ブログ「日々整体」

バイオリズムの話

「1年365日ずっと元気でなければいけない。」

そんな風に考えてしまっている人がほとんどのようです。
しかし、365日ずっと松岡修造のようにテンションマックスを保つというのは、普通の人間には不可能です。当の松岡修造さんでも今年の2月には風邪をひいて熱を出したといっていましたから、きっとそのときにはおとなしくしていたことでしょう。

人間の体には高不調の波が必ずあります。
好調期には多少の無理は聞きますが、不調期に予定外の仕事や用事がはいってくたびれてしまうとその疲労の回復には時間がかかったりします。このような体調の波は個人のもので万人に共通するものではありません。こういうことを考えたことがないので、不調期に、


「なんか元気ないんです。」


なんていってくる人がたまにいますが、そんなものは当たり前なのです。


「自分の体にはどのような周期で体調が変化するか?」


ということは一度はかんがえてみるとよいでしょう。
月に1回元気がでないという人もいれば、2週間に1回寝ている時に歯ぎしりするというような人もいます。ほかでは、たまに食欲が極端に出るとか、逆に食べれなくなるというような人もいるでしょう。そのような体調の変化を振り返りながら生活してみるだけで人生がかわるぐらいの差が生まれてきます。

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体を整える方法

人間というのはほっておけば健康に元気になります。
体が冷えれば熱をあげて体温をあげますし、菌が体の中で増え過ぎたら同じように熱を出して殺菌してしまいます。逆に、体温があがりすぎれば体が重くなってきますし、涼しい場所へいって体を休めたくなったり、冷たい飲みのものが欲しくなったりします。

ところが、ほとんどの人が余計なことをします。
熱がでたら薬で下げて、鼻水がでたといって薬で止めて、ほしいと思わない、美味しいとも思わないような食べ物を、

「体によいから。」

という理由をつけてせっせと食べています。
こんなことをすれば体を壊すのは当たり前のことです。

最近、定期的に整体にこられる方五十肩になりました。
肩を満足に動かせなくなって辛いそうです。整体してて、こんなことになるというのは私としては非常に恥ずかしいことです。そこで、なんでこんな事になったのだろうか?と振り返って考えてみたところ、はっと気がつくことがありました。

今年の初め頃に、ひどい風邪をひいたといって風邪薬を飲んでいたことを思い出しました。
私はすぐに体がおかしくなったことに気がついて、


「いったい何をやったんですか?」


と問い詰めたのですが後の祭りです。
風邪をひくということは、体を整えてより丈夫に健康になる機会だというのにそれを潰してしまっていたのです。よく考えてみれば、それからずっとおかしくなっていました。半年もたって、やっと本人にもはっきりと自覚できるようになったというわけです。

この人はそれだけではありませんでした。
健康診断でコレステロールが高めであるということでなんらかのサプリメントを勧められて飲み始めたりもしていました。こちらもすぐにおかしいことに気がついて


「すぐに辞めなさい。」


と指導をしました。自分で自分の体を壊しているのですから困ったものです。コレステロールの量を人為的に減らそうとすると、ほとんどの場合、免疫力が大きく低下して、過食をするようになります。その結果がこの方の場合は五十肩でした。

体はほっておけば勝手に健康になるのです。余計なことをして体の邪魔をするとかえって体を壊れるのです。
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腹筋のできない人たち

ついさっきのことですが、あることを説明するために、

「試しに腹筋やってみてください。」

といいました。床に寝転がって体を起こすだけの運動です。すると、体を起こせませんでした。本人も、


「まさか、できなくなっているとは・・・。」


とショックを受けていたようです。
筋肉信仰の弊害の一つかもしれません。


腹筋運動は腹筋をほとんど使わないでもできます。
しかも、運動としては腹筋を使わない方がより理想的な動きができます。腹筋で体を起こすと思い込んでしまっているので体が起こせなくなるのです。動きをよく振り返ってみてください。腹筋というのは体を折り曲げるだけの運動です。ですから、たった状態で前屈、つまり地面に向かって手を伸ばすのとまったく同じ動きです。ですから、両足で立ったまま地面に向かって手を伸ばすことができれば、腹筋はできます。

