たまにおならをしてください
2015年08月04日
「泳げるようになりたい。」
そう考えてDVDをみて本をみて一生懸命勉強して泳げるようになるという人はまずいません。でも、何も考えずにいきなり水に飛び込んで泳げてしまうという人はたまにいるかもしれません。
最近、私に対して、
「一生懸命にイメージトレーニングしたんですけどうまく泳げません。」
と言い放った人がいましたが、イメージトレーニングがうまくできていないのが体をみると一目瞭然でした。
水に浮く、水をかくという運動のイメージがうまくできていないままのイメージトレーニングなど対して意味はないといえるでしょう。
また、うまく泳げないからといって、水泳に詳しい人に電話をして、
「うまく泳げないのですがどうしたら上手く泳げるようになりますか?」
と質問する人もほとんどいないことでしょう。感覚的に電話できいて教えてもらってもうまくいかないことがわかっているはずです。
一部例外として、元阪神タイガーズの掛布雅之選手が長嶋茂雄監督に電話でスイングのアドバイスをしてもらったらスランプから脱出したなんていう話はなくはないですが、超一流の選手同士でこそ成り立つような話で、我々一般人が真似できるような性質のものではないと認識しておくとよいでしょう。
さて、このような考え方は運動の事ならそれほど違和感なく受け入れられるのですが、健康、自律神経とういことになると、わからなくなるのです。
「どうしたら私の自律神経は整うでしょうか?」
という質問は、
「どうしたら泳げるようになりますか?」
「どうしたらホームランが打てるようになりますか?
というのと同じ性質の質問です。
こんな事電話できかれたって、一生懸命練習しなさいとしかいいようがありません。これと同様に、
「自律神経が悪いのですがどうしたらよいですか?」
と聞かれたら、
「早寝早起き腹八分目、大きな声で笑って、たまにおならをしてください。」
としか答えようがないのです。
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