ブログ「日々整体」

手当の話

手当といいう言葉があります。
辞書で調べてみると、

 病気やけがの処置を施すこと

という意味あいの説明があります。

この手当ですが、人は体の悪いところ痛むところに自然と手があてます。そうやって手をあてると病気や怪我の治りが早くなります。これが手当の語源、そんな話はたいていの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。

さて、この手当について一度試してみたいと思っていたことがありました。
それは体にとげがささったときに手をあてるとよいという話です。とげの一部が体からでていていればすぐに抜いてしませるのですが、中にはいりこんでいるとそうもいきません。でも、手当をすると自然とでてくるという話をきいたことがあったのです。

ただ、とげが刺さることなど最近ではそうありませんので、実際に試す事がなかなかできませんでした。でも、やっとその機会にめぐまれました。

あるお宅で木製の扉を開こうとしたときに右での人差し指にとげがささりました。抜いてやるとうまい具合に、一部が指の中に残ったのです。

「これはチャンス!」

と思ったわたしはとげのささった部分に手をあててみました。
時間にして30~60秒というところでしょうか。すると物の見事にとげがでてきてさっと指でつまんでとげを抜くことができました。痛みが多少残っていましたが30分ほどできえました。翌日には傷跡もわからないようになりました。

多くの人が怪我や病気をしたときに何か特別のことをいなければいけないと思いがちです。でも、実際はたいてい手をあてるだけですんでしまいます。人間の体にはもともとそういう力が備わっているのです。それを活用することが体を整えることで一番大切なことだと私は思います。
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体の問題を先送りにする事について

「いまとりあえず普通に生活できているのでこのままでよい。」

割と多いのですが、という方は割合おおいと感じています。

ご本人がそう考えているということですので、それにたいして直接意見をすることはまずありません。

確かに、その気持ちはわからないではありません。かし、私自身はそれは駄目だと思っています。

簡単にいってしまうと、いつさらに悪くなるかわからないということでしょうか。
ひとつ例をあげましょう。

 腰が痛い

という方でで考えます。
腰は痛いけど仕事はできている、あるいは生活はできている。という方はたいてい、腰の痛みを放置したままです。腰というのは骨盤の状態をそのまま表現しているといってもいいでしょう。腰が悪いということは、骨盤の状態が悪い。つまり、自律神経のバランスが乱れているとうことです。そんな状態で放置していると体の感覚がどんどん鈍くなってきます。鈍くなると体の異常にとても気がつきにくくなるのです。ですきから、気がついたときにはもうかなり悪くなってしまっているそんな事がすくなくありません。

「ある日突然動けなくなってしまう。」

こういう事になる可能性が非常に高いのです。
そして、こんな事になった人はたいていこういいます。

「こないだ無理して重い物をもったらおかしくなった。」
「昨日、くしゃみをしたら急に腰が痛くなった。」
「昔悪くてよくなっていたのだけど、また急に悪くなった。」

残念ながらすべて間違った考え方です。さしあたって問題ないと体の異常を放置しているからこんな事になるのです。

体というのはある程度のよい状態を保つことが大切だと私は思います。
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扁桃腺の話

「熱がでてきますよ。」

整体をしているときにわたしがよくいっているセリフです。
熱を出すというのは、体を整える時の体の働きです。だから、体がかわるときにはたいてい熱がでてきます。

だから、熱がでたときには熱を下げようとしないほういいのです。
熱は出し切れば必ず下がってきます。だから、熱がでたときに熱を上げるようにしてやるのがよいのです。下げたりすると、帰って熱が長引いてしまいます。

さて、体の状態が整うときには熱がでます。
ところが、完全に熱がでる状態になっているのに1ヶ月以上熱がでてこない人がいました。もちろん、その間は体はすごくつらい状態になります。さすがにおかしいということで、気がつきました。

「扁桃腺を切っていませんか?」

と質問してみるとまったくその通りでした。

一昔前は扁桃腺をきってしまうことがよく行われていたそうです。

熱がでなくなる→風邪をひかない

というような考えだったのだろうと思います。

ところが、熱がでないということは体を整える上で非常に不利です。
人は体を整えるときに熱を出すからです。熱がでなければ体を整えることができないのです。

そういう方はどうなるか?

