ブログ「日々整体」

耳鳴りのよもや話

耳鳴りの音には大きく分けて、キーンという高い音と、ジーーーっという低い音の2つがあるといっていいでしょう。

いまのところ、その違いについてはよくわからないというのが本当のところです。
実際、整体をする上で音の性質の違いで整体を変える必要がないかというとないからです。ただ、キーンという大きな音は、適切な対処と生活習慣の改善を行えばすぐに解消されていくような印象をもっています。

人間を音を聞くためには3つの骨を使っています。
具体的に、名前をあげると、鐙骨(あぶみこつ)、砧骨(きぬたこつ)、槌骨(つちこつ)です。インターネットで「耳の骨」なんていうワードで検索をしてもらうと、それぞれ骨の形から名前をつけられているようですね。

音を聞くということは、この3つの骨で、鼓膜の振動を受け止めて、それを増幅し、さらに脳に伝えるという働きをしています。推測ではありますが、耳鳴りの音の違いはどの骨に異常があるか?ということで起こるのではないかなと考えています。

さて、この骨を進化の過程からおいかけみると注目したいことが1つあります。
乱暴な爬虫類の顎の関節の骨が進化して、哺乳類の耳の骨になったということです。顎の運動は頚椎の状態に影響をされるのですが、耳鳴りもまた頚椎の異常といっていい問題です。書いていて気が付きましたが、耳鳴りで相談に来る方には、


「以前は顎関節症で顎がおかしかった。」


という人が多かったような気がします。
顎の問題と耳を関連付ける考え方は、耳鳴りの原因や止め方とも合致していて矛盾することがありません。私の推測があたっていれば、


「腰椎5番の異常が耳鳴りの原因」


なんて事もまったく不思議ではありません。そういえば、そういう人がつい二日前にも整体にこられていました。
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