不思議に思うかもしれますがこれが正解です。腹筋で重力に逆らって体を起こすと思い込んでいるからできなくなるのです。

そこで、どうしたらよいかと考えたのですが、私が足首にそっと手をあててみました。
すると、あっさり体を起こすことができました。別に私が支えたり補助ししているわけではありません。ただ、足首に手をあてているだけです。

体の状態をみると、できて当然なのにできないというケースがあることがわかってきました。
今回の腹筋運動もそうです。ほかでいうと、片足でたってみてもらうと見事に安定すのに、階段を登ろうとすると崩れてしまう人がいました。

「外路系の動き」という言葉をふと思い出しました。
骨、自律神経の働きに問題があってできない場合と、単に思い込みでできない場合と両方のケースがあります。この辺りのことをつきつめてゆくと、まだまだ整体技術をたかめていけそうです。


「また、1から勉強しなおしだよ・・。」


と途方にくれています。
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夏負けの兆候

ここ2~3日、夏負けしている人がちらほら見かけるようになりました。
本格的に気温が上がり始めたのは7月末ぐらいですが、本格的に夏バテしはじめたのはここ2~3日というわけです。

暑くなったからといって急にバテるわけではないということが一つ。
もう1つは、暑いから夏バテするというわけではないということがありますね。実際、昨日こられた人で、

「今年にはいって今日が一番元気ですね。」

という人がいました。
実際、体の調子もよく暑い中でもせっせとゴルフにでかけているそうです。また、夏風邪を引いている人も私の周りでちらほらみかけます。このタイミングで風邪をひくというのは、体が元気であるといえるかもしれません。みなが夏ばてするようなタイミングで風邪をひくというのは体が元気でなければできないといえます。

暑いので熱中症対策をなんていう声をよく耳にしますが、夏が暑いのは当たり前です。
特に日本人は生まれた時からずっと四季を経て暮らしてきているのですから、暑さ寒さにきちんと対応できる体になっていなければおかしいのです。

ですから、7月ごろから、

「暑くて辛い。」

とかいっていたような人は、自律神経とか体の歪みとかいう以前の問題と思っておくぐらいでよいでしょう。

環境に適応する能力が著しく弱っているのです。
夏になって気温があがって、


「暑くて辛い。」


冬になって寒くなたら、


「凍える、寒い、辛い。」


といっているようでは駄目です。
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たまにおならをしてください

「泳げるようになりたい。」


そう考えてDVDをみて本をみて一生懸命勉強して泳げるようになるという人はまずいません。でも、何も考えずにいきなり水に飛び込んで泳げてしまうという人はたまにいるかもしれません。

最近、私に対して、


「一生懸命にイメージトレーニングしたんですけどうまく泳げません。」


と言い放った人がいましたが、イメージトレーニングがうまくできていないのが体をみると一目瞭然でした。

水に浮く、水をかくという運動のイメージがうまくできていないままのイメージトレーニングなど対して意味はないといえるでしょう。

また、うまく泳げないからといって、水泳に詳しい人に電話をして、


「うまく泳げないのですがどうしたら上手く泳げるようになりますか?」


と質問する人もほとんどいないことでしょう。感覚的に電話できいて教えてもらってもうまくいかないことがわかっているはずです。

一部例外として、元阪神タイガーズの掛布雅之選手が長嶋茂雄監督に電話でスイングのアドバイスをしてもらったらスランプから脱出したなんていう話はなくはないですが、超一流の選手同士でこそ成り立つような話で、我々一般人が真似できるような性質のものではないと認識しておくとよいでしょう。

さて、このような考え方は運動の事ならそれほど違和感なく受け入れられるのですが、健康、自律神経とういことになると、わからなくなるのです。

「どうしたら私の自律神経は整うでしょうか?」

という質問は、


「どうしたら泳げるようになりますか?」
「どうしたらホームランが打てるようになりますか?

というのと同じ性質の質問です。
こんな事電話できかれたって、一生懸命練習しなさいとしかいいようがありません。これと同様に、


「自律神経が悪いのですがどうしたらよいですか?」


と聞かれたら、


「早寝早起き腹八分目、大きな声で笑って、たまにおならをしてください。」


としか答えようがないのです。
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