ブログ「日々整体」

整体の時間は短い方がよい

整体の創始者の故野口晴哉氏は整体にかける時間は一人2分30秒だったそうです。
それゆえ、お弟子さんたちは

「1点整体」

と呼んでいたのだそうです。体の事を深く理解したときには、時間は2分程度で足りるのです。

ところが、多くの人は勘違いします。
いまでもよくある質問は、

「時間はどれぐらいですか?」

というものです。

私が整体にかける時間は20~30分程度です。
人によっては40分以上かけることもあります。でも、はじめたころは今やっていることをやるのに60分ぐらいかけて整体していました。人の体の事を理解すればするほど、整体にかかる時間は短くなってきます。

また、そのほうが自律神経の変化がとても大きいということもいえます。
本当に悪いところというのは、実は一つです。その1点さえかえてあげれば、体はすべて変化してきます。あっちも悪い、こっちも悪い、と悪い部分を箇条書きにして順番に手当てするというのは間違いだといえます。1点を変えてしまえばすべてかわってしまう。人の体というのはそういうものなのです。

ですから、私はさらに時間が短くなるように日々勉強しているつもりです。
自律神経のバランスが乱れたときに、すべてを整えてしまう1点を見つけるようになるにはあと何年、何十年かかるか?そういうつもりで取り組んでいます。
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風邪をひかない人の体はボロボロ?

風邪をひかない人の体はボロボロです。

がおかいしと相談にこられる方の大半は風邪なんかここ何年もひいていないということがほとんどです。


「風邪を一切ひかないから丈夫だ。」

「風邪をひくなんて自己管理がなっていない。」


んな事をいう人がいますが、ほんとうはまったく逆です。なぜなら、風邪というのは、究極の自然治癒だからです。どういうことかというと、


に問題が発生したとき、体内にウイルスや菌がはいった時に、体は痛みや熱をだします。


とえば、刃物の扱いにミスがあって、手を切ったとします。すると、血が出てきて痛みを感じます。もし、そんな状態で、痛みがない、血がでない、ということであれば、生物として重大な問題があるということがいえるでしょう。


くの人は、痛みや発熱を早くなくそうと、痛み止めの薬を使ったり、熱を下げる薬を飲んだりします。しかし、これは大きな間違いです。なぜなら、痛みや発熱は治癒力を高めるためにでるものだからです。


痛みや発熱は治癒力を高めるためにでるものです。

間の体は怪我や故障をしたときには、


①血管を開く

②痛みを出す

③発熱する


という3つのプロセスで体を治します。こうやって傷んだ体の部分の血流をふやして壊れた組織を修復してゆくのです。


風邪による発熱についても同様です。

内に菌やウイルスがはいったときには、免疫によってこれらを退治するのですが、この免疫は体温があがったときにもっとも強力になります。つまり、体温をあげて、免疫力をあげることによって菌やウイルスを退治するのです。これは多くの人が恐れるインフルエンザでも同じ事がいえます。高熱がでるということは、それだけ免疫が強力に働いているということなのです。


みや発熱は体の調子を整えるために必要であるということです。


に痛みがでたということは、治癒力が働いて壊れた腰の組織を修復しようとしているということです。


邪で熱がでたということは、免疫が働いて菌やウイルスを退治しているということです。


れなのに、痛みや熱を薬でおさえてしまったら、治癒力がうまく働かなくなってしまいます。いつまでたっても、風邪や痛みがおさまらない。それは薬を飲んで治癒力が働かなくなっているせいです。




左の骨盤をしめる

左の骨盤は交感神経の働きに影響をあたえます。

交感神経とは、ひとことでいうと、やる気と元気の源とかんがえるとよいでしょう。やる気がでないうときには交感神経の働きが悪くなっています。朝、すっきりと起きることができないのは交感神経の働きが悪いからです。


ニートの方や、就職してもすぐに辞めてしまうという方は交感神経の働きが悪くなっています。交感神経の働きが悪いために、働く意欲がわきませんし、ちょっとしたストレスに耐えられないのです。


交感神経は、内臓でいうと心臓や泌尿器の働きに影響をします。

交感神経の働きが悪いと、心臓がしっかり働かないので、血液の流れがわるくなります。また、泌尿器の働きも悪くなりますので、尿が近くなったり、尿もれをするようになったりします。


リラックスすることが大事と考える人が多いようですが、緊張感のまったくない体の状態では、人間関係がうまくつくれませんし、社会にでて働くということができなくなってしまいます。交感神経をたかめて緊張感をもつことはとても大切なのです。


