ブログ「日々整体」

今週の14(金)~15(土)はお休みしています。

今週の金曜日と土曜日はお休みしています。
毎年、このタイミングの休みで何を学びどのように整体技術を高めていくか?ということを考える事にしています。こういう事は、正月にやると浮ついてしまってなかなかうまく考えがまとまらないもので試しにやってみたらいい具合だったので定着してしまいました。いつも大雪のタイミングでたいていどこかの宿に缶詰になってしまうのですけど、今年は先週がそうだったのでちょっと雰囲気が違うかもしれません。

と、いうわけで金、日に通常の日月の休みが続いておりますのでご注意ください。


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古武道を体験してきました

体というものを考える場合、運動ということなしで考えるのは意味がありません。
死んだ人の体をみてあれこれ考えたったなにもわかりません。仕事をして家事をしてそんな生活のなかでどのように体を使っているのか?と、考えることが、整体をする上でとても大切だからです。

でも、世間でおこなわれている運動というものはどうも違う。そういう思いもあったので、注目したのが武道、特に古武術というものでした。

印象的だったのは、私が吹き飛ばされたということでしょう。
肩にぽんっと手を当てられただけで吹き飛びました。私を見たことがある人ならわかるでしょうが、私はそっとやちょっとで吹き飛ぶような体格ではありません。そんな私が簡単に吹き飛びました。周りで見ていた人だけでなく、吹き飛ばした当人も私が見事に吹き飛んでいたので慌てていましたけどね。

整体をするときには、虚と実ということを考えます。
整体を受ける人は虚、整体をする私は実の状態でなければ体を整えることができません。この虚というのを捉えることができると私の半分ぐらいの体重のひとでも私を吹き飛ばすことができるわけです。

さて、この虚と実、呼吸で読み取るようにしています。
ですから、息を吐ききって吸う瞬間が虚だと思っていました。でも、この考え方はちょっと浅いということを感じました。虚とか実というのはどうもそういうことではないですね。

おそらく虚をついて指を突き立てることができると簡単に体に穴を開けることができると思います。漫画『北斗の拳』でやっていたようなことが現実にできてしまいますね。

まぁ、私の場合は破壊のために虚をみるわけではありませんので、そういうことを目指したりはしませんけどね。

ただ、人間の体、運動という事について私はまだまだ何も知らないということを体感してしまいました。はたして、この整体という技、術を残りの人生でどこまで高められるのか?と思うと、もう辞めようかという気すらしてきます。
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それは痛がっておいてください

腰を痛めてしまったとします。
この痛みをとる方法はいくらでもあると私は思います。私がやっている整体が、

「唯一無二、絶対の方法だ!」

などとはこれっぽちも考えてはいません。

だから、

「明日、大事な仕事があるからすぐに動けるようにしてくれ。」

と言われれば、

「それは私がやる整体では不向きだから他をあたってもらうほうがいい。」

と答えると思います。
でも、

「3ヶ月後に元気に働けるようになりたい。」

ということでしたらいくらでも相談に応じます。

これはどういうことかというと、

結果より経過が大事

だと考えているからです。

腰が痛いとき、その痛みを私がとってはいけないと考えています。
どういうことかというと、何をすれば?どのようにすれば痛みが取れるか?ということを教えるのが本当の整体だと私は考えています。

相談に来られた方に自分で自分の体を治してもらっているのです。

腰が痛いときはたいてい、腰椎2,4,5番に問題があります。こで、多くの方はこの悪くなった腰椎を正せば良いと思うことでしょう。

でも、私はそう考えません。

「どうして、その腰椎が悪くなったのか?」

ということを考えます。

食べ過ぎたのか?
体の使い方が悪いのか?
無理な労働をしたのか?
体を冷やしたのか?
眠りが悪いのか?

体の状態をみて、

どうすればそれが解消されるのか?
どうすればそれがもう起こらないのか?

それを見極めるのが整体という技の本質なのです。

だから、私はたまにこんな事をいいます。

「この痛みはこのままおいておきましょう。」
「それは痛がっておいてください。」

笑う人がおおいのですが、私はおおまじめにいっているのです。
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武道と整体について

「私は何か大きな勘違いしていたかもしれない。」

そんな事を考えています。
というのは、古武道を研究している甲野義紀氏の本を読みました。そこにはナンバという動きについて書いてあったのですが、ナンバの動きは整体の考えと相反する面があると考えていたからです。

ナンバというのは同側、つまり右手と右足、左手と左足が同時に動く体の動かし方と考えるとよいでしょう。ナンバ歩きというのは聞いたことがある人も多いかと思います。

昔の日本人はみな、ナンバ歩きだったという話も流れたりしたそうですが、どうやらそれは勘違いが広まってしまっただけのことようです。

さて、単純に考えるなら手と足は逆側に動く方が都合がよいのです。そうすることで、体がねじれて骨盤がしまるからです。

ところが、ナンバの動きは一部の特殊な技能をもった人が使っていた技術だったのだとか。中でも私が興味深く思ったのは、江戸時代には、60kmを2時間程度で歩くような速歩術があったそうです。まぁ、スピードからすると走っていると行った方が適切かもしれません。マラソンが2時間で40kmほどですから、よほど早いわけです。

またこの術、江戸から日光まで1日で移動できたら一人前とされたそうです。
その距離が150kmですから、恐ろしい距離です。その距離を移動して次の日はくたびれて動けないとなれば駄目だったそうですから、疲れをためずに早く移動する歩行法だったそうです。

明治までこの技術は残っていたそうですから、ずいぶんもったいないなぁと思いますね。まぁ、習得が難しくて誰でもできるとうようなものではなかったそうですが。

で、前置きがながくなりましたがこういう事をやっている人はナンバの動きをしていたそうです。

さて、

「手足は逆に動いた方がいい。」

といいましたが、完全に矛盾します。

こういう話、たいていの人は眉唾だと決めつけて無視していまうことでしょう。
しかし、私には、

「ぴぴぴっ!」

と来る物がありました。

というわけで、さっそくご本人のお話を聞いてくることにしました。
もしかしたら武道をはじめてみてもいいかもしれない。そういう風に思い始めています。

まったくの思いつきで終わるか、はたまた新しい気づきにつながるか今の時点ではなんともいえませんが、日本古来の体の動かし方とうのは、やはり日本人の体格にとても向いていると思えます。それを整体に活かすことができれば面白いことになるかもしれない?いまから、そうワクワクしています。
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つぼになど意味はない

「いまそれは何をしているんですか?」
「そこはどういうつぼですか?」

などと聞かれることがよくありますが、たいていわたしはまじめに答えません。どうしてかというと教えても意味がないだけでなくかえって害になるからです。

例をあげてみましょう。
なお、わたしはつぼという言葉があまり好きではなく調整点というようにしています。ですので、以降は調整点という表現をします。

肩こりにとても効果的な調整点というのは確かに存在します。
肩こりと一口にいっても人によってその性質が異なることがありますので、その人にとって効果的であるという事が当然として前提になります。だから、こういうこともふまえずに、

「肩こりにきくつぼはありますか?」

なんてストレートな質問をしてくる方には、

「そんなものはない。」

と答えるようにしています。

次に、パソコンを1日中使っているので肩がこるという人がいたとします。
確かに、目が疲れると肩がこります。胸椎1,2,3番の動きが悪くなるからです。でも、疲れというものは一晩寝れば抜けるものです。

一晩寝ても疲れが抜けない

というのは、体になんらかの問題があるからです。
たいていの場合、体の疲れが抜けないのはただの不摂生です。夜更かしだったり、酒の飲み過ぎだったり、食べ過ぎだったりが原因です。肩がこるというのは結局のところ、ただの不摂生が原因なのです。

さて、毎晩遅くまでお酒をのんで、

「目が疲れて肩がこる。」

という人がいたとします。
そういう人が、

「肩こりにきくつぼはありませんでしょうか?」

と聞いてきました。
あなたらならなんと答えるでしょうか?
わたしなら、

「まず酒をやめろ。」

と答えます。

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