
2012年11月13日
冷えのせいで体の調子を崩している人がいました。
そこで、
「24時間、靴下をずっとはくように。」
そう指導をしたのですが、1週間後にこられると、実践できていませんでした。
どうしてかときくと、
「靴下をはくと、足が火照って眠れない。」
とのこと。
冷えが極まるとこういうことがあります。
どういうことかというと、体の感覚がおかしくなるのです。体が冷えすぎていると、靴下をはいて少し温まっただけで、火照ったように感じてしまうのです。
ただ、これは1週間ほど続けていると感覚が正常にもどってきます。
体の調子がおかしい時には、体の感覚もおかしくなっています。そういう時は、最初、多少不快であっても、今回の靴下のように継続しないと元にもどってこないことがあります。
2012年11月09日
食べ過ぎの状態は背骨をみればすぐにわかります。
たとえば、一昨日に焼き肉にいってたらふくたべてきた。という場合は、胸椎8番の左側3側というところが堅くなります。3側というの背筋の外側あたりと思っていただくといいでしょう。その食べ過ぎがしばらく状態が続くと、胸椎9番の左または右側の3側が堅くなります。
そして、長い間食べ過ぎがつづいているような人は、胸椎10番の右または左の3側に異常があらわれます。体の異常というと緊張している、つまり堅くなっていると考えがちですが、胸椎10番の3側はちょっと違います。緊張のの異常ではなく、弛緩の異常があわられます。力がぬけてゆるくしまう異常もあるということです。残念ながら、弛緩の異常は慣れていない方には判断が難しいでしょう。
さらに詳しい見方もありますが、さしあたっては食べ過ぎていると胸椎8,9,10番に異常がでてくると考えておくといいでしょう。
「食べ過ぎですね。」
と指摘すると、
「そんなに食べていない。」
と怒る方がいますが、根拠もなしにそんな事をいいません。背骨をみれば食べ過ぎかどうかはすぐにわかるのです。
8,9,10番に異常があれば食べ過ぎなのです。
これはどんなに小食であってもそうです。1日2食しか食べていない、朝はパン1枚だけ、胃の調子が悪くてほとんど食べれない。そんな場合でも、8,9,10番に異常があれば食べ過ぎです。
適切な食事量である腹八分目の食事ができていれば8,9,10番に異常がでてくることはないのです。
2012年10月21日
骨盤は動くものです。
ところが、骨盤や背骨をプラモデルようにとらえている人が多いようです。そのため、
・開いている骨盤をしめる
・下がっている骨盤をあげる
ということをすると、体の不調がよくなると考えてしまっている人がいます。しかし、そんな単純なものではありません。そこで、基本的な部分を説明しておきましょう。
まず、食事についてです。
食べ過ぎると左の骨盤がひらきます。逆に、食事を減らすとしまります。ですから、いくら骨盤をしめたって、食生活で食べ過ぎていればすぐに開いてきます。
食べ過ぎには量の食べ過ぎの他に質の食べ過ぎというものがあります。
油物、チョコレートなどカロリーの高い物を食べ過ぎると右の骨盤が下がります。ですから骨盤をいくらあげても、間食ばかりしているような人は骨盤がすぐに下がります。
睡眠との関係でいくと、寝過ぎると開き、寝不足になると締まります。十分な睡眠をとっているという人の中には寝過ぎで骨盤が開いて体の調子を崩している人がすくなくなかったりします。
運動面でとらえると、運動不足だと開いてきまし、激しい運動をすると締まってきます。
右の骨盤だけでとらえると、右の骨盤は消化器、呼吸器との関連が深いため胃や肺に不調があると下がってきてしまいます。
これらは骨盤の動きを考える上での入り口だととらえるとよいでしょう。
そして骨盤には、理想的な位置があるというわけではありません。
というのは、人間の骨盤は朝になるとしまってきて、夜になると開いてきます。季節の変化で考えていくと冬になると締まってきますし、夏になると開いてきます。このように動きのある状態が理想的な状態といえます。
ですから、開いてしまって締まる動きがない、下がってしまって上がる動きがない。そういう状態が体の異常であるということがいえます。
2012年10月07日
「私うつなんです。」
「自律神経がおかしいのです。」
そう相談されることがあります。
どうやってそれを確認したのか?と質問すると、
「ネットでみて。」
なんていう返事がかえってきます。
本気か?と疑いますが、本人はいたって本気だという点が困ったところでしょう。
インターネットでは様々な情報をえることができますが、その情報の精度はそれほど高くありません。
うつ、パニック、不安症、自律神経失調症の判断は、日々そういった方に接している専門家の方でも誤ることがあるのです。
よくある例をあげると、
「うつという診断をされたのですが・・・。」
と来られた方でも、私が確認するとうつと判断するような状態でなく、整体すればすぐに元気になってしまう方の方が多いのです。
ひどい方では、
「うつというほどひどくないね。」
というと、がっかりしてしまう方までいます。どういう事かと思いますが、どうやら、自ら調べてだした判断が違うと言われてがっかりしたり、病気である方が都合がいいという方だったりと・・・。
ネットを情報をとっての素人判断は非常に危険です。病気でもないのに、自分が病気であると判断してしまうことで、本当に病気になってしまうことが少なくないからです。
「○○かもしれない。」
そう思ってもその判断は、自分でしてはいけません。
2012年03月25日
温かくなってきました。
秋にはいるときもそうなのですが、こういった季節の変わり目は調子が崩しやすいものです。
さて、今週、整体に来られる方の体の調子をみていると、
ほぼ全員が胃の調子を崩しています。
ところが、半分ぐらいの方はそれに気づいていなかったります。
ですから、単純に体の調子が悪いということをうったえてこられるのですが、単純に胃が荒れているだけだったりする人もすくなくありません。整体としては右の骨盤さがっているのであげてあげるということがメインになります。
ただ、気づいていないというのが問題です。
胃の具合が悪いのであれば食事をちょっと控えめにするとよいのですが、気づいていないのでもりもり食べてより、余計に胃を痛めてしまっているようです。
人間は季節の変化に影響を受けます。
日本という国は四季があるのでなおさらです。暑くなった。寒くなった。ということで自分の体にどういう変化がおきているか?それをちょっと気にかけるだけでも、体調の管理はずいぶんとやりやすくなってくるものです。