腹筋のできない人たち
2015年08月11日
ついさっきのことですが、あることを説明するために、
「試しに腹筋やってみてください。」
「試しに腹筋やってみてください。」
といいました。床に寝転がって体を起こすだけの運動です。すると、体を起こせませんでした。本人も、
「まさか、できなくなっているとは・・・。」
とショックを受けていたようです。
「まさか、できなくなっているとは・・・。」
とショックを受けていたようです。
筋肉信仰の弊害の一つかもしれません。
腹筋運動は腹筋をほとんど使わないでもできます。
しかも、運動としては腹筋を使わない方がより理想的な動きができます。腹筋で体を起こすと思い込んでしまっているので体が起こせなくなるのです。動きをよく振り返ってみてください。腹筋というのは体を折り曲げるだけの運動です。ですから、たった状態で前屈、つまり地面に向かって手を伸ばすのとまったく同じ動きです。ですから、両足で立ったまま地面に向かって手を伸ばすことができれば、腹筋はできます。
不思議に思うかもしれますがこれが正解です。腹筋で重力に逆らって体を起こすと思い込んでいるからできなくなるのです。
そこで、どうしたらよいかと考えたのですが、私が足首にそっと手をあててみました。
すると、あっさり体を起こすことができました。別に私が支えたり補助ししているわけではありません。ただ、足首に手をあてているだけです。
体の状態をみると、できて当然なのにできないというケースがあることがわかってきました。
今回の腹筋運動もそうです。ほかでいうと、片足でたってみてもらうと見事に安定すのに、階段を登ろうとすると崩れてしまう人がいました。
「外路系の動き」という言葉をふと思い出しました。
骨、自律神経の働きに問題があってできない場合と、単に思い込みでできない場合と両方のケースがあります。この辺りのことをつきつめてゆくと、まだまだ整体技術をたかめていけそうです。
「また、1から勉強しなおしだよ・・。」
と途方にくれています。
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