみればわかります。
体の調子がいまひとつなので、つい長湯をしてしまうようです。おそらく心臓の働きがちょっと物足りないのがお風呂にはいると高まって元気になってくるのだろうと推測されます。

変わったことをしていると、


「それが原因だ!」


と言われがちですが、そういう行動をとるのは普通、体の調子を整えるためやっているのであると考えておいてください。

電話ではまじめに返事しないよという話

自分でいうのもなんですが私の人の体の見方は世間とはまったく違います。
意図してそうなったわけではありません。毎日のようにやってくる調子の悪い人たちをなんとか元気にしようと、そのためにどうすればいいかをずっと考えたきたらこうなっただけです。


すると、ちょっと困ったことが起こり始めました。



「これこれこういう問題が体に起こっているのですが、実績がありますでしょうか?」



などという質問が頻繁にあります。
当院に体を運んでもらって体の状態を確認した上でならなんとでも答えられます。しかし、電話でこんな質問をされたら、真面目に答えるに気になれないようになってしまいました。ぜかというと、表にでている現象だけ捉えてあれこれと考えることには全く意味がないからです。


例えば、先日、このブログで紹介しました耳鳴りの原因についてです。
耳鳴りの直接の原因は胸椎5,7番の異常です。しかし、それだけでは足りないのです。本当に大切なポイントは、


「どうして胸椎5,7番が悪くなったのか?」


ということです。
実際、胸椎10番に異常があってそれが影響して5,7番が悪くなっているというケースが実際にあったりします。中途半端な素人判断の考えをいくら聞いたって間違いなく情報が不足しているのです。


で、先日、実際にあったわけです。
女性の方からの電話だったのですが、


「少し前に出産したのですが、出産後に体のある場所にできものができてしまったのです。自律神経の働きに異常があるのではないかと思うのですがそちらでこのような事例に実績はありますでしょうか?」


といいうわけです。


「実績はありませんし、何か考え違いをしているのではないですか?」


と返事をして電話を切りました。
電話できいた状態から、おそらくどういう問題が起こっているかは推測はできるのですけどね。残念ながら、それは電話ではこたえられないのですよ。なぜなら、私は世間一般の人とはちょっと違った体の捉え方をしているからです。

あと、補足しておきますが、自律神経の働きに問題があったらもう先は長くないと思った方がいいですね。自律神経の働きというのは生命の根本的な部分です。そこに異常があるのならもう生きる力はないということでもあります。もう質問の時点で間違っているのですがそこに気が付けませんし、それを説明しても理解する事はまず不可能なようです。

簡単にいうなら、テレビや自動車を修理するような感覚で体を治そうという発想をしている人と電話で話をしてもまったく噛み合わないのです。噛み合わせる努力はずっとしてきたつもりですが、もう、時間の無駄だとしか思えなくなってきたので諦めることにしました。


先に述べた通り、実際にきてもらって体の状態を確認しながら、


「これこれこういうことがおこっていて、こうすれば大丈夫ですよ。」


と話ができればまた違うのですけどね。

というわけで、電話で


「○○なんですがよくなりますか?」


という質問に、わかりませんしどうにもなりませんと答えることにしました。
まぁ、体の状態を確認もさせないで答えを求めるというのが非常に無礼であるというぐらいの感覚は持つほうがよいのではないかと私は思いますね。
関連カテゴリー< 整体について耳鳴り(耳なり)

耳鳴りの原因について

「耳鳴りがどうして起こるのか?」


今年にはいってからですが、ほぼ正確に原因がわかったように思います。
実は、これまではっきりとした原因を解説することを避けてきました。どうしてもケースバイケースで考えなくてはうまくい事がおおかったからです。ただ、ほぼ全ての人に共通する原因というのがわかったといってよさそうです。


結論をいってしまうと、耳鳴りの原因は胸椎5、7番の異常です。
背骨に異常があるのならなんでいままでわからなかったのかといわれてしまいそうです。しかし、こういう問題はすべてがコロンブスの卵みたいなものなのです。わかってしまえば簡単に確認できるようになるのですが、わかるまでが難しいものなのでしょう。


何事にも例外というのはありますので、すべての人に当てはまるわけではないでしょう。
ただ、この事を踏まえているとほぼすべての人の耳鳴りをなんとかできるのではないかと考えています。逆にいうと、こういう事がわかっていない状態でなんとかなっていたというのも嫌な話です。自分の恥を晒すようなものなので、もうしばらく秘密にしていようかとも思ったのですけどね。まぁ、私にとってはこれ以上恥をかこうが、馬鹿にされたりなんていうのはたいした問題ではありませんからまぁいいだろうと。


「耳鳴りの音が小さくなるもものどうしても音がなくならない人がいるということで、それがどうしてなのか?」


ということを考え続けているとこういう原因にきがつくことができました。


そして、原因がはっきりとわかったことで耳鳴りの音が小さくなり始める期間がとても早くなったかもしれません。これまでだと変化がはじまるのに最低でも1ヶ月程度かかっていたのが、1~2回で変化がでるようになるケースが珍しくなくなってきたからです。


それとあとこの事を踏まえていると、最近流行っている補聴器でノイズを鳴らすという方法は駄目ということもわかります。このやり方だと、確かに多少はらくになるみたいですけどね。原因がが別にあるわけで、それをこのような方法でごまかしていると耳だけでなく体を壊します。辞めておいた方がいいでしょうね。
関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)
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