交感神経をたかめるためには左側の骨盤をしめます。

左側の骨盤をしめると、


  ・意欲がでる

  ・根性がでる

  ・気力がわく

  ・頭の回転が速くなる


というような状態になります。



 「やる気だせ!」



とはっぱをかける必要などはありません。だまって左の骨盤をしめれば気持ちが前向きになってきます。こんな事をいうと、



 「それじゃあ、ベルトでしめればいいのか?」



必ずこう考える人がいますが、駄目です。

左の骨盤をしめることは大切ですが、ベルトでしめると開く動きがなくなってしまいます。左の骨盤は、ただしまっていればいいというものではありません。体には緊張することと同様に、リラックスすることも必要です。また、ベルトで骨盤をしめていると、自力で骨盤をしめる力がなくなってきてしまいます。ベルトがなければ意欲がでないという状態はおかしいのです。


左の骨盤はしまっていればいいというものではありません。

ひらく動きも大切です。夜になっても骨盤がしまったままでは、深い眠りができません。交感神経の働きが高まったままでは、寝ても浅い眠りしかできないからです。テンションがあがって落ち着かない、眠れないという事はどなたでも1回ぐらいは経験があるでしょう。これは左の骨盤がしまってひらいてこないからです。


左の骨盤は、しまったり、ひらいたりすることによって、体に必要な緊張とリラックス状態を調整してくれているのです。


交感神経の働きが悪い人は、左側の骨盤の動きがわるくなってほとんど動かなくなります。そうなってしまうと体の状態の調整ができなくなり、体の調子が悪くなっていってしまいます。大切なことは、左の骨盤がしまり、そしてひらくという動きがあることなのです。

 

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自律神経の状態はどのように判断するのか?

整体という技術を通じて自律神経の状態を確認する方法は、

1.骨盤の状態を確認する
2.背骨の状態を確認する

という2点がポイントなります。
それぞれについて簡単に説明しておきましょう。

ここでポイントになるのが「骨盤が動く」ということです。
骨盤は体の状態や季節の変動にあわせて動くものなのです。

た とえば、春がおわって夏になって暑くなってくると夏バテという状態になる人がいます。これはどういうことかというと、左側の骨盤が開いて交感神経の働き が弱くなるためにおこるものです。また、夏がおわって秋になり涼しくなってくると右の骨盤が下がってしまって副交感神経の働きが弱くなります。こうなると 胃の調子が悪くなったり、眠りが浅くなったりという状態になります。


右の骨盤は副交感神経、左の骨盤は交換神経
自律神経の状態を確認するには骨盤の状態をみればすぐにわかります。
基本は、

右の骨盤は上下に動いて副交感神経に影響をあたえて、左の骨盤は左右に動いて交感神経に影響をあたえます。

骨盤の状態をみれば体がどういう状態になっているかはすぐにわかるのです。
つまり、副交感神経の働きが悪いのか?それとも交感神経の働きが悪いのか?それをみきわめることができるのです。

自律神経失調症というと、様々な体の問題がおこりますので複雑にとらえてしまいがちですが、副交感神経がおかしいのか?それとも交感神経がおかしいのか2つしかないのです。

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異常な食欲

左側の骨盤が開く体質の方がいます。

見た目はがっちり、ぽっちゃりな体型の人はたいていそうだと思って間違いないでしょう。こういう方は、体の調子が乱れると、左の骨盤が開いてきます。左側の骨盤が開くと交感神経の働きが悪くなります。すると、相対的に副交感神経の働きがつよくなり、



「食欲が止まらない」



そんな状態になることがあります。

いくら食べても空腹感がなくならないのです。これはお腹が減っているわけではなく、自律神経のバランスが乱れて異常な食欲がでているだけです。こんな時、空腹感にまかせてがつがつ食べていれば食べ過ぎで体は壊れます。


右の骨盤が下がる逆のタイプの人もいます。

そういう方は、体の調子が崩れると、食欲が落ちてきます。副交感神経の働きが低下するので、胃の働きが悪くなるのです。食欲が落ちれば食事は控えればいいのです。しかし、多くの方が、



「食べなければ元気がでない。」



そういって、無理に食事を食べようとします。

これもやはり体を壊します。胃の働きが落ちているのに、せっせと食べ物をいれると胃が壊れてしまうのです。


このように体の調子と食欲の関係を無視して、食べた方がいい、食べない方がいい、そういう事を考えたって全く意味がありません。

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