というと人間の体はよくできたもので、違う部分が扁桃腺のかわりをしてくれます。扁桃腺のかわりはリンパがやってくれるようです。ただ、完全なかわりはしてくれないようです。そのため非常に熱がでにくくなります。

桃腺を切ってしまっている人は、体が整いにくいのです。
もしご自身がそうであるなら、こういう自分の体の特徴は理解しておくほうがよいでしょう。
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チョコレートは体によいか?

最近、急に冷え込んできました。
するとは私は途端に鼻水が垂れてきます。もともと鼻の骨にねじれがあるので鼻の片方が常につまっているという状態です。鼻が弱い体質といえるかもしれません。

さて、体が冷えると鼻がつまって鼻水がでてきます。
自律神経で考えると、副交感神経の迷走神経が緊張します。わたしの体だとこの時に鼻水が垂れてきます。

よく、

「おなかを冷やした。」

という言葉を使うことがあると思います。
これは迷走神経が緊張したということです。ですから人によっては迷走神経が緊張したときには、お腹が痛くなったり、下痢をしたりします。

逆もまた言えます。
夏にお腹をだしっぱなしにして寝た。アイスやジュースなど冷たい物をたくさん食べた。という事をやっても、迷走神経が緊張していなければ、

「お腹を冷やした。」

ということはいえません。

また、

「風邪ひいたわぁ、お腹冷やしたかもしれん。」

とかいっている人がいれば、

「それは使い方を間違えている。」

という事を教えてあげてください。迷走神経が緊張して風邪をひくということはないからです。


さて、本題の迷走神経とチョコレートの関係です。
はチョコレートを食べたときにずるずるだった鼻水がぴたりと止まった事が何度もあります。チョコレートを食べると迷走神経の緊張が緩むからです。ですから、人によっては、お腹の痛いのや下痢をしていたのがピタリと止まる事があるはずです。

さて、おおくの方がこういう話をきくと、

「チョコレートは体にいい!」

と考えてしまうでしょう。

しかし、これは誤った考えです。
チョコレートを食べ過ぎると迷走神経が緊張しはじめるからです。

「緩むのか緊張するのかどっちなんだよ。」

と思うかもしれません。

「チョコレートは適切な量だと体にいいけど、食べ過ぎると毒にる。」

これが正解です。

私が整体指導をしている人にいつも説明している目安は、

「よく食べて週に1回」

です。


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食べない方が元気がでる

「朝食は食べないと駄目だ。」
「1日3食食べないと駄目だ。」

と、考えている人が圧倒的に多いです。
しかし、ちょっと掘り下げて考えてみれば単なる思いこみであることがすぐにわかります。

「これから40km走ります。」

という人はお腹いっぱい食べたりしません。お腹一杯食べれば重くなるのは誰にでもわかることでしょう。

「今日は大切な試験があります。」

という方もお腹一杯食べたりしません。腹一杯食べれば頭の回転が遅くなるからです。そんな事は誰にでもわかることです。しかし、とんどの人は逆をやろうとします。

プロボクサーは試合前に食事を減らして減量します。

なぜか?

それは簡単です。
減量した方が強くなるからです。食事を抜いていると視力、パンチ力、スタミナ、撃たれ強さ、すべての能力が高まってきます。

野生の生き物でも同じ事が言えます。
ライオンはお腹がすくまで狩りをしません。今食べておかないと明日食べれないとか考えたりはしません。もし、お腹がすいたときに元気がでなければどうなるか?うまく獲物をとることができなくなってしまいます。

お腹がすいている方が体は元気なのです。ちょっと考えてみればわかることではないでしょうか?

自律神経で考えてみると、お腹をすかせた状態だと交感神経が高まってきます。ると、やる気、元気、集中力、持続力、全てが高まってきます。

元気でなければ飯を抜くのです。

それだけで解決する体の問題はとても多いのです。

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