ブログ「日々整体」

自分の面倒は自分でみる。

体を整えるときに一番大切な考えは、

「自分の面倒は自分でみる。」

ということです。

日本人は20歳で成人ということになっています。
成人というのはなにか?と考えれば、

「自分の面倒は自分でみる。」

ということではないかと私は思います。

「人と人は支えあって生きていく。」

そういう言葉もありますが、自分の面倒は自分でみている人がお互いを支えあうという意味だとわたしは思います。

会社で嫌な事があったので辞めて実家でニートしています。
なんていう人が、

「支えあって生きていこう。」

とかいっていても説得力はないと思わないでしょうか?

さて、ほとんどの人は老後、体が弱ってまともに動けなくなったら嫌だと考えています。おそらく自分の面倒は自分でみたいからでしょう。

そこで、この考え方をちょっと変えてみて欲しいのです。

「老い=衰える」

と多くの人が考えていますが、これは大きな勘違いです。
年をとって亡くすのはスピードだけで、年とともに健康が衰える事はありません。もちろん人間は永遠に生きるわけではありませんから、寿命というのはあります。だから、年をとるということは寿命を消費していくという事に間違いありません。

でも、年をとれば衰えるというのは完全な間違いです。
だから、死ぬ直前まで元気で、

「じゃあ、ちょっと死んでくるわ。それじゃ!」

みたいな死に方もできると私は思います。

残念ながら私は死んだ事がありませんし、死を感じたことはないのですが、できると確信しています。
なぜなら、整体を極めた、あるいは極めようとしていた人たちがみんなそうやって死んでいっているからです。そして、そういう死に方をすることはそれほど難しいことではないと思っています。

そのためにやることが、まず

「自分の面倒は自分でみる。」

ということです。
年をとったときに、

「政府や他人の助けがなければ生きていけません。」

なんていうのはわたしは絶対に言いたくないと思います。

なんていうことを、8%に上がった税率でパンを買ったときに思いました。
福祉や社会保障が充実した社会じゃなくて、福祉や社会保障が不要な社会を目指したほうがきっといい世の中になると私は思うのですよ。

みんながみんな、自分の生を精一杯楽しんで、充実させて、

「さよならっ!」

っていって死んでいく世の中です。
そんな世の中なら、社会保障や福祉などほとんどいらなくなっていると私は思うですけどね。
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体が悪くなる原因

メニエール病という病気があります。
仕事どころか、通常の生活もままならいぐらい、ひどいめまいのすることもある病気です。
耳鳴りもあわせておこることがあります。

このメニエール病の原因は、耳の奥に水ぶくれができているのが原因だと言われています。

でも、これは本当に原因でしょうか?
耳の奥に水ぶくれができるのはただの結果といえます。

「水ぶくれがどうしてできたのか?。」

という疑問に対しての答えがメニエール病の原因といえます。

耳鳴りについても同じです。

「耳鳴りの原因は、交感神経の部分的な緊張です。」

と、説明はします。
でも、どうして交感神経が緊張しているのか?というのが耳鳴りの本当の原因です。

耳鳴りの場合だったら、交感神経が緊張を起こすのはたいてい生活習慣に問題があるからです。
ストレスのせいにされることが多いですが、ストレスが原因で交感神経が過剰な緊張を起こしている人は実はあり多くありません。

だから、原因をなくそうと思うなら生活習慣を変える必要があります。そうしなければ、耳鳴りはとまってもまたすぐに鳴り出してしまいます。

メニエール病の場合も説明しておきましょう。
ただ、メニエール病ははっきりとした診断がされていないケースが多いので、ただのめまいと区別して考える方がいいでしょう。
ひらたくいうと、よくわからないめまいは全部メニエール病といってしまう専門家が多いのです。

まずは、それについて説明しておきましょう。
整体で考える場合のメニエール病は、右の骨盤と右腕に異常があるときにおこる病気です。右の骨盤が悪くなると、副交感神経の働きが悪くなるのです。そして、右腕が悪くなると頚椎6番が悪くなるので、そのせいで水ぶくれができるようになります。片方だけでそうなることはまずありまえん。両方そろった時に水ぶくれができます。

さて、

「メニエール病なんです。」

といって相談にこられる方がけっこうおられます。
そんな人に、

「これはメニエール病じゃなくてただのめまいですね。」

というと、がっかりされます。
どうも、メニエール病という病気が体の不調の原因だと考えてしまっています。でも、繰り返しますのがメニエール病というのはただの結果でしかありません。

原因というのは、

「どうしてメニエール病になったのか?」
「どうしてめまいがするの?」
「どうして耳鳴りがするのか?」

ということです。

こういう問題を解き明かすのが、整体という技術のキモなのです。

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食欲と食事のお話

「食べ過ぎると自律神経が乱れるよ。」

いつもお話させてもらっていることです。
ただ、食べ過ぎにも2種類あります。量の食べ過ぎと、質の食べ過ぎです。

量を食べ過ぎると左の骨盤が開いてきます。
交感神経の働きが悪くなるので、体が重くなる、足がむくんでくる、腰や膝が痛くなるといった変化が割合おおいでしょうか。
1つ注意したいのは、

「野菜ならいくら食べてもいい。」

と考えている人がおおいことでしょうか。
野菜は確かにカロリーが低いので、質の食べ過ぎは起こしにくいといえます。だからといって、食べ過ぎたら骨盤が開いてきてしまいます。

以前に、テレビでナインティナインの岡村さんがダイエットとして毎晩ボールに山盛りのサラダを食べていましたが、普通の人はあんなに食べれば食べ過ぎて交感神経の働きが悪くなってくると思います。専門のトレーナにアドバイスを受けて体を動かしながらやるから問題ないのだと思います。

「骨盤が開けば食べ過ぎ。」

です。
野菜でも食べ過ぎれば骨盤が開いてきます。こんな事を言うと、どこまでいいのかわからないと多くの方がいいますが、腹八分目を超えて食べると骨盤が開いてきます。

もう1つは質の食べ過ぎです。
実はチョコレートは毎日食べるような食べ物ではありません。なぜなら、すぐに右の骨盤が下がってくるからです。

骨盤は、右が悪くなりやすい人、左が悪くなりやすい人と体質があります。
ですから、左が悪くなりやすい人なのに、右が悪くなっている場合に、

「チョコレートを食べてませんか?」

と聞くとたいてい当たりです。
1日ひとかけらのチョコレートでも多いと私は思います。なぜなら、

「チョコレートをやめろ。」

と指導するだけで自律神経が整ってしまう人もいるぐらいです。

チョコレートは元々は健康食品だったのじゃないでしょうか?
だから、

「体がくたびれているときにチョコレートを食べて目が覚めて体がスッキリする。」

という経験は私にもあります。
そんな劇的に体を変化させるぐらい栄養価の高い食べ物です。そんなものを毎日食べていたら質の食べ過ぎを起こしてしまいます。

右の骨盤が悪くなると副交感神経の働きが悪くなります。
腰が痛くなる、体が重い、手足が冷える、食欲が落ちる、といった変化が感じられるはずです。

適切な量は腹八分目です。
腹八分目を守っているのに、体の調子が悪いという方は、食欲を正常に感じる事ができていない状態だと考えるといいでしょう。
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疲れるのは当たり前

体が弱くて3km歩くとくたびれて動けなくなってしまう。

そんな人がいたとします。
でも、そんな人が毎日3km歩いていたらどうなるでしょうか?間違いなく3kmぐらい楽に歩けるようになります。

逆に、10km歩ける人がしんどいから嫌だといって1日3km以上あるかないようにしていたらどうなるでしょうか?

おそらく3kmしか歩けなくなるはずです。
人間の体というのはそういうものです。使っていればどんどん丈夫になってくるし、使っていなければどんどん弱ってきます。

これは足だけでなく手でも同じ事がいえます。
3kmを3kgに置き換えて考えれみればすぐにわかります。細かい仕事を毎日していれば、手先はどんどん器用になってきますし、勉強していれば頭の回転が良くなってきます。これは体すべての事にいえます。

先日、整体をさせてもらった方が、ある専門家に

「あなたの内蔵は弱っていて働きが弱っているから、ずっと横になって体が疲れないようにしなさい。」

と、いれたそうです。

「生きている人間に疲れるな。」

というアドバイスはいかがなものかと思います。んな事をしれいればいずれ体が動かなくなってしまうと私は考えます。

それに、生きて生活していれば疲れるのは当たり前です。
たまにこんな事を相談されます。

「疲れないようにするにはどうすればよいですか?」

これは考え方が間違っています。
仕事、家事、勉強、遊びなどやっていれば疲れるのは当然です。もちろん、疲れにくい体というのはあります。それは最初に話した毎日3km歩くという考え方で問題ありません。でも、疲れない体というのは人間を辞めてしまっています。

目指すのは、

「疲れても一晩寝れば疲れがとれて翌朝すっきり目が覚める体。」

だと私は思います。

話を戻します。

「疲れるな。」

というアドバイスは私には

「生きるな。」

といっているようにしか聞こえません。
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人の体というのはそれ自体が奇跡のようなもの

「体を整えるなんて簡単だ!」

と、ある整体師がいっていたそうです。当院にこられた方がそんな事をいっていました。
その整体師に言わせれば、

「背筋を伸ばして生活して仕事して、体の左右にバランスよく負荷をかければよい。」

そういう事のようです。
一般の方がきけば

「そうなのか!」
「それが難しいのよ。」

などと思うかもしれませんが、私は

「その人は整体師として現時点では駄目だね。」

と思いました。

私は体を整えるということは難しい事だと思います。
だからどんなに勉強していても現実に人の体を整体していると、

「あれ?おかしい?どういうこと?」

なんていう状態の人に出会うのは日常茶飯事です。
そんな時に、

「体を整えるなんて簡単だ!」

なんて思い込んでいるとと、進歩がなくなると思います。
体の異常というのは、ほんの些細な事が原因で起こることもあります。このブログやメルマガで紹介してきたものでも、

・着付け教室に通っていた事が原因でパニック
・趣味のスケボーの古傷が原因で耳鳴り
・毎日食べていたチョコレートを1粒食べていた事が原因で疲労感がとれない
・体を温めるために使っていた電気毛布が原因で無気力

などなど。
これを、

「それはあなたの姿勢がおかしいからだ。」

と考えて解決できたとは思えません。
それに体の問題を本人の意思や気持ちの問題にしてしまうと何も解決しないと私は考えています。

この人は姿勢が悪いせいで体をおかしくしているなぁと思ったのは、これまでたった一人で、その人はプロの彫刻家でした。平たくいってしまうと彫刻刀の使い方が未熟なせいで、体を痛めてしまっていました。一般の人でまずこんな事はありません。

確かに学校や師から教わった事は貴重で得難いものでしょう。
しかし、それが全てではありません。実際に整体を続けていると日々気づくことがあります。

私の場合も、どうも教わった事がおかしいということで、あれこれ勉強していくうちに、野口整体というものに出会って、その弟子の方に整体について教えてもらうことができるようになりました。もうちょっと勉強していけば学んだことは間違いではなくて、実は自分が勘違いしていたということに気づくこともあるかもしれません。様々な視点や考え方を身につけていくうちにそれらがひとつにまとまってくくるかもしれないと思っています。

人の体というのはそれ自体が奇跡のようなものだと私は思います。
朝起きて、仕事して、食事して、寝てということだけ、ごくあたり前のことですけど、これがどれだけ不思議なことか・・・。

そんな奇跡的な事を何年か勉強したぐらいで分かったつもりになっては駄目だろうと私は考えます